プレミアムベロバ

ぷれみあむべろば

特撮番組『仮面ライダーギーツ』に登場する戦士。

「自分の手で汚しておいてハッピーエンドを願うなんて…アンタには不幸がお似合いよ」

道長「……全員グルってワケか…！」

『BEROBA SET』

『LASER ON』

『PREMIUM BEROBA LOADING』

『READY FIGHT』

道長「仮面ライダー…じゃない……！？」

「デザグラプレミアム会員の証よ」

CV：並木彩華

スーツアクター：五十嵐睦美

変身者

・ベロバ

概要

『仮面ライダーギーツ』第42話より登場。

ベロバがジットから盟約の証として渡されたブラックレイズライザーカードを装填して変身した変身体。

ピンク主体の生物的な装甲を纏ったような姿をしており、闘牛のツノのごとき紫色の突起が特徴的。まるで牛の頭を持つ悪魔にも、道化師にも見える。

システム的には仮面ライダーベロバの強化形態に相当するが、公式からは「ジャマトでも仮面ライダーでもない」、「プレミアムな化物」と明言されているので、新たな怪人の類であることは確か。ジャマトと別種の怪人に分類されるか、擬似ライダー扱いなのかだが、公式サイトではライダーと同じ場所に分類されている。

一方、『仮面ライダーギーツ公式完全読本』でプレミアムベロバのデザインを手掛けた竹谷隆之氏によれば「ベロバが怪人態になるということでデザインした」との証言もあるほか、『仮面ライダーギーツ特写写真集 創世』でも紹介すらされておらず、あくまでも「怪人態」として見られる場合も多い(『公式完全読本』では、プレミアムベロバとプレミアムケケラはクリーチャーデザインの項目で記載されている)。

同本では竹谷氏曰く『カッコよく』『仮面ライダーのつもりで』というデザインオーダーだったことも明かされており、「限りなく仮面ライダーに近いが仮面ライダーではない」という扱いは公式サイト・関連インタビューを通して一貫されている。

スペック

• 身長：211.0cm
• 体重：98.7kg
• 特色/力：格闘/超耐久力

仮面ライダーを辞めてしまったからかライダー時代にあった基礎ステータスが削除されており、パンチ力やキック力がデザイアグランプリにゲスト参戦する際のリスクを最小限に抑えるために、特別に運営陣に匹敵する程の戦闘能力が与えられている。そこにベロバが持つ“デザイン力”が反映されることで、戦闘を十分に満喫するために超耐久力が備わっている。

劇中ではタクティカルブレイクを喰らっても特に動じない程であり(同じく受けたプレミアムケケラは防御の体勢を取っている)、生半可な攻撃は基本的に通用しない。

ベロバ本人の強さも相まって当然ポテンシャルは高く、劇中ではケケラと協力してバッファ・コマンドフォームを撃破している。反面ジャマーガーデンを丸ごと破壊してのける超火力を見せたライダーベロバや、ヒュプノレイによるオールレンジ攻撃とバリア、ハッキングによるチームプレーを披露したグレア2に比べると秀でた部分は見られず、一概に全ての性能が以前より向上したとは言えない節もある。

実際に46話での道長の決戦では使い慣れている仮面ライダーベロバに変身しており、攻撃力などの面以外にも劣る部分がある模様。ゾンビバックルの力で半ば不死身とも言える肉体を手に入れている道長相手には耐久性の高いプレミアムでは相性は悪く、高い火力で確実に敵を殺傷できるライダー体を優先したと考えられる。

「仮面ライダーweb」では「本気で道長を殺す気なので使い慣れた方のレーザーレイズカードを装填」とも解説されており、公式の見解でもプレミアムの力は戦闘を満喫するためであり、ベロバにとっては遊びの範疇のようだ。

もっとも、ベロバの性格を考慮すると過剰な戦闘能力の付与はジット達デザイアグランプリ運営にとっても利にならないので、運営の戦力よりも性能を上げないのは当然の調整と言える。

逆に言うと、そこまで本気を出す必要が無い場面ではこちらの形態に変身することが多い。性能や好み云々はともかく、等身大サイズ故に「目の前の相手を叩き潰し間近で人の不幸を見る」ことができるため、ベロバの行動理念とは相性が良かったと言える。

使用アイテム

• レーザーレイズライザー

デザイアグランプリの公認サポーターが持つ、武器兼用変身銃。

• ブラックレイズライザーカード

変身に使用するカード型デバイス。ベロバ用のブラックレイズライザーカードを使用する。

• レイズライザーベルト

ベルト型エネルギーデバイス。変身時には帯部分が肉体に埋め込まれるように装着され、赤いひび割れの様な模様が追加される。

必殺技

• レーザービクトリー

『FINISH MODE』

『LASER VICTORY』

レーザーレイズライザーで発動する必殺技。

複数のカードで出来た銃口を本体の銃口から展開し、紫色のビームを発射する。仮面ライダーベロバのレーザービクトリーより威力は控え目に設定されているが、それでもコマンドフォームの必殺技「タクティカルレイジング」を真っ向から相殺する程の火力を持つ。

• レーザークラッシュ

『CRASH MODE』

『LASER CRASH』

レーザーレイズライザーのクロスオルタネーターを2回操作して発動。

劇中未使用。

余談

• デザインはジャマト同様、竹谷隆之が担当。演じる並木氏に配慮し、セクシーな表現は避けられた。

• スーツアクターを務める五十嵐氏は、本作にて仮面ライダーレター、仮面ライダーハクビのスーツアクターを担当しており、今回で3度目の登板となる。

• その後、クイーンジャマトに改造されたと思われる。

関連タグ

仮面ライダーギーツ

ベロバ(仮面ライダーギーツ) 仮面ライダーベロバ

プレミアムケケラ 擬似ライダー

オルタナティブ・ゼロ：ライダーシステムと似た能力を持つ擬似ライダー。

ゴルドドライブ、ゲムデウスクロノス、エボルト(怪人態)：同じくライダーとしてのシステムを有するが、(基本的に)完全な「怪人」として扱われている事が多い者達。このうち前者2名は仮面ライダーと大差無い外見である一方、エボルトは見た目も紛うこと無く怪人で、プレミアムベロバとの共通点になっている。