概要
『仮面ライダーギーツ』に登場するレイズバックルの分類の1つ。
バンダイの玩具開発部にて用いられている模様。その為、劇中の用語では無いと思われる。
特徴
比較的小さい方のレイズバックル。
デザイアドライバーにセットする事により、ライダーに「アームド装備」を実装する。
サイズが小さいのでギミックは大型に比べて簡素であり、ベルト自体の見た目の変化も殆ど無い。
概ね形状は統一されており、ベース部分は黒+バックル固有カラーの二色。武装の造形部分がそのまま操作箇所になっている。
2話で英寿と森魚が同じシールドレイズバックルを所持している描写があり、同一のバックルが複数存在している事が判明している。
付随する装備は胸と肩(または腿と膝)のみを保護する簡素な鎧に良く言えばシンプルで扱い易い、悪く言えばギミックが少なく拡張性が無い比較的小型の武装という質素な物。
フィーバースロットレイズバックルで「???」を引いた際もランダムで使用出来るが、わざわざフィーバースロットを使用してまで引き当てた装備としては基本的にハズレであり、殆どの場合すぐにリセマラされている。
ゲーム的に言えばノーマルレアまたはコモンであるが、時にはハズレ装備でもあり、作中でも吾妻道長が(シールドと特に使い辛いウォーターを指してだが)明確にハズレだと言及している。
- 12話でもフィーバースロットレイズバックルの力でプロペラを引き当てた際に初参加の時には殆ど小型バックルで戦い抜いた祢音からも「ハズレ」と不満を露わにされていた。
- だが、その道長も16話でフィーバースロットレイズバックルでプロペラを引いた際は空中のラフレシアフォートレスジャマトに近づく手段であるの事から「運が回ってきたぜ…!」と称しており、祢音の「ハズレ」についてはアームドでは到底敵わないジャマトライダーと相対していた為であり、時と場合にもよる(勝ち急ぎ過ぎた道長は強引な接近が祟り殆ど何も出来ないまま敗北してしまったので望み通りだろうと結局は使い方次第であるが)。
- 攻撃力こそ大型には敵わないが使用すればある程度防御力や視覚能力が強化され、武装の確保と必殺技の発動も可能になるのでエントリーフォームよりは遥かにマシと言える。有ると無いとでは雲泥の差がある為、デザイアグランプリを生き残るには最低限確保しておかなければならない要素である。
劇中では当記事の呼称は使われていないが、35話にて祢音が沙羅に渡したゲームの一連の流れを記載したノートには「小さなバックル」と記載されている。
仕様
千差万別の大型バックル形態と異なり、小型バックルの「アームド装備」は基本的に色と名称以外が統一された以下の構成に統一されている。
なお、武装するだけで重量以外のスペックはエントリーフォームから変化しない。
※下記の○○にはマゼンタなど色が入る。
- ドライバー右側に装填した場合:右肩に装甲「ショルダーシェル」を、右胸に拡張武装を使用した戦闘術を付与する「○○オーバープレート」と呼ばれる拡張装備を実装する。
- 複眼は黄色い「アームドブライトアイ」に変化するが、クラッシャーは黒いブランク状態のまま。
- ドライバー左側に装填した場合:左膝に「ニーシェル」、大腿部に武装との連携による足技を得意とする「○○アンダープレート」を実装する。
加えてバックル毎に固有の拡張武装(アームドウェポン)が召還可能になる。この武装はリボルブオンで下半身側に移動した場合も使用可能(上記の通りスペックの変化は無い為、小型バックルでデュアルオンした場合はリボルブオンする意義は薄い)。
「ギガントコンテナバックル」は、パワードビルダーバックルやギガントバックルと言った特殊なレイズバックルとの連動が前提の構造をしており単独運用された例が無い為、(全てが)上記に該当するか不明となっている。
一覧
アームドウエポン用
上述の通り複眼は一律で黄色。
レイズバックル | 単体形態 | 拡張武装 | 使用者 | 初登場 | プレート |
---|---|---|---|---|---|
アロー | アームドアロー | レイズアロー | 1話 | グリーン | |
ウォーター | アームドウォーター | レイズウォーター | 2話 | シアン | |
ハンマー | アームドハンマー | レイズハンマー | 〃 | マゼンタ | |
シールド | アームドシールド | レイズシールド | 〃 | ブルー | |
チェーンアレイ | アームドチェーンアレイ | レイズチェーンアレイ |
| 5話 | オレンジ |
クロー | アームドクロー | レイズクロー |
| 〃 | イエロー |
ドリル | アームドドリル | レイズドリル |
| 9話 | オーカー |
プロペラ | アームドプロペラ | レイズプロペラ | 〃 | グレー |
ギガントバックル用
バックル名 | 拡張武装 | 使用者 | 初登場 | プレート |
---|---|---|---|---|
ギガントコンテナバックル ※1 | ギガントソード/ギガントハンマー/ギガントブラスター | シーカー、ギーツ ※2 | バトロワ、17話 | 黒 ※3 |
※1:拡張装備のプレートやシェルが(フィギュアではリボルブオン後のプレートとシェルも)確認できるため、小型バックルに該当すると推定。
※2:デザイアドライバーでのデュアルオンは無く、腰のレイズバックルホルダーに装着される。
※3:プレートの縁がイエローの特別仕様となっている。
ウエポンレイズバックル
バックル名 | 拡張武装 | 使用者 | 初登場 |
---|---|---|---|
マグナムシューター40Xレイズバックル | マグナムシューター40X | ギーツ | 19話 ※4 |
※4:現時点ではギガントバックルと同じ様にパワードビルダーバックルのギガントアセンブルに装填する形で使用されている。デザイアドライバーでは未使用。
玩具オリジナル
レイズバックル |
---|
アローレイズバックル(シルバーメッキver.) |
アローレイズバックル(クリアカラーver.) |
ハンマーレイズバックル(ゴールドメッキver.) |
クリスマスレイズバックル |
本編未登場
商品化
DXのみの大型バックルと異なり、こちらは食玩とガチャガチャでも発売されている。
1度に販売される種類はそこまで多くない為、レジェンドバックルと一緒のアソート。
コンテナバックルは現状セット版の「DXパワードビルダーバックル&ギガントバックルセット」しか存在しない為、大型バックル同様DXアイテム限定。
- 因に玩具では「ギガントホルダー」の名称になっている。
余談
- 商品化に際し、デザイアドライバーに付属するIDコアがギーツのみである為、パッケージに主役のギーツと2号ライダーのタイクーンである事は自然かもしれないが、問題点はパッケージの組み合わせがほぼ全く使用されていない事か…。
- と、言うのも「シールド&アロー」はアローがギーツでタイクーンがシールド(劇中ではギーツは第4話で使用した場面があるが、記録映像内のほぼ一瞬な上にタイクーンは未使用)、「チェーンアレイ&クロー」と「ドリル&プロペラ」は両名共未使用(ドリルは第12話でギーツが使用したがフィーバースロットレイズバックルの効果で変身したのでドリルバックル自体は未使用)と見事に噛み合っていない。
- 近年では、この手の組み合わせは最低限劇中に登場する形態に合わせていた為、こうも噛み合わないのは珍しい。
- 寧ろ、食玩の単品販売のパッケージ方が劇中との一致している比率が辛うじて高い。
- レイズバックルはゲームが1シーズン終わる毎に運営に自動で回収され再度ランダムで配布されるが、事実上の基本形態に該当する大型バックルの数が増えた事もあってか話数が進む毎に小型バックルの出番・使用回数が激減している(強化フォーム登場以降は従来の派生フォーム系アイテムの登場頻度が落ちるのは毎度の事なのである意味例年通りではあるが、チェーンアレイに関してはソレ以前から擁護不可能なレベルで扱いが悪い)。
関連タグ
プログライズキー:脚本家繋がりの作品に登場する似たような形状の矢印マークが刻印されたアイテムで、歴代ライダーファンは初見で想起した模様。