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「相変わらず暇そうですねぇ!特状課のクズの皆さん!!」


演:飯田基祐


※注意編集

このキャラクターは、その所業故にアンチが非常に多く、時折過剰なキャラヘイト表現や「似たような人物」など本来の記事内容の趣旨からズレた書き込みが行われることがあり、それが原因となって編集合戦へと発展することも多々あります。


原則中立性のある記事を保つため、そして無益な編集合戦及び、演者への風評被害を防ぐためにも、そういった悪意を含んだ書き込みは極力控えるよう、お願い致します


概要編集

警視庁捜査一課の課長で、追田現八郎にとって直属の上司に当たる人物。階級は不明だが捜査一課課長であるため恐らく警視正だと思われる。

2015年4月から警視庁捜査一課の課長に就任した。

実際に登場したのは第25話からだが、それ以前から本願寺純の口からその存在について語られていたため、初めて警視庁特状課の面々の前に姿を現した際には「噂の捜査一課長」と呼ばれていた。

家族については作中一切触れられていないが、左手薬指には指輪をはめているため、既婚者の模様。


自分より格下な相手を見下す典型的な嫌な上司。手にした扇子で相手の顔や体を小突いたり、去り際には「ヒッヒッヒ……」という相手を小馬鹿にしたような甲高く厭らしい笑い声をあげる癖がある。

基本的に場の空気を読むといった行為はほとんどせず、軽薄かつ不謹慎な言動で、周囲の反発や怒りを買う事もしばしば。


普段は尊大な態度をとって周囲の人間(特に自分より格下とみなした人間)を見下しているが、その割に小心者でもあり、実際にロイミュードを目の当たりにすると自分の部下である一課の刑事達を置いて自分だけ一目散に逃げ、事件解決後に何食わぬ顔で戻ってくると危ない目に遭った部下達を心配するどころか役立たずと罵るなど、警察のエリートらしからぬ身勝手な振る舞いが目立つ。

また、第33話で軽はずみな発言から本願寺課長を本気で怒らせてしまった際には、彼の気迫に完全におびえていた。


特状課を「左遷された人間ばかりが揃っている役立たずな部署」と決め付けて徹底的に見下しており、嫌味を言うだけに留まらず、隙あらば特状課を潰してしまおうと目論んでいるため、特状課の面々との関係は最悪である。


また、進ノ介の父・泊英介の死の真相についても何らかの事情を知っているようで、進ノ介の前で英介を侮辱したり、進ノ介自身にも怪我をした箇所をワザと小突く等の嫌がらせを仕掛けたりと、進ノ介の精神を逆撫でするような行為を頻繁に行う。

国家防衛局長官の真影壮一から特状課や進ノ介の監視を命じられているが、彼に対しては普段の態度とは逆に平身低頭している。


そんな嫌味な上司の特徴をこれでもかと詰め込んだようなキャラではあるが、第25話終盤にて電話でドライブの正体が進ノ介であることを知らされた際には大袈裟なまでに仰天したり、第28話にて特状課にプロトゼロが襲撃してきた際にはビビりまくった挙句に進ノ介の謹慎処分をあっさり解除するなど、以降は度々コミカルな役回りも演じている。


そんな彼だったが、第32話にて突然真影から用済みとして切り捨てられてしまう。それを恨みに思った彼は特状課に001が誘拐した人々を捕えていると思われる場所の情報を与えた。

さすがにこれまでの経緯からすぐには信用されなかったが(霧子曰く「調子が良すぎる」)、自ら頭を下げてこれまでの事を素直に謝罪し、「私も警察官だ。信じてくれ」と殊勝なセリフで自分の意思が嘘ではない事を訴えかけたことで、遂に進ノ介に受け入れられる事になった。


ただし特状課に協力するきっかけとなった動機が、自身を切り捨てた真影に対しての意趣返し(一応本人は「(裏切られたことで)目が覚めた」と述べている)だったり、進ノ介から信用を得られた途端にいつもの調子に戻って本願寺課長の台詞を横取りしたりと、根本的な部分は全然変わっていない。


実際に第33話にて、進ノ介の死を悼む様子が全然見られなかったばかりか、本願寺課長に対して「新しい仮面ライダーを探してよ!」と不謹慎な発言をして、彼を激怒させている。

なお、同話で初めてドライブピットの中に入った描写がある。















12年前の事件の真相編集

仁良さんかわいいよ仁良さん


「これが人間の本性だ。人は皆この通り…化け物と呼び合う心を持っているんだぁぁぁぁ!!」


実は彼こそが泊英介を殺した真犯人


元々英介は警察でも名実共に最高な刑事で、警官として同期であった仁良は英介に激しい嫉妬を抱いていた。


そんな中で彼に対抗するために癒着や不正などで権力を手に入れていたことが英介に気付かれ、それらの証拠も掴まれてしまう。同期として、何より警察官としての魂を信じると英介はその事を他言する事無く警告に留めるが、仁良にとっては却って嫉妬心を煽る結果となり、そのことで見下されたように感じた仁良は銀行襲撃事件(001が英介を始末するためにお膳立てしていたもの)の際に銀行強盗の一人であった丸谷から拳銃を奪い英介を射殺。

後に子供を庇った英介の『心の底から警察官』だった姿を見てまた馬鹿にされた気がしたと語っており、その嫉妬は彼を殺してもなお収まることがなかったことが窺える。


その直後に現れたロイミュード001に「君のようなクズは必ずロイミュードの進化に役立つ」と言われた後に射殺に使った拳銃を預かられた上で001に事件に仁良が関わっていた記憶を周囲から抹消して貰い、半ば脅迫めいた形で忠誠を誓うこととなった。


そして事件から12年、超進化態と化した001がドライブに敗れた後は、彼の死により記憶改竄能力の影響が薄れ事件の真相が暴かれることを危惧し、改めてロイミュードと結託。自身も融合進化態シーフ・ロイミュードとなりながら真相を隠蔽するために暗躍を続けた。

そして001の目論んだ通り、彼の感情は新たな超進化態の誕生のきっかけとなった。


進ノ介への嫌がらせをしていたのも、全ては英介の血を引いていることへの八つ当たりであり、警察官としての誇りや正義感なども最初から欠片も持ち合わせていなかった。とある人物からも「国家の正義を守る機関に、何を間違ってか悪意を持った人間が潜り込んでしまった」と警察官になった事を疑問に思われた程である。


また、一応は平身低頭していた001=真影に対しても、内心では前述の事情から否が応にも服従せざるをえないことに激しい屈辱心を抱くなど、決して心から忠誠心を抱いていたわけではなく、単なる損得勘定から媚びへつらっていただけであった。


その本性は上述にもあるとおり、真影から皮肉まじりに「人間のクズ」と称賛され、ブレンをして「お前は愚劣で卑怯で最低な人間だ」と評させ、詩島剛に奪われた蛮野天十郎の人格が入ったタブレットPCの奪還のためとはいえ、手を組んだこと自体に苛立ちや恥じらいを覚えさせたほどで、メディックからも「小悪党」と吐き捨てられるなど、人間の悪意に利用価値を見出しているロイミュード達でさえも明確な嫌悪感を示すほど。


第35話では一時的に姿を晦ますが、ブレンと共にかつてのロイミュード事件を引き合いに出して自身の犯行の真相を知る特状課の面々を逮捕させ、更には進ノ介をも罠へと誘い込み、立てこもり犯として彼を陥れることに成功する。


人質を取り、まんまと作戦に成功し進ノ介を葬ったと思われたが……剛やチェイス、ベルトさんらの機転と死亡確認を怠っていたために無事だった進ノ介により計画は破綻。

自身の犯罪の証拠も露呈し再度シーフ・ロイミュードとなり戦うも撃破され、ブレンに助けを乞うが、元々ブレンからは自身の超進化のための捨て石程度にしか思われていなかった為、あっさりと見放された。

ブレン撃破後、進ノ介の手で逮捕され、二代に渡って続いた泊親子との因縁に遂に終止符が打たれることとなったが、最後の最後まで改心するようなことは無く、「ロイミュードと仮面ライダー!果たしてどっちが勝つのかなぁぁ!? ヒヒヒヒヒ!…最後まで見届けてやるぜ」と進ノ介達の今後の行く末を冷やかすかのような恨み節を吐き捨てながら連行されて言ったが、仮面ライダーとロイミュードは共闘し最終的に和解するという形で終着することとなり、結局仁良は仮面ライダーに完全に敗北する形となった。


なお、仁良失脚後の捜査一課長には前任の赤城という刑事が復帰する形で就任したことが第37話で追田の口から語られている。


本編終了から2年後…編集

「ロイミュードとの勝負、最後まで見させてもらったよ。たださ〜…すっげーつまんなかった!だってロイミュード腑抜けになっちゃうんだも〜ん!!……だから俺が出てきた。今度は俺が勝つ!」


西堀光也によって他のロイミュードの共犯者達(浅村誠(ジャッジの事件の元凶 宇津木壮の本名)、根岸逸郎多賀始坂木光一)と共に脱獄し、彼の配下として活動する。


恨み重なる泊親子(特に自分を直接破滅へと追いやった進ノ介)に対する逆恨みによる屈辱、復讐心、憎悪は逮捕された後も尚も収まることはなく、それどころか逮捕されて全てを失った反動からか遂に心のタガが外れてしまったらしく、悪い意味で吹っ切れてしまう


西堀の計画に嬉々として協力するのは勿論のこと、独断専行で捕まった浅村を助けに現れたかと思いきや一度冗談と見せかけて安心させてから隙をついて射殺したり、爆笑しながらアサルトライフルを無差別乱射するなど、凶行を繰り返す。

また、浅村を殺害する際には彼のことをかつて名乗っていた偽名をもじって「うつけ君」と嘲り笑うなど、鼻につくような軽薄な言動にも、より一層狂気が増している。


最早外道すらをも通り越した「害意の怪物」ともいうべき危険人物へと、堕ちるところまで堕ちてしまった。


そんな仁良には、西堀を操る005も「こいつの馬鹿は狂気に満ちている」「浅村などとはレベルの桁が違う」「人間にしては類いまれな悪意の持ち主」と(特大の皮肉を含めて)賞賛し、脱獄囚達の事実上のリーダー格を任されるなど、他の配下にした犯罪者達よりも、手駒として高く評価していた。


005からの指令である『過去のロイミュード犯罪を再現する』目的と進ノ介への報復を兼ねる形で英介射殺の目撃者・唐沢ゆかりの殺害を狙い、仲間の一人で、かつて英介殺害時に自らと001が利用した強盗犯 根岸と005に洗脳された武装警官、自衛隊員達によって構成された軍勢を率いて、進ノ介と早瀬明の前に姿を見せる。その際、『仮面ライダーとロイミュードの戦いの決着』について、上記の様に酷評した。


進ノ介の目前で、ゆかりに向けて発砲するが、もう誰も殺したくないと根岸が裏切り、盾となり銃弾を受け止める。

その姿にかつての英介の姿がフラッシュバックし、最早トラウマともいえる屈辱心や嫉妬心に苛まれた仁良は発狂し、根岸を甚振り殺そうとしたが、早瀬に肩を拳銃で狙撃されて阻止されたところを、進ノ介に取り押さえられる。


この時、またしても進ノ介に対して負け惜しみの捨て台詞を吐こうとしたが、狂人と話す事などないと言わんばかりに、進ノ介に顔面をワンパンで殴られてノックアウトし、そのまま彼に2度目のワッパをかけられることとなった。


余談編集

仁良を演じた飯田氏は仮面ライダーキバにて神田博士を演じており、彼もまた、人間とファンガイアを融合させ、更に他のファンガイアの力を強制的に取り込ませようとするなど、かなりのゲスいキャラクターで、その最期も利用していたと思っていたファンガイアから逆に利用されていた事実を知らされながら用済みとして殺されるという、協力関係の怪人から切り捨てられた仁良に似た末路であった。


ただし、飯田氏自身の人柄はというと、東映の公式サイトや共演者の方々の個人のブログなどにおいて「役とは正反対のキャストやスタッフに気遣いの出来る気さくなジェントルマン」、「こんなすごく優しい人が、仁良みたいな下衆を演じられることが凄い」と評される程の好人物であり、仁良退場回の撮影を終え正式にクランクアップとなった際には、泊進ノ介を演じた竹内涼真氏をはじめとする特状課のキャスト陣に対して「今まで、色々と嫌なことしてきてごめんね」と律儀に詫びを入れたり、『仮面ライダードライブ-スペシャルイベント- ロイミュードナイト』では、自身にマイクが回って来た時に『どうも、クリス・ペプラーです!』とボケてみたり、『みなさん、大丈夫ですか?お子さん、泣いてませんか?』と客席へ声をかけるなどと、コミカルながらも紳士的な心遣いを見せて、好評を博していた。


上記のイベント内で「仮面ライダードライブへの愛」を語る際に飯田氏が語ったところによると、オファーを受けた当初、自分がイメージした役はハートのようなボスキャラポジションでそのイメージを膨らませ、物語が終盤に差し掛かった時のイメージの写真を出して『これはいい!これは絶対いける!俺はいける、ライザップに通わなきゃ!』と筋骨隆々の身体にしようかなと思った矢先に、実際与えられた役が<仁良光秀>である事を知り、『もっとお子さんに喜ばれる役が良かった…』とガッカリしたという。


また、ドライブ出演以前に連続テレビ小説『花子とアン』に出演した際、演じた役の悪行が原因で放映期間中に視聴者から誹謗中傷を受け続けたという苦い経験があったため、当初は下衆な仁良を演じることに懸念していた部分もあったそうだが、実際に演じ始めると『演じている内に楽しくなってしまった』らしく、『俺がイメージしていたのと全然違ったけど、この役気に入ってます!!』と愛を熱く語った。


そんな飯田氏の強い愛着があってこそ、仁良光秀というキャラクターは強烈なインパクトを放つ悪役となり、竹内氏は『撮影の時、飯田さんの演技に毎回釘付けでした』と語り、遂にやってみたい役に「仁良さん」と挙げさせた。


さらに、詩島剛役の稲葉友氏曰く、天然な一面もあるらしく、『あんなに嫌らしい仁良さんやってますけど、飯田さんさっき扇子と間違って靴ベラ持って(今回のイベントに)出ようとしましたからね』と発言。

飯田氏曰く、ステージに上がる前の段階で『気合いが入り過ぎてしまって靴を履いて楽屋を出た直後、小道具の扇子ではなく靴ベラを持って出かけてしまった』とのこと(スタッフが声をかけてくれたおかげで気づいて、楽屋へ取りに戻ったらしい)。


とあるドラマでは飯田氏が演じる検事の名前が弐良光英(にらみつひで)という明らかに同キャラを意識したゲストキャラが登場する。


仁良光秀を演じた飯島氏は数年後に日本の四大特撮作品すべて出演する快挙を達成することになる。


最後に…編集

視聴者をはじめとするコンテンツの受け手は劇中の登場人物とそれを演じる役者の素の人柄は完全に別物であることを理解し、安直に悪役とその演者とを混合して、尊厳を傷付けるなどのネタ・冗談の範囲を逸脱する様な過激な誹謗中傷行為を行おうとしない様にお願い致します。

仮面ライダードライブ仁良


関連タグ編集

仮面ライダードライブ 警視庁 捜査一課 真影壮一

シーフ・ロイミュード ブレン・ロイミュード フリーズ・ロイミュード

ヘタレ こいつおまわりさんです 悪徳警官


小物外道狂人


外部リンク編集

仁良光秀 | 仮面ライダー図鑑 | 東映

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