FEVER SLOT
概要
『仮面ライダーギーツ』に登場するレイズバックルのうち大型バックルに類する金色のバックル。11話より初登場。
外見・機能
全体として光や星をあしらったスロットマシンの様な見た目をしている。
「フィーバースロットリアクター」も金色の縁取りに星柄。
「ゴールデンレバー」を倒すことでスロットリール「レイズジャックポット」が回転。出てくる絵柄は「MAGNUM」「ZOMBIE」「NINJA」「MONSTER」「BEAT」、そして「???」の6種類。
ジャマトライダーへの緊急の対抗手段として支給されたが、迷宮脱出ゲーム後も使用可能。
後の25話では敵であるジャマトライダーにも支給されており、強力な戦力となっていた。
運用方法
基本的には通常の大型バックルと同じであり、装填しレバー操作でスロットを回転させる事で、出たフォームに変身できる。
何が出るかは運任せの為、上手く引き当てれば「同じバックル2つ」や「ブーストバックル使用時」に相当する強力な変身が可能な反面、使い慣れないフォームや各種アームドで期待外れになる事もある為、正しく運任せのアイテム。
基本的には1/6のスロットであるが、「???」の場合は更に全バックルの中からランダムになる為、ブーストレイズバックルの様な「???」からしか使えないバックルは単独図柄のある5種よりも当て辛い低確率となっている。
しかし、運任せな事を抜きにすれば、これ1つで実質的に全てのバックルの力を1つ選んで使える地味に凄いバックルである。
組み合わせによって下記の様にフォームの仕様が異なる。
基本的にはレバーの位置の関係上右側にセットするが、劇場版では右側にセットした後リボルブオンし右側にマグナムレイズバックルをセットする事でマグナムブーストフォームになった他、本編21話でもロポが単独で右側に装填し使用してブーストを引き当てた上でリボルブオン。更に初めて左側で必殺技を使った為、単に辛かったり図柄が変に見えるだけでやろうと思えば左側でも使える。
使用回数やクールタイムに制限は無く、目当てのフォームが出ない場合は何度も再抽選が可能。ただし、再抽選するには出たフォームの変身が完了した後にバックルを取り外し再び変身操作をする必要があり、変身途中のキャンセルは不可能な模様。
運任せであるにも拘わらず引き直せるのは意味が無い様にも思えるが、実際には戦闘中に使用されるものである以上は何度も運任せの変身を繰り返すには限度があり、手間が掛かる事自体がデメリットとなっている。
他の大型バックルと共にデュアルオンした状態で、もう1つのバックルと同じスロットを引き当てる事で「フィーバーフォーム」へと変身可能。ブースト等の単独図柄が存在しないバックルでも「???」を引き当て、もう片方と同じ装備が出現させる事でフィーバーフォームを発動可能。
発動に成功すれば全身に同じ装備を展開し、本来のフォームを数倍のスペックへ強化した形態で戦闘可能になる。
- ゴールデンフィーバー
「???」の絵柄を引いた場合かつ、フィーバーフォームにならなかった状態。
小型バックルの「アームド○○」を含んだ形態の中からランダムで纏う装備が決定する完全に運任せのフォーム。
単独使用で「???」が出た場合とデュアルオンで「???」の内容がもう片方と一致しなかった場合が該当する。
複眼は各形態準拠の色になる。
また、レアアイテムのブーストバックルも入っているが、先述の通り全バックルからの抽選になるので当選する確率は著しく低い。
音声も相まって、フィーバーフォームとは別の意味で大当たりの形態である。
- ヒット
「???」以外がヒットした場合、その名称と同じ大型バックルを使用した場合と全く同じフォーム・スペックとなる。デュアルオンについても同名バックルと同様に可能。
複眼は同様に各形態準拠の色になる。
尚、後述する玩具版では再現不可能な劇中の仕様として、フィーバーフォームか否かで音声が変化している。
- フィーバーじゃない「???」
小型バックルが割り振られた際はゴールデンフィーバーのインスト版が使用されている。
MOVIEバトルロワイヤルと21話のブーストフォーム変身時はそのままセリフ付き音声が流れた。
- フィーバーじゃない「???」以外の出目
「FEVER」の部分が省略され、「HIT(バックル名)」と効果音+省略BGMが流れる。
形態
フィーバーフォームは各該当記事を参照。
単体変身
ライダー | フォーム | スロットの絵柄 | 初登場 |
---|---|---|---|
ギーツ | モンスターフォーム | MONSTER | 12話 |
ギーツ | ブーストフォーム | ??? | MOVIEバトロワ |
ロポ | ブーストフォーム | ??? | 21話 |
ナーゴ | ブーストフォーム | ??? | 28話 |
ランサー | ビートフォーム | BEAT | 33話 |
デュアルオン
ライダー | フォーム | スロットの絵柄 | 上半身側 | 下半身側 | 初登場 |
---|---|---|---|---|---|
ギーツ | アームドドリルマグナム | ??? | フィーバースロット | マグナム | 12話 |
パンクジャック | ニンジャモンスターフォーム | NINJA | フィーバースロット | モンスター | 〃 |
バッファ | ビートゾンビフォーム | BEAT | フィーバースロット | ゾンビ | 〃 |
タイクーン | アームドウォーターニンジャ | ??? | フィーバースロット | ニンジャ | 〃 |
ナーゴ | アームドプロペラビート | ??? | フィーバースロット | ビート | 〃 |
バッファ | アームドプロペラゾンビ | ??? | フィーバースロット | ゾンビ | 15話 |
ギーツ | マグナムブーストフォーム | ??? | マグナム | フィーバースロット | MOVIEバトロワ |
ジャマトライダー | ブーストジャマトフォーム | ??? | フィーバースロット | ジャマト | 25話 |
〃 | モンスタージャマトフォーム | MONSTER | フィーバースロット | ジャマト | 〃 |
ナーゴ | ゾンビビートフォーム | ZOMBIE | フィーバースロット | ビート | 〃 |
〃 | ビートゾンビフォーム | ZOMBIE | ビート | フィーバースロット | 〃 |
バッファ | モンスターゾンビフォーム(ジャマ神) | MONSTER | フィーバースロット | ゾンビ | 36話 |
玩具
発売は2022年11月26日。
ビートレイズバックル同様に電池必須のアイテムとなっている。一部は金メッキ仕上げで、クリアイエロー部分にはラメが入っており、最強フォームアイテムの様な豪華な存在感。
バックル側から音声が鳴る都合上、反対側のバックルが何か=フィーバー状態かを識別不可能な為、実際の音声としてはスロットリールのみで決定しており、フィーバーフォームでもマグナムブーストフォームの様な特別な音声は発生しない。
玩具版限定と思われる仕様として、ゴールデンレバーの付け根にあるパーツを回すことでレイズジャックポットを手動で選択可能になっている。
本製品は構造上の都合によりバックルを横向き、或いは若干下向きにしなければスロットが上手く動作せず(これに関しては説明書にも記載がある)、それに加えてランダム玩具の遊び辛さもある為、その補助且つ動作不良が起きた際に手動で修正する為の措置と思われる。
また、ビートに続きバックル自体に音声がある為、デザイアドライバー無しでも手動だけでバックルの音声を出す事が可能。
他のアイテムの名前を収録し読み上げるタイプではあるが、「???」の存在と仕様から、この商品より後に登場したバックルが存在しても「???」枠として対応可能な可能性がある(現状は登場していない)。
先に上半身を変身した上でリボルブオンし後から右スロットへフィーバースロットを追加する劇中とは逆に、スロットを先にセットした上で反対側に通常のバックルを追加した場合はそのバックル名のみが流れ効果音はカットされ、且つ1度フィーバー側で必殺技を発動するまでは何度操作してもバックル名が繰り返され必殺技の音声が発動されない。
尚、こちらの音声仕様は劇場版における変則的なマグナムブーストフォームの際にのみ用いられた。
玩具リンク
そして2024年6月30日、ブーストマークⅡレイズバックル共々PREMIUM DXよりメモリアル版の発売が発表された。重塗装と新規造型を盛り込み、さらに使用者6人のボイスを収録。この上、狙ったフォームが高確率で出せる特許技術を搭載している。
余談だが、最初に発表されたメモリアルバックルよりも後に発表されたメモリアルバックルの中では唯一再販されなかったバックルである(マークⅨ、モンスター、マークⅡはプレミアムバンダイにて再販されており、再販版が発送されてから長くても半年以内にメモリアル版が発表されたので、再販版の発送日とメモリアル版の発表の期間の短さに対しての苦言や再販版を購入した人達への同情の声が出ていた)。
余談
- 金ピカで十字星で強化形態変身アイテムである事から、発表当初から黄金の最強ゲーマーを思い出したとする感想もある。あちらは劇中では複数の金色だが、玩具版では一部が金色からクリアイエローに変更されており、玩具としては非常に似通った状態となっている。
- 公式サイトではゴールデンレバーが「ゴールデンロットレバー」と記述されている箇所がある。記載ミスなのか、本来はゴールデンロットレバーの名称なのかは不明。
- そのスロットマシン型仕様からファンからは「課金レイズバックル」「ソシャゲのガチャ」「レイズバックルのリセマラ」等と渾名がある。
- スロットのリールにはこのバックルが登場する以前に登場した大型バックルが描かれているが、ブーストのみ単独の図柄が無い。理由としては、ブーストバックルはレア度が高い事や、全員がブーストフォームになる事が可能になってしまう事を避ける事等が考えられる。
- しかし、乖離編以降は仕様が変更されたのかは不明だが、そもそも小型バックル形態が殆ど出ない事もあってか基本的に「???=ブースト確定」の状態。
- 玩具版ではゴールデンレバーを早く離してしまうとリール回転音が聴こえないが、実はレバーを少し長めに引っ張ってから離すと聴ける様になっている。リセマラに飽きたらやってみよう。
- バックルシミュレーターでは対応する特定の大型バックルとの連動に限られており、それ以外のバックルで実行すると「組み合わせられないバックル」として扱われ取り外しを迫られる。対応しないバックルは、レジェンドバックルを含む小型バックル、後から登場した大型バックル(コマンドツインバックルやパワードビルダーバックル等)が該当する。また、MOVIEバトルロワイヤルの様に組み合わせた後のリボルブオンも不可。この仕様から「フィーバーアームド○○」、「フィーバーレイジングフォーム」、「フィーバーパワードビルダーフォーム」の様な形態は存在しない事が察せられる(玩具での再現は可能)。まぁ小型バックルに関しては元から複数存在する上、スペックの変化も無いのでフィーバースロットで行う意味は特に無いのだが…。
- 因みにシミュレーター上では「フィーバーバックル」の略称が用いられている。
関連タグ
- タツロット:スロット機能を持つ金色の強化アイテム。但しスロット要素は必殺技のみで、強化後の姿は固定。因みに、初登場回のサブタイトルは「皇帝・ゴールデンフィーバー」。
- ダイスサーベル:スロットによって技の威力が変化を発動させる金の武器。
- ドリームベガス:スロットをモチーフにした形態。
ジャイアントスパイダーバイスタンプ←フィーバースロットレイズバックル/プロージョンレイジバックル→レジェンドカメンライザー