「大丈夫だ…。おじさんが守ってやるからな…」
「お前の目的は何だ…!答えろ!」
演:たれやなぎ
概要
『仮面ライダードライブ』の主人公・泊進ノ介の父親。元刑事で現在は故人となっている。階級は警部補(殉職したことにより昇進したのか元々なのかは不明)。
警察官として非常に優秀な人物であったらしく、本願寺課長は「本庁の人間で泊英介を知らない者はいない」と彼を賞賛している。
その本願寺課長とは、課長が12年前から後述の英介の死にまつわる謎を追い続けている事、英介の死後も彼と共に写った写真を持ち続けている事など、予てから生前何らかの形で接点があったことが示唆されていたが、後に課長本人の口から捜査一課時代の同僚であった事が語られた。
また、本編の時間軸では捜査一課長に就任していた仁良光秀とはかつての同期であるが、関係はあまり良好では無かった模様。
死に隠された謎
進ノ介がまだ中学1年生だった本編開始の12年前、偶然銀行強盗事件の現場に居合わせ、その際に当時6歳の少女だった唐沢ゆかりを銀行強盗犯根岸逸郎の凶弾から庇い殉職。
彼の死は一般には「市民を守っての名誉ある殉職」とされており、この出来事を切っ掛けに進ノ介は刑事の道へと進むことを決意した。
しかし、彼の死にはいくつかの不審な点があり、第29話において実際には根岸は殺人を行っていなかった可能性も浮上。その死には人間の記憶を書き換える能力を持つロイミュード001が関わっている事が仄めかされていた(※また同話で英介の遺体には001が記憶改変を行った跡があった事が語られている)。
そして第29話にて出所した根岸が融合進化態のオープン・ロイミュードとして暗躍し始めた事で事態は少しずつ動き出した。
続く第30話では、001の記憶改編を受けておらず現在は高校生となったゆかりによって事件現場に001が居合わせていた事が判明。また同話で根岸も001による記憶改編を受けていた痕跡が確認されており、進ノ介は根岸もまた001の被害者なのではないかと推測していた。
第31話では進ノ介が001の人間態である真影壮一を問い詰めた事で、真影本人の口から真相の一部が明かされた。
12年前に英介は警察内部の情報を陰でコントロールしている者がいる事に気付き、真影にまでたどり着いていたが、ロイミュードとしての姿を現した彼によって記憶を操作する氷の針を撃ち込まれてしまい、倒れ伏した。001は余裕に満ちた様子で勝利を確信し、その場を立ち去ろうとしたが…。
なんと英介は記憶改変を跳ね返して立ち上がり、001に拳銃を突きつけた。
ダメージを負いながらも市民の敵と戦うと言う強い意志で立ち上がり人外の存在に対峙した彼の姿はロイミュードの中で最も階級の高い001が思わずたじろいでしまう程であり、その姿はまさに、彼の口癖である「市民を守る使命を持つ警察官」の名に相応しいものであった(なお第32話で、英介に001の能力が効かなかったのは彼が001の能力の影響を受けない特異体質であったからだと判明した)。
自身の能力を初めて弾き返された001は強い屈辱を覚え、上述の銀行強盗事件を利用して抹殺を図ろうとしたが001が手をかける前に彼とは別に英介に恨みを抱いていたある人物が彼を死に追いやった。
関連項目
オープン・ロイミュード ロイミュード001 フリーズ・ロイミュード シーフ・ロイミュード