「パンクに行くぜ~!」
CV:崎山つばさ
スーツアクター:蔦宗正人
変身者
概要
『仮面ライダーギーツ』に登場する仮面ライダー。5話より登場。
ジャック・オ・ランタンをモチーフにしており(出典)、デザイアグランプリに参加している仮面ライダーの中でも珍しい植物モチーフ。
一方で動物としてのモチーフは「クマ」になるらしく、現在では「カボチャ熊」のライダーとして扱われている模様(参考)。
邂逅編の第3ミッション「神経衰弱ゲーム」においては、デザイアグランプリ運営スタッフとして初参加。
人物像(初期)
ツムリ曰く「声出し・顔出しNG」とのこと。
またランキングには「変身者の名前」も表記されておらず、徹底的に変身者の素性が秘匿されている。なので登場時からサロン内まで一貫して変身した状態で、一言も言葉を発しないし反応もいまいち鈍い…とアンドロイドか何かのような印象を受ける。
だが無感情でもないようで、
- アイテムを入手した小金屋森魚を物欲しそうに無言で見つめる。妥協案としてシールドレイズバックルを渡されるも、やはり不服そうに見つめる。
- 直前に「もう、こんな相棒じゃ(勝つのは)無理だよ。もう!」と文句を言われたこともあってか森魚にどつかれた時は即座にどつき返している(しかも森魚がどついた際のSEが\ブニッ/とギャグ漫画のようなSEなのに対してパンクジャックがどつき返した際は\ドスッ/と割りと強めに殴ったようなSEなのがシュールさに拍車を掛けている)。
- デザイア神殿のロビーから立ち去る際森魚にわざとらしく肩をぶつける。
といった行動がみられる。
活躍
5・6話
第3ミッション「神経衰弱ゲーム」では参加者がくじ引きの上でタッグ(デュオ)を組むことになっていたが、その参加者が5人しかいないので数合わせとして彼が参加。森魚は最後だったのでくじ引きどころか組める相手自体おらず、彼に宛がわれる形でやってきた(他のタッグは浮世英寿&鞍馬祢音、吾妻道長&桜井景和)。
しかし6話では彼の使った「スペシャルチケット」で組分けが変わり、景和に宛がわれる事に。デュオ変更になった景和とのトレーニングに付き合うが、景和の変身を待たずに仮想ジャマトに突撃し、呆れられていた。
「普通変身するまで待つでしょ・・・もうっ・・・!」
だが同話で道長がチケットを使ったため結局当初の組分けに戻り、最終的には最下位となった森魚が脱落した。
公式サイトでは他の脱落者が「LOSE」と表示されている中ただ1人「任務終了」になっている。元々運営スタッフなので失格になったというより運営側に戻ったということなのだろう。
本編での描写を見る限り、組んだ相手と全く連携を取ろうとしていない。トランプジャマトの攻略には連携が重要なのにも拘らず、常に独断専行で動くのでスコア稼ぎもままならない。おそらくスペシャルチケットを使わせるため最初から「ハズレ枠」としての役割を与えられたものと思われる。
9話
終盤、英寿のデザ神決定による世界リセットが行われる中、瓦礫の山に一人佇むパンクジャック。
「流石はデザ神様」
またしても勝者となった英寿に、何処か楽しそうに呟いた彼はおもむろに変身を解除し……。
以降の活躍は晴家ウィンの記事を参照。
容姿
頭部はジャック・オ・ランタンを彷彿とさせる色合いの「パンクジャッククレストギア」に覆われている。 そのため森魚からはハロウィンちゃんと呼ばれる。
運営スタッフが変身したライダーゆえか、頭部の聴覚装置「パンクジャックイヤー」にはジャマーエリア外との通信機能が備わっており、複眼「パンクジャックアイ」には外部からの映像を受信する機能が付いている。
主要4ライダー同様にパーソナルアクセサリーを持っており、パンクジャックの場合は「パンクジャックマント」というジャンプ力を高めるマントを装備している。
変身ポーズ
ゆっくりと右手を上げた後にレイズバックルを操作し、左手を掲げて変身する。
形態
エントリーフォーム
身長 | 207.6cm |
---|---|
体重 | 88.9kg |
パンチ力 | 1.5t |
キック力 | 4.0t |
ジャンプ力 | 5.3m(ひと跳び) |
走力 | 8.3秒(100m) |
『ENTRY』
デザイアドライバーと仮面ライダーパンクジャックコアIDで変身する素体。
ジャンプ力がパンクジャックマント込みのものかは不明。
第1クールは顔出しNGだった事もあり、この形態でいた時期は長い。
単体変身
『ARMED SHIELD』
デザイアドライバーにシールドレイズバックルをセットして変身する形態。
『MONSTER』
デザイアドライバーにモンスターレイズバックルをセットして変身する事実上の基本形態。
劇中では上半身状態しか登場しなかったが、フィギュアでは下半身状態も再現可能。
『BEAT』
デザイアドライバーにビートレイズバックルをセットして変身する形態。
『ギーツエクストラ』にて登場。
デュアルオン
『NINJA』
デザイアドライバーの右側に「NINJA」の柄を引いたフィーバースロットレイズバックル、左側にモンスターレイズバックルをセットして変身する形態。
フィーバーフォーム
『FEVER MONSTER』
デザイアドライバーの右側に「MONSTER」を引いたフィーバースロットレイズバックル、左側にモンスターレイズバックルをセットして変身する形態。
作例での形態
『リボルブチェンジフィギュア PB02 仮面ライダーナーゴ&仮面ライダーパンクジャック パーツセット』における公式作例。
デザイアドライバーの右側にチェーンアレイレイズバックルをセットして変身。
- モンスタービートフォーム
デザイアドライバー右側にモンスターレイズバックル、左側にビートレイズバックルをセットして変身した形態。
「リボルブチェンジフィギュア PB02 仮面ライダーナーゴ&仮面ライダーパンクジャック パーツセット」における公式作例。
- 正式名称不明
上半身が仮面ライダードゥームズギーツ、下半身はモンスターフォームがベース。
武器はドゥームズギーツの持つギーツバスターQB9に似た銃となっている。
「リボルブチェンジフィギュア PB11 仮面ライダードゥームズギーツ&ギーツIXオプションパーツセット」での作例。
- その他
食玩「装動シリーズ」では未登場のマグナムフォーム兼ゾンビフォーム用の複眼シールも付属する。
目の形状が仮面ライダーダパーンに近いので、改造すればゾンビ感染状態のパンクジャックという姿も作れなくはない。
使用アイテム
変身に使用。
強化、必殺技に使用。
レイズバックルの携帯に使用。
余談
- カボチャをモチーフとしたライダーはパンクジャックが初となる。
- 名前の由来は「パンクロック+ジャック・オ・ランタン」だと思われる。
- マスク(頭部)はダパーンの改造。更に言うとダパーンはシローの改造である。いずれもスーツアクターは蔦宗正人である。
- ちなみにシローは1話、ダパーンは4話で退場している。
- 劇場版での登場を得てから45話でのダパーンの再登場に合わせて改造され、その後『ファイナルステージ』での登場に合わせて再度パンクジャックに塗り直された。
- 雑誌「宇宙船」でのデザイナーコメントによると実は熊系ライダーで一番初めにデザインされた(片目だけ星型という「パンク」らしいデザインもそのためと思われる)。そして登場順とは逆にパンクジャック→ダパーン→シローの順でデザインしていったとのこと。
- 本作に登場するライダーは(基本的には)動物、ジャマトは植物をモチーフとしている。このため運営側に何か裏があると推測するファンもいるようだ(後にこの推測は謀略編にて的中することとなった)。
- 上記の森魚へのお返しは実は撮影現場でのアドリブ。しかも本番で森魚役のあべこうじの首にヒットしてしまうハプニングが発生してしまい、カットが掛かった瞬間「ごめんねぇ···!」と言わんばかりにすりすりしていたとのこと。
- 森魚の前であのレイズバックルを無言で見つめていた為、視聴者からは「可愛い」と絶賛されている模様。
- 作中では相性の良いライダーとレイズバックルは既に出ているが、変身者の職業からビートレイズバックルの方がマッチするのはないかと言われている。と、思ったら…
- 宇宙船Vol.181のインタビューにて、ヴィジョンドライバー/レーザーレイズライザーの音声、そしてスエルの声を担当した松岡禎丞は自身の好きなライダーにパンクジャックを挙げている。
- その印象的なデザインや変身者のキャラクターから登場回数そのものは少ないながらも多くの視聴者にインパクトを与え、2024年4月26日ではレジェンドライドケミートレカ投票で第9位にランクイン。中間発表時には第14位だったことを考慮すると、大躍進とも言える健闘ぶりである。
ケミーデザインも勿論新規で描き起こされており、グローブを付けたオレンジ色のクマが描かれた。
関連タグ
デザイアグランプリ運営に反省を促すダンス:エントリーフォームの容姿から生まれた合体事故タグ。
アンドロイド、NPC:予告で登場した際はこのような存在なのではないかと言われていた。
ジャマトライダー:同作に登場する植物モチーフのライダー。