「この屈辱は決して忘れない…!必ず復讐してやる…!!」
演:野間口徹
概要
『仮面ライダードライブ』に登場する犯罪心理学者の男性。テレビのニュース番組に出演するなど著名人である様子。
しかし、その正体は凶悪な犯罪者そのものである。
海賊の姿をして過去の犯罪を模した犯行を数ヶ月の間に頻繁に行っていた模倣犯コピーキャット・パイレーツで、その罪状は誘拐・殺人未遂・強盗等多岐に渡っている。しかも自身の犯行を誇示するが如くネットに犯罪声明を流して世間を騒がせていた。
更に、犯罪に巻き込むのは女子供といった自分より弱い人間ばかりな上に、他人の事を「愚民」と蔑む等の行動を見せる、正真正銘の傲慢な卑劣漢。
また、本編に登場した作家の美波護郎や『type TOKUJO』に登場する大学教授の小田桐正彦等の様々な人物と面識があり、これが事件の進展や解決に結びつくことも。
以下、出演作品における主な動き。
『カウントダウンtoグローバルフリーズ』
時系列順ではこれが初登場。グローバルフリーズの勃発当日(計画勃発の約5,6時間前)、テロリスト集団『ネオシェード』を模倣した誘拐事件を起こし、泊進ノ介・早瀬明のコンビと対峙。駆け引きに負けて隙を見せてしまい、抵抗したものの最終的には逮捕され、自身の正体も明かされてしまった。自身を侮辱した進ノ介への復讐を誓い警察に逮捕された……
……かに見えたが身柄を拘束される寸前、彼の心の闇に興味を持ったロイミュード005の手引きを受け、一応は逃げおおせた。ただし、005に姿と記憶をコピーされた彼はもはや「用済み」であり、「他人を見下ろせる高い場所」から突き落とされて殺害されかかってしまう。
しかし今度はプロトドライブに救出され、一命を取り留める。ただしこの際に気絶してしまっており、目が覚めた所を進ノ介に逮捕された。
ちなみに、西堀をコピーした005はこの事件でも自分より弱い女性アナウンサーを誘拐しており、進ノ介の怒りを買った。
『type TV-KUN』
本物の彼は回想シーンでしか登場しなかったが、彼の姿をコピーし「復讐」の感情を覚えた005が、アルティメットルパンを模倣した事件を起こした。
『仮面ライダードライブ』本編
第11話に登場。暗黒の聖夜事件の事件について重要な情報を聞き出す為に拘置所を訪れた進ノ介と面会。彼に威圧され事件解決の鍵となる情報を提供した。
ちなみに、この際「ルパンとやりあったって本当か?」と質問しており、MOVIE大戦フルスロットルと本編がリンクしている事を示唆している。
第27・28話では、彼本人は登場しないが、彼に縁のある人物が融合進化態第2号であるシーカー・ロイミュードとなり、再び人々の幸せを脅かす事件を起こした。
『type TOKUJO』
グローバルフリーズの前日に小田桐教授と面会していたことが判明。教授にとって不都合な事実を突きつけたせいで彼に侮辱され、その仕返しとしてとある事をやらかしている。
そして、小田桐教授殺害事件を調査するために再び自身に会いに来た進ノ介に、上記の事実を楽しげに語った。
『小説 仮面ライダードライブ』
本編終了から2年後、テロ予告と多忙により延期されていた進ノ介の結婚パーティーの日を狙い暗黒の聖夜事件を再現し、ロイミュード犯罪に関わった囚人達を脱獄させる。
「ミスターX」を名乗り犯行予告映像を流し特伏課を挑発しながら、部下達にロイミュード事件の模倣犯罪を繰り返させる。
その真の目的はアニマシステムに人間の『恐怖心』の感情を集めエネルギー源とすることで、ロイミュードすらも超越した神になるという蛮野と同様のもの。
奇しくも寸前で駆け付けた娘の令子に対し、蛮野と同様の台詞を吐き捨てている。
そして装置を装着し、意識をデータに変換しようとするも光也を操っていた真の黒幕である005によって装置をショートさせられ、データ化した意識も装置ごと焼き尽くされてしまい、抜け殻となった肉体を遺して命を落とした。
その後、005によって毒殺されかけ心停止から奇跡的に生還した令子は、三途の川のような場所で父に「生きろ」と追い返される夢を見たと語っている。
Vシネマでは彼女が幼い頃に本を読み聞かせていた(内容はやや過激だが)ことが明らかになるなど、歪んでいながらも子どもへの愛情自体は残っていた模様。
関連タグ
泊進ノ介 早瀬明・・・自身に屈辱を味合わせた憎き相手。特に進ノ介には執着している。
プロトドライブ・・・一応、命の恩人。
ミッドナイトシャドー・・・005に連れ去られた自分を見つけてプロトドライブに報告したシフトカー。