「遂に手に入れたぞ!超進化態と同等の、究極の力を!!」
「これからは『ゴルドドライブ』と呼べ!」
CV:森田成一
スーツアクター:岡田和也
装着者
データ
- 身長:199.0cm
- 体重:116.0kg
- 特色/力:仮面ライダーの武器をデータ化して奪い取る干渉装置「ゴルドコンバージョン」、エネルギー波、凝縮エネルギーの槍
概要
ドライブドライバーのデータを盗み複製し、そこに宿る事でバンノドライバーとなった蛮野天十郎が、ロイミュードのボディに取り付いて変身した黄金のドライブ。同時に蛮野の求めた究極の肉体でもある。
変身時にシフトカーは使用せず、ドライバーのアドバンスドイグニッションキーを回す事でドライブの変身とロイミュードの変身が混ざったようなエフェクトで変身する。
作中では006の肉体(本来はメディックの肉体を利用するつもりだった)を用いて変身している。そのためかシフトブレスは変身後に装着される。
コピー元のデータを元にしているからか、基本的な外見はタイプスピードと同一だがメインカラーは超進化態の力を得た事を示す金色で複眼は禍々しい赤となり、胸のタイヤはプロトドライブの「アーキタイプギア」に似た機械的なパーツとミュータントの様な外見となっている。また、タイプスピードの銀色に当たる部分は額のエンブレムを除いて黒に変わっている。
前述の変身エフェクトも合わせて考えると、さしずめ「ドライブをコピーし、超進化態となったロイミュード」と言えよう。
能力
武器等は所持していないがタブレット時にも使用していた光の触手を使用する。更に黄金のエネルギーを放出しての攻撃や防御も行う。瞬間移動も可能。
また原型となったドライブドライバー/クリムと異なり、タブレット時点でもハートを撃退していた能力がより強化され、ベルト単体でもそれなりの戦闘が可能な性能を持つ。
内蔵エンジンコア・ドライビアを振動させて単独で飛行するため自立行動が出来、タブレット時と同様の光の触手を操る。
第41話ではこれを使って006配下の下級ロイミュード軍団と006のコアをベルトだけの状態で全滅させた。
また、ゴルドドライブへの変身にはコアを砕いた006を使用したがコアが砕かれていない意思のあるロイミュードでも取り付けば操る事が出来る。
この様にロイミュードに対しては蛮野本人が開発者である事も加わり驚異的な存在である。更にベルトに意思を宿しているためゴルドドライブが敗北したとしても蛮野自身を倒した事にはならず、本体であるドライバーを破壊しなければならない。
ゴルドコンバージョン
タイヤ装着部分に組み込まれた干渉装置で、イグニッションキーを捻る事で装置から光を放つ(第46話ではドライバーを起動せず発動)。
この光によって相手の武器を分解して奪うことが可能で、ゼンリンシューターやシグナルバイク、ハンドル剣、ドア銃にブレイクガンナーを奪った他、変身に用いている最中のシフトトライドロンまで奪う事で変身を解除させている。チェイサーマッハからはシグナルチェイサーを奪い損ねたものの、結果的に動きを封じる事に成功している。
さらにシフトカーやシグナルバイクを奪った場合、ドライバーを起動させ黒いシフトブレスに装填しイグナイターを押すことで装填したシフトカーなどの能力を付加した必殺技を発動可能(劇中ではシグナルトマーレのみだったが、設定上は全シフトカーやシグナルバイク、バイラルコアも使用できると思われる)。
41話ではデッドヒートマッハがゼンリンシューターへシグナルトマーレを装填しヒートヒットマッハーを放とうとした瞬間に奪取、シグナルトマーレをシフトブレスに装填しゼンリンシューターで射撃、ヒットマッハーらしき技を放ち変身解除に追い込んだ(何故かこの際マッハドライバーの必殺技音声が鳴っている)。
42話ではドライブとチェイサーからドア銃とブレイクガンナーを奪取、イグナイターを押して大量の銃撃を見舞った(この際シフトカーなどを装填しておらず、玩具版ではこの状態でイグナイターを押すとセリフモードになってしまうため再現できない)。
ちなみに発動時の音声はドア銃の流用である。
尚、奪った武装を必殺技に用いた後はあっさり放り捨てているため奪われたままと言う事は起こっていない。自分の発明品でないからなのか、特に執着して無い事が垣間見える。
後に第43話で沢神りんなによって変身用シフトカー、シグナルバイクとトレーラー砲に特殊なデータコーティングが施されたことでそれ等を奪う事は出来なくなったが、コーティングが間に合っていなかったハンドル剣やドア銃と言った装備は以前と変わり無く奪っている。
ゴルドドロップ
イグニッションキーを捻ることで発動するライダーキックに該当するキック技。
45話では黄色いドリルのような光を纏って発動し、ヒートビートマッハーを発動しようとして前の戦闘のダメージで不発に終わったデッドヒートマッハを地下駐車場に追いやった。
46話でのチェイサーマッハとの一騎打ちの際はシンプルな飛び蹴りのスタイルで使用。チェイサーマッハエンドと押し合いになったが、チェイサーの幻影を纏って勢いが増したマッハに押されて打ち破られて変身解除、006は爆散しドライバーも半壊した。
最後の戦い
第46話で仮面ライダーマッハと激突。変身者の詩島剛が疲弊しきっていた事や、ゴルドドライブのスペックがマッハを上回っていた事等から完全に舐め切っていたがマッハが仮面ライダーチェイサーマッハに変身した事で形勢が逆転。
ゴルドコンバージョンで武器を奪いつつ、シグナルチェイサーの抵抗を利用して動きを封じるという圧倒的に優位な状況で勝ったかに見えたが、マッハがチェイサーバイラルコアを取り込んで再び形勢が逆転。
最後はゴルドドロップとチェイサーマッハエンドをぶつけ合うが押し負け、変身が解除されてしまうと同時に寄生していた006のボディは爆散。機能を停止しなかったベルトも剛によりシンゴウアックスで破壊された。
特殊能力や超進化態に匹敵する力を用いてライダー達を相手に優位に立つ強敵であり、その実力はドライブ達3人掛かりでも敵わない程……と言われているが、実際には純粋な格闘能力に関しては他のライダー達と互角程度らしく、攻めている内は圧倒している様に見えても一瞬の隙を突かれてそのままペースを奪われ、窮地に陥る事も少なくない。
但し、能力値の高さから敗北する様な事態には陥っておらず、チェイスの自爆に巻き込まれても平然としており、一方的に追い込まれたのはチェイサーマッハによる攻撃のみである。
立体化
『s.h.figuarts』ではまさかの一般発売。
武器は付いていないが持ち手は左右で付属しているため、他のドライブ系アーツから武器を持ってくれば劇中シーンの再現が出来る。ちなみにシフトブレスにはシグナルバイクは装填不可。
『SHODO OUTSIDER』では第9弾にてラインナップされ、こちらもパーツは付け替え用の掌セット(握り拳、平手1、平手2、武器持ち手×2)だけだが過去弾の『SHODO 仮面ライダードライブ』の武器を使用できる。
余談
- 悪のドライブとしてはダークドライブに続き二人目(誕生自体はこちらが方が圧倒的に先)で、ドライブとしても「2号機」である(プロトドライブ→ドライブがあくまで改修なのに対しこちらは完全に別物)。
- 因みにドライブの名を冠した戦士としては4人目(ロイミュード027が変身したにせドライブを含めてカウントすると5人目、更に超デッドヒートドライブを別物としてカウントすると6人目)に当たる。因みに、公式サイトでは仮面ライダーとしては扱われていない(名前に仮面ライダーは付けられず、ロイミュードと同じ項目で紹介されている)。詳細は「仮面ライダーゴルドドライブ」を参照。
- 尚「ドライブの変身アイテムをコピーして変身した存在」「姿形を模倣した悪役」の点ではにせドライブとも共通する(尤も、向こうはただのパチモノである)。
- 蛮野本人は「これからは『ゴルドドライブ』と呼べ!」と呼称したが、仮面ライダー達からもロイミュード達からも『蛮野』と終始呼ばれ続けていたため、ゴルドドライブと呼ばれる事はほぼ無かった。ただしチェイスは一度だけ『ゴルド』と半分だけ呼んだことがある。
- 全く呼ばれていない訳ではないのだが、蛮野そのものをゴルドドライブと呼ぶと言うよりは蛮野の能力の1つの様な扱いである。
関連する他のライダー
仮面ライダーの外見に似た怪人
ドライブの名を冠した戦士
関連動画
関連タグ
魔進チェイサー:ドライブシステムを模倣した存在。
仮面ライダーオーディン:黒幕格による金の戦士。自身の変身という形ではなく、代理の肉体を利用する形で変身する点も似ている。
仮面ライダーサウザー:他者の技術等を奪って誕生・戦闘する金の戦士。変身者の性格・言動が賛否両論な所も似ている。
仮面ライダーソロモン:全ての元凶の純粋悪が変身する金の戦士、自分以外の存在を操る能力や相手の武器を奪って自分の物にする能力を持つ、フォームチェンジを持たない等の共通点を持つ。
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