ジャッジ・ロイミュード
じゃっじろいみゅーど
「我が名はジャッジ。悪人どもよ、裁きを受けよ!!」
人間態：中沢青六 / CV：田久保修平
コブラ型ロイミュード065が、現さんの恩師であり、元凄腕の敏腕刑事・橘真伍の強い怒りや無念、憎しみの感情をコピーすることにより誕生した上級ロイミュード。
モチーフは恐らく死刑執行人で、黒い身体に緑色の配線がある。また、正義と悪を象徴するかのように髑髏と老人が混ざり合ったかのような不気味な顔の色が黒と白の左右対称になっている。
両腕から有刺鉄線『ショックジャッジ』を射出して対象者に打ち込み、強力な電流を流し込んで感電させる。この鉄線は無数に射出することが可能で複数の標的に打ち込んだり、相手からの攻撃を防ぐこともできる。
また、コピーした橘氏の影響で剣道の達人となっており、大電流を放つ事の出来る『ブレードジャッジ』を使って繰り出される剣術を巧みに操る事で攻守に全く隙が無く、見事な剣捌きを使い分けてドライブとマッハを圧倒した。
橘刑事と追田刑事が5年前に追いかけていた復讐代行の闇サイト『ジャッジ・タイム』の管理人を名乗り、サイトに書き込まれたターゲットを次々と襲撃しており、第18話冒頭でも詐欺集団を冒頭記事のセリフと共に粛清していた。
その際にドライブやマッハと交戦するも、魔進チェイサーの介入やブレードジャッジから繰り出す鋭い打ち込みによって彼らを撤退させることに成功。
その目的は橘刑事が追い掛けていた殺人事件の真犯人である『ジャッジ・タイム』の真の管理人を誘き出すこと。
しかしながら、ジャッジ本人はあくまで「進化の為」に橘の感情を利用していたに過ぎず、真犯人が捕まったことを受けて橘を始末しようとするが、ドライブに阻まれ、激戦の末に最後はタイプワイルドダンプによって撃破された。
行動原理が人間を護るような行為だったため、ブレンは彼を粛清しようと提案したが、彼の行動の真の意味が偽善である事に気づいたのか、ハートとメディックそしてチェイスはその提案を退けて様子見に徹することにした模様。
ちなみに本物の『ジャッジ・タイム』の管理人は追田刑事の執念と熱いデカ魂、そして小さな助っ人によって証拠が見つかり、逮捕された。
詳しい動機は本編の視聴を推奨するが、非常に下らないかつ独り善がりなもので平然と他人に罪を擦り付けるなどかなり悪辣。小説版でも登場するがその身勝手極まりない性格は更正されておらず、自分を逮捕に追い込んだ橘に対して正義(という名の逆恨み)を振りかざしたが、最終的にそれ以上の悪意を持つ人間に粛清された。
18話終盤まで正体は伏せられていたが、ドライブに対し「この若造が!!」と激昂していた事から、正体に勘づいた人は多いかもしれない（橘は進ノ介のことを「若造」と呼んでいたため）。
元ネタは、おそらくロボット刑事のバドー犯罪シンジケート(漫画ではR.R.K.K)のトップ・霧島ジョージ(漫画では霧島竜治)と、キカイダーに登場する不完全な良心回路を持ったアンドロイド・ゴールドウルフとゴールデンバットだと推測される。
その後スーツは第25話に登場したソード・ロイミュードへ改造された。
第18-19話の登場人物・宇津木壮を演じた青柳尊哉氏は、後に『ウルトラマンオーブ』のライバルキャラであるジャグラスジャグラーを演じた。また9年後の仮面ライダーガッチャードではスターシャイン星野を演じる。また、『ジャッジ・タイム』の管理人とされた岡島冬馬を演じた吉田悟郎氏は、後に『仮面ライダーゼロワン』第2話ゲストのマモルを演じた。
065の声を演じた田久保氏は特撮作品での出演は今作が初となる。
ロイミュード 上級ロイミュード ロイミュード(コブラ型) 執行人 偽善者
コックローチ・ドーパント、コマンダー・ドーパント、バッタヤミー、キグナス・ゾディアーツ、：似たようなことをやっていた関連。
警察鬼：刑事の欲望を利用して誕生した戦隊怪人。
