概要
ロイミュード達の肉体の元となる黒い小型ユニット。
ロイミュード完成時にはまだ存在しておらず、ロイミュード達が自らの肉体を構成するために開発したものである。
ロイミュードはたとえ肉体が滅ぼされたとしても本体である数字の形状をしたコア(ロイミュードの魂)が破壊されなければ、新たに用意されたバイラルコアと人間の強い感情の情報で肉体を再構成し復活を遂げることが出来る(通常はネットワークから収集するが、それを必要とせず復活する個体も存在)。
よってそれを逆手にとり幹部の意に反する行動(人間の手助けをする人間にロイミュードの存在を知られてしまう可能性のある事件を起こす等)をする個体を処刑してコアの状態に戻し再教育することも出来る(この役割を担う存在をロイミュード達は「死神」と呼び、かつては魔進チェイサー、現在はメディックと死神部隊がその役割を担っている)。
コブラ・バット・スパイダーの3種があり、下級態の姿は宿ったバイラルコアに応じたものとなる。上級ロイミュードに進化している場合でも肉体の再生に利用することができ、その場合は進化前と同じバイラルコアを使用する。
また、バイラルコアを大量に取り込む事で肉体構成能力が暴走し、巨大ロイミュードに変貌してしまうことがある。この際の姿は各バイラルコアを模しており、コブラなら長い胴体、スパイダーなら8本の足、そしてバットならコウモリの翼とモチーフの動物の意匠が更に巨大化している。
なお、この状態のロイミュードに元の個体の意志や理性が残っているのかは不明だが、少なくとも言葉は話せなくなっている。
ボルト・ゴーストが巨大スパイダーの状態で倒された際は通常の姿に戻り外部に排出されている。
ドライブシステムのライダーが使用するシフトカーとは互換性があり、『カウントダウンtoグローバルフリーズ』ではプロトドライブが撃破した005の記憶をたどる為、005の肉体を生成していたバットバイラルコアをシフトブレスにセットした。1度目は破損が激しく読み込みに失敗したものの、バイラルコアの復元が完了した2度目は成功。その結果ロイミュード達の大反乱であるグローバルフリーズの情報を事前に入手する事ができ、世界は未曾有の危機から救われたのだった。
ちなみに音声は「デンジャラス!」でベルトさん=バイラルコアの表情は怒り顔になる(この音声はバイラルコアが破損していた際のもの)。
春休み合体スペシャルではスパイダーバイラルコアに封印の手裏剣が取り憑き、ロイミュードと同様の重加速を発生する能力を持つ妖怪ブルブルを誕生させている。
ロイミュード全滅後も存在しているようで小説版ではある人物がバットバイラルコアの入手に成功していた。
名称 | カラー | 効果 |
---|---|---|
コブラバイラルコア | 黒・青 | コブラ型ロイミュードの生成 |
スパイダーバイラルコア | 黒・赤 | スパイダー型ロイミュードの生成 |
バットバイラルコア | 黒・灰 | バット型ロイミュードの生成 |
チェイサーバイラルコア
第5話でチェイスに与えられた魔進チェイサー専用の銀色のバイラルコア。通常のバイラルコア同様三種が存在し、ブレイクガンナーに装填することで右腕にドライブのタイヤ交換のような特殊装備が出現して武装チェイサー・(コアの種類)となる。シフトカーと同じく装填時にはフロントライトが発光する。
第21話では、3種を連続で装填して武器が3形態すべてが融合した形状となるトリプルチューンを使用した。
また、第21話での描写によるとシフトカーのように意思を持っている模様で(基のシフトカー自体もそうであるため何ら模造品であるチェイサーバイラルコアがそうであってもおかしくはないが)偵察から戻ってきてチェイスに報告をしていた他、第46話では仮面ライダーチェイサーマッハの危機に駆け付けてシグナルチェイサーに融合することでゴルドドライブのゴルドコンバージョンによる拘束を解き、彼を救った。
設定上は仮面ライダーチェイサーも使用可能であると思われるが、最後までこのアイテムを使用する描写は無かった。
ちなみに、マッハドライバー炎にセットする事も可能。その際、セットしたバイラルコアに対応した音声(スパイダーの場合、「チェイサー・ツーメ!!」と装備にちなんだ音声)が発せられる。
名称 | カラー | 効果 | マッハドライバー炎 |
---|---|---|---|
チェイサースパイダー | 銀・黄 | 爪型兵装の装備 | チェイサー・ツーメ!! |
チェイサーコブラ | 銀・赤 | ムチ型兵装の装備 | チェイサー・ムーチ!! |
チェイサーバット | 銀・紫 | 弓型兵装の装備 | チェイサー・ユミーヤ!! |
ネオバイラルコア
第25話で初登場した新たなるバイラルコア。シフトカーと同様、所持した人間は重加速の影響を受けなくなる。
人間が持ちロイミュードと意識をシンクロさせることでロイミュードを取り込んだ後、人間を包み込み融合進化態へと生まれ変わらせる。
通常のバイラルコア同様3種類存在しており、カラーリングは全て深紅に変更されている。使用するネオバイラルコアは通常のものと同じくロイミュードの素体タイプと同じものを使用する。
ハートすら存在を知らなかった物体であり、001がブレンの要請を受け開発したものである。
001の死後も存在しているようで融合進化態も引き続き登場している。
名称 | サブカラー | 使用者 |
---|---|---|
ネオバット | 灰 |
|
ネオスパイダー | なし(赤) | 050→シーカー・ロイミュード |
ネオコブラ | 青 |
|
ルパンブレードバイラルコア
劇場版『MOVIE大戦フルスロットル』に登場する仮面ライダールパンが使用するバイラルコア。
きらびやかな金色の自動車(リムジン)の後ろに、車体と同じ長さのナイフが付いた異質な形状をしている。どちらかというとブレードのついたシフトカーと言える。
ルパンガンナー(ルパン版ブレイクガンナー)にセットすることで、ナイフ部分を起こし短剣として扱う事ができる。劇中では自動で立っていたが、玩具にはそういう機能がないので手動で立たせなければならない。
ルパンの再びの事件を通して進ノ介に託されたからか第47話ではちゃっかりトライドロンのリップスポイラー部に乗っており、ルパンガンナーと共に全てのドライブシステム、シグナルチェイサーを除いたシグナルバイクと共に封印された。
ちなみに、シフトブレスやマッハドライバー炎にセットすることも可能(音声はシグナルバイクという扱いであり、前者が「ダークライダー!」、後者が「ワルーイ!」)。
ライノスーパーバイラルコア
2016年4月20日より発売中のVシネマ作品『ドライブサーガ 仮面ライダーチェイサー』の劇中に登場する、新しいバイラルコア。
外見は『ライノ』の名の通り動物のサイ(犀)を模しており、メインカラーが金色だったり車体に短剣の刀身が付いていたりとルパンブレードバイラルコアと共通点がある(ただ、ルパンブレードバイラルコアは車体の後方に刀身が付いているのに対し、ライノスーパーバイラルコアの方は車体の前方部分であるサイの頭部の鼻先の部分にライノストライザーという刀身が取り付けられている、という違いがある)。
劇中にてとある人物からチェイスに提供され、彼に超魔進チェイサーへの変身能力を与えた。
従来のバイラルコアが仮面ライダーの怪人に多く採用されている生物をモチーフとしているのに対し、こちらは、『人造人間キカイダー』に登場するグレイサイキングのオマージュと推測される(一応仮面ライダーシリーズでもサイはかなりの確率で怪人のモチーフに採用されている)。
最終的に仮面ライダーチェイサーがブレイクガンナーでスーパーブレイドを射出(バイラルコアそのものよりもブレード部分を撃ったようにも見えるが…)した為、失われたかに思われたが…。
なお、初回生産限定版特典である玩具版の認識パターンはトライドロンキー(つまり超デッドヒート)と同じ。よってブレイクガンナー(ドライブサーガVer)にトライドロンキーを装填しても超魔進チェイサーへの変身を再現できてしまう。
「超デッドヒートは元々仮面ライダーチェイサーの枠に通常のデッドヒート以上のパワーアップとして収録された没音声」という噂が流れた事があったが、形こそ違えどあながち間違いではなかったと言える。
なおブレード部分が干渉してしまうため、マッハドライバーには装填できないが、ブレード部分は取り外しが可能なので連動が全く不可能というわけではない(ただし分解の必要があるため自己責任)。
後にこれの要素が小説『マッハサーガ』にて超デッドヒートマッハという形で回収された(後述)。
シフトバイラルコア
小説『マッハサーガ』にて登場。
りんなが海中から回収したライノスーパーバイラルコアを改造したもの。
外観は金のバットバイラルコアだが、丸くくり抜かれた中央部にシフトカーのエンジン(公式設定を参照するなら「コア・ドライビア」だと推測される)を搭載したもの。
剛はこれをチェイスの「人間になりたい心」が残留していると推測し、剛の悩みに答えを与える一助となった。
超デッドヒートマッハへの変身アイテムとして用いられたが、これは先述のDX玩具の音声認識を元ネタにしたと推測される。なお、2024年現在、玩具化はなされていない。
関連タグ
仮面ライダードライブ シフトカー ロイミュード 魔進チェイサー
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