「やれ。お前こそがデザ神になるんだ 桜井景和」(第18話)
演/声:俊藤光利
変身する仮面ライダー
・仮面ライダーケケラ
概要
『仮面ライダーギーツ』に登場する、デザイアグランプリのオーディエンスの一人であり桜井景和/仮面ライダータイクーンのサポーター。
蛙の瀬戸の置き物のような姿をしていて、黒いスーツを着た人型の蛙が頬杖をついて台座に座っているというポーズと表情はどことなく高圧的に見える。
初対面の景和からはスピーカーと思われた一方で、第24話では「未来の蛙が喋ることに驚いた(意訳)」と言われても否定しなかったが、これが本来の姿なのかは現状不明。
観客席は畳や屏風といったどことなく和室を思わせる雰囲気となっている。
甘党なのか、ミニチュアサイズの緑茶や羊羹等の和菓子が置かれていることも。
景和がデザ神になることを望んでおり、優しい性格故に迷うことが多い彼に喝を入れたり、乖離編でのデザイアグランプリがこれまでと違うことを改めて伝えるなどのアドバイスを行う。この点はギーツの活躍を観客として楽しんでいるジーンとは異なる。
第24話ではナイスミドルな人間の姿を披露し、仮面ライダーケケラに変身。髪には白と、タイクーンのメインカラーである緑のメッシュが入っている。
この際「人間のデザインも悪くねえだろ?」と他のサポーターに語っており、少なくともこちらは本来の姿ではない模様。
第25話で判明した事だが未来人は見た目などを自由自在に設定できるらしく姿を自由に変えられるようだ。
人物像
落ち着いた口調の人物で、道楽でデザイアグランプリを楽しんでいる他のオーディエンスとは違う雰囲気をまとっている。
また参加者たるプレイヤーの中では景和に入れ込んでいる様子であり、彼の活躍に並々ならぬ期待をしている。
景和に対するオーディエンスからの支持率は悪く、第17話時点ではたったの1%しかなかったが、恐らくその1%こそがケケラが投票したものと思われる。
また、今まで景和がブーストレイズバックルを何度も入手してきたのも、彼の差し金であることが第19話で判明した。
なお、景和を支援する理由については「お前の活躍を見て、笑えりゃそれでいい」と本人に語っているものの、問いかけに対し明らかに動揺しており、別の理由があると思われる(第27話)。
一方で、靴を履いたまま畳に上がり、勝手に蛙の置き物に触れた景和を怒鳴りつけるなど、たとえ支持している相手であっても礼儀にはうるさい模様。
また、怒っている時は口調がかなり荒っぽくなっており、熱くなりやすい性格であることがうかがえる。
活躍
- 第18話「乖離Ⅱ:ブラボー!ジャマーボール対決!」
景和が五十鈴大智からデザスター疑惑を掛けられニンジャレイズバックルを没収されたのを見て、「(景和が)丸腰じゃ困る」という理由から、景和には馴染み深い人助け関連のシークレットミッションを設定し、(ミッションとは知らず遂行した)彼にコマンドツインバックルを入手させた。
なお、ジーンから「景和がデザスターだったら困るから余計なアイテムを渡して欲しくない」と言われた際に「あいつが?まさか」と返していることから、お人好しの景和がデザスターである可能性は低いと考えている様子。
- 第19話「乖離Ⅲ:投票!デザスターは誰だ!」
ゲーム終了後は、ナッジスパロウが脱落したこと、景和がジャマーボール延長戦で活躍し支持率を上げたことで上機嫌な様子を見せ、景和に「デザスターが誰か突き止めろ」「お人好しの自分とおさらばするんだ」と喝を入れるか発破を掛けるかのように言い放つのだった。
- 第21話「乖離Ⅴ:ゲイザーの鉄槌!」
なお、フィーバースロットの方もタイクーンが使う前にロポに奪われて使用された挙句、ロポがフィーバースロットを所持したまま脱落していったため、タイクーンは実質何も得られていない形となった。
どんまいケケラ。
- 第23話「乖離T:いざ!推しのためなら」
- 第24話「乖離SP:緊急特番!デザグラのすべて!」
その後は人間の男性に姿を変えてベロバの前に登場。レーザーレイズライザーで仮面ライダーケケラに変身し、仮面ライダージーンや仮面ライダーキューンと共に仮面ライダーベロバと交戦する。
なお、ケケラの人間態を初めて見たベロバは、当然誰なのか分からず困惑していた。
「俺だ。人間のデザインも…悪くねェだろ?」
ベロバ「…だからぁ、誰ぇ?」
「…俺だよ!」
キューン「その声はケケラだね?」
「ンだよお前も来たのかよキューン…」
- 第25話「慟哭Ⅰ:ジャマトグランプリ♡」
作中では、現代で準備中だった「祭り」に興味を示しており、景和から「未来から来たのに俺達のこと知らないの?」と聞かれた際は「お前達だって古代文明の暮らしは詳しく知らねえだろ?それと同じだ」と答えた。
余談
- 声を担当する俊藤氏は、『仮面ライダーW RETURNS』で大野幸弘を、『仮面ライダーアマゾンズ』で志藤真を演じている。
- うち後者に関しては、第19話で「これはデザスターを食うかデザスターに食われるかの戦いなんだ」という中の人ネタとも取れる台詞が入れられている。
- 第18話での動きから「景和がこれまでブーストレイズバックルを何度も手に入れていたのは彼の差し金では無いのか?」と冗談混じりの考察が上がったが、続く第19話で本当にその通りであったことが判明。一部視聴者からは「推しに赤スパチャを送るガチ勢」と評され、更に第19話では前半戦の結果を受けて景和に熱い説教をかまし、デザスターを突き止めるためにも今までの自分の殻を破るよう発破を掛けていたことから「景和の限界オタク」「推しに説教しちゃう厄介オタク」などと言われている。また、序盤で景和はブーストバックルを手に入れても他の誰かにあげてしまう事が多かったため「せっかくブーストバックルを入手してもすぐ他人にあげてしまう景和への(ケケラの)反応が見たい(要約)」との声も散見された。
- 名前の由来はオーディエンスの名前法則である「感情の動き」から、「ケラケラ笑う」と「せせら笑い」の組み合わせと思われる。
関連タグ
仮面ライダーギーツ オーディエンス(仮面ライダーギーツ) 仮面ライダーケケラ
ガマノ師匠:忍者ライダーと協力関係にある蛙のキャラクター繋がり。こちらも人間態を持っているほか、協力しているライダーが活躍しているのも2022年である。更に言えば、演者もアマゾンズ出演経験があるという点で共通している。
GOD総司令:オブジェから声を通して正体を隠していた先例
溝呂木眞也/ダークメフィスト:『ウルトラマンネクサス』に登場する中の人繋がりのキャラクター。(善悪問わないと)ヒーローへの変身はメフィスト以来19年ぶりとなる。
限界オタク/厄介オタク:視聴者からの反応。
マスコット:傍目から見れば。
説教部屋:この番組のこれを思い出した人も多いだろう。