概要
仮面ライダーギーツに登場する組織。
ジャマトと仮面ライダーが戦いつつも、仮面ライダー同士でバトルロワイヤルを行い、優勝者を決めるゲームであるデザイアグランプリの基本的なルールの取り決めやゲーム進行などを取り仕切っており、デザイアグランプリの中核となる組織。
ただし、ゲームの運営であるからと言って勝手な行動が許されている訳ではなく、デザイアグランプリ自体がオーディエンスが観戦するエンターテイメントである事から、スポンサーやオーディエンス側の意向を無視する事はできない。
また、運営側に属するキャラクターは全員目に関する動作が名前の由来と思われる(ツムリ「目を瞑る」ギロリ・ニラム「ギロリと睨む」サマス「目を覚ます」など)
現在のところ、ナビゲーター、ゲームマスター、ゲームプロデューサーと言った役割が確認されている。
デザイアグランプリの主なエネミーであるジャマトとも強い繋がりがあると思われるが、詳細は不明。
主な運営側の人物
デザイアグランプリの進行を行う人物たち。ただし、「デザイアグランプリを進行する」という目的こそは一致しているものの、それ以外での思惑は必ずしも一致しているとは限らず、時と場合によっては反目し合う事もある。
ナビゲーター
運営の中でも、デザイアドライバーとIDコアをデザイアグランプリの参加者達に与え、ゲームのルールを説明する役割を担っている。
英寿とはタメ口で会話するほどの付き合いであるようだが、口調通りの人物関係になっているかは不透明である。
かつてのデザイアグランプリでツムリの前任としてナビゲーターを務めていたとされる女性。
浮世英寿の母親とされる人物だが、現在の消息は不明と謎の多い人物。
ゲームマスター
デザイアグランプリにおいて、ゲームを取り仕切る存在。
デザイアグランプリのルールの制定から、ゲーム内のライダーの動向の把握などを行うことができる。
ゲームマスターの性格によってゲームの内容は大きく変更される事から、デザイアグランプリ内でもかなり権限の強い役職になっている。
また、ゲーム内での権限やデザイアグランプリに参加する仮面ライダーとは別のシステムによって変身する仮面ライダーへの変身も行えるが、仮面ライダーへの変身はあくまでもゲーム参加者への制裁などの限られた場合のみに許されている。
現在のところ、役割の交代によって二人のゲームマスターが存在するが、映画には元ゲームマスターだった人物が登場している。
- 黎明編~謀略編:ギロリ
神殿のサロンを休憩所として、デザイアグランプリに参加するライダーたちに情報の提供などを行なっていたが、英寿をデザ神から降ろす為にゲームそのものを崩壊させた為、ゲームマスターの資格を剥奪された。
ゲームの傾向としては、基本的には大量にデザイアグランプリのゲーム参加者を募り、缶蹴りや神経衰弱などの各種ミッションを重ねる事で脱落者を出していき、最後に生き残ったプレイヤーをデザ神に認める。いわばサバイバル重視のゲーム性を取り入れており、このタイプのゲームでは浮世英寿が圧倒的に有利であった事から、英寿の不敗神話を作る事になった。
- 乖離編~:チラミ
ギロリとは性格や言動が正反対で明るく陽気で、お茶目な所がある。
その性格からか、ギロリとは違いゲーム初回から自分がゲームマスターである事を明かし、デザイアグランプリのプレイヤーと共同生活を行う。
一方で、彼の考案したゲームは、基本ルールが複雑な、一筋縄ではいかないゲーム性をしている。ゲーム経験者である少数のゲームプレイヤーを選定し、デザイア神殿のサロンでのプレイヤー同士の共同生活を行わせる。最大の特徴として、投票制と人狼ゲームの要素を取り入れたゲーム性をしており、サバイバル性よりも頭脳プレイを重視しているゲーム性をしている。
まず、デザ神に選ばれる為にサバイバル制ではなく、投票制を導入しており、各種ミッションでのプレイヤーの活躍に応じてオーディエンスから投票され、最終ゲームで一位の支持率を得たプレイヤーがデザ神となる。そして、プレイヤーの中にはデザスターという一種の裏切り者を制定しており、デザスターは最後までバレずに生き残った場合、デザ神からその座を奪い取る事ができる。
プレイヤーは、デザスターを特定する為に日常を共にし、互いに監視し合いながら、各ゲームを生き残りの為に戦う事になる。
- 元ゲームマスター・???(ネタバレ注意)
ゲームプロデューサー
デザイアグランプリ参加者と直接対峙する事は少ないながらも、ルールに違反したゲームマスターを解任する権限も持っており、ゲームマスターよりさらに強い権限を持っている模様。
ゲームの公平性を監視し、スポンサーと直接やり取りする他、必要とあれば独断で未実装のアイテムを転送することもある。
ギロリを解任した張本人であり、その際にゲームマスター専用のドライバーを回収したり、ゲームマスターの代わりは幾らでもいるという発言を行った事から、デザイアグランプリでもかなり強い権限を持っている事が窺える。
ニラムの部下を務める女性。常に彼と行動を共にしている。
スポンサー・オーディエンス
デザイアグランプリの運営を支援する存在であり、彼らからの協力がある事でデザイアグランプリが執り行われている。
ただし、スポンサーの支援が資金だけであるとは明言されておらず、また、スポンサーの中には過去にも仮面ライダーとしてデザイアグランプリに参加したと思われる人物もいる事から、プレイヤーとも深い関わりがあるとも思われる。
オーディエンスはデザイアグランプリに参加するライダーに対して、シークレットミッションを通してプレイヤーレアなレイズバックルを贈るなどの応援を行うサポーターとしてゲームに介入する事ができる。
また、スポンサーには運営側だけでなくジャマト側にも存在しており、ジャマト側のスポンサーであっても、支援するライダーを定めた場合はオーディエンスとして参加できる。
デザイアグランプリのオーディエンスの一人。青いメッシュの入った黒髪の謎の青年。英寿のサポーター。
デザイアグランプリのオーディエンスの一人。景和のサポーター。スーツを着たカエルの置物を介して話す。
ジャマト側のスポンサーをしており、吾妻道長がデザイアグランプリを退場してもなお、仮面ライダーを倒そうとする姿勢を崩さない事から、仮面ライダーバッファのサポーターになる。
祢音のサポーターであるデザイアグランプリのオーディエンス。見た目はまさにイケメンそのもので、今のところは彼女に自身がサポーターであることは明かしていない。
この他にも、晴家ウィンの実家などがスポンサーとして活動している事が分かっている。
ただし、オーディエンスがどのようにしてデザイアグランプリを視聴しているかは現在のところ不明。
その他
植物園のような「ジャマーガーデン」でジャマトを飼育している謎多き老人。
デザイアグランプリのメインエネミーとなるジャマトの飼育を担当しているのみならず、ゲームマスターとの通信を行える、退場したライダーのIDコアを集められるなど、運営側と深く関係していることが窺えるが、詳細な関係や役割は不明。また、ジャマトの飼育に退場したライダーそのものが深く関わっている事も明かされた為、単なる裏方というだけでなく、デザイアグランプリの闇に関わりがあると思われる。
怪人であるジャマトを我が子のように愛しているなどの異常性が垣間見えているだけでなく、運営側でありながら「デザイアグランプリの破壊」を目論んでいることも明かされている。
彼女の曰く「その権能を運営が独占している」らしく、その正体が生き物なのか物体なのか不明。
余談
ライダー同士の対立を仕組んでいるこの手の組織には珍しく、スポンサーを始めとする支援者の存在がかなり大々的に明かされ、かつ深くゲームに関わっている。
特に、「運営の暴走を止める為にプレイヤーがスポンサーの力を借りる事ができる」、「オーディエンスによって強化アイテムが供与される」などは過去の作品になかった斬新な描写となっている。
関連タグ
仮面ライダーギーツ
フェニックス→DGP運営→???
神崎士郎:過去の仮面ライダー作品で行われたライダーバトルを取り仕切っていた人物でこっちは己の目的の為だけに戦いを仕組んだ。
幻夢コーポレーション…仮面ライダーのサバイバルゲームの運営を取り仕切っていた企業。
ここからは作品の真相にまつわる記述なので注意
第23話で発覚した事実。実はデザイアグランプリの運営もオーディエンスもその正体は遥かな未来からやってきた未来人であり、様々な時代を舞台にプレイヤー達が戦う姿を「エンターテインメント」として楽しんでいた。