コマンダー・ドーパント
こまんだーどーぱんと
何者かがミュージアムのメモリ売人から購入した「コマンダーメモリ」を左腕の生体コネクタに挿して変身したドーパント。
「コマンダー(指揮官)」の記憶が宿されており、ラベルには【指令を出す右手】が象られている。コマンダーメモリの外装は他の市販のメモリには見られない銅色である。
左腕にコントローラーを装備しており、これを操作することで、時限爆弾の操作、仮面兵士と呼ばれる配下の召喚、人間を粒子化して消し去るなど多彩な能力を扱う。
全体は深い緑色をしたメカニカルな怪人で、頭部にはウェザーを連想させる髷が生えている。
身長 | 285cm |
---|---|
体重 | 250kg |
ガイアメモリの能力を3倍に増幅する「ガイアメモリ強化アダプター」を併用することでメモリのアップデートを遂げたコマンダー・ドーパントの新たなる姿。
肩パーツが追加され、背中に後光の様な歯車状の飾りが備わり、大量のミサイルを発射する能力が加わったほか、攻撃力も大幅に増幅されている。
※以下ネタバレ注意
「君は私と同じだ……。私と同じ、処刑人になれ!」
「君はきっと、私より優れた処刑人になる。その力でこの街の悪を、根こそぎ滅ぼせ!!」
かつて自身が逮捕した男に逆恨みされ、復讐として妻を殺害されたことで犯罪者を強く憎むようになり、怒りと憎悪に支配されたまま売人からコマンダーメモリを購入。
そのままドーパントの力を手に入れ、犯罪者を「街のゴミ」と呼んで容赦なく抹殺する存在へとなり果て、自身を「風都の処刑人」と自称するようになった。
そんなある時、町のスリ集団の一人「葛木葵」にガイアメモリ強化アダプターを盗まれたことで事態が動き出す。
スリ集団を仮面兵士で殲滅し、殺し損ねた葵を追いかけるが、同行していた照井竜に阻まれ失敗。さらに葵はアダプターを既に仲間に渡し、持っていなかった。
目論見が外れたことに激高した相模は葵に時限爆弾を取り付け、2時間以内に取り戻せと強要。さらに刃野刑事を銃撃し、照井にその濡れ衣を着せることで、警察から追われながらアダプターを探し出さなければならないという状況に陥れた(アダプター目的なら照井に濡れ衣を着せるのは妨害でしかなく、理由は不明)。
その後、アダプターを取り戻した照井と葵のもとにパトカーで乗り付け、葵を連れ去ろうとするがバスを強奪して追って来た照井に追いつかれ、交戦に入る。
この時、同じく家族を殺され、復讐に駆られた過去を持つ照井にシンパシーを覚え、自身の後釜に勧誘するが当然のごとく一蹴されていた。
後から駆け付けた翔太郎とフィリップには仮面兵士を差し向け、自身は仮面ライダーアクセルと激突。照井が負傷している部分を執拗に狙い痛めつけるが、左腕の爆弾のコントローラーをアクセルトライアルに蹴り砕かれてしまい葵の爆弾も解除される。
たまりかねた相模はアダプターを取り出すと強化態に変貌、照井にかつての自身と同じ屈辱を味わわせるべく亜樹子を拉致して撤退した。
採石場に照井をおびき出すと、今度は素顔の状態で現れ、照井に過去を語るとともに再度次なる処刑人へと勧誘するが、照井は「俺は街を守る仮面ライダーだ」と拒絶。
どこまでも照井が自身と対極にいることに苛立ちを募らせた相模は「これでもまだ、そんなことが言えるのか!」と叫びながら強化態に変身し、亜樹子を放置した砕石場のクレーンをミサイルで爆破して落下させ、彼女の死によって照井を再び復讐者にしようと目論んだ。
が、ついて来ていた葵にアダプターを摺り取られてしまい、それを受け取った照井がアクセルブースターに変身して亜樹子を救出。
相模も葵に怒りを向けている間にアクセルブースターのライダーキックを受けて吹き飛び、トライアル以上の三次元機動に翻弄され、一方的に圧倒される。
相模「仮面ライダーアクセル! その力で、この私を処刑するかァッ!」
照井「俺に質問を、するなァァッ!!」
直後に放たれたエンジンブレードのマキシマムドライブを受けてメモリブレイクされ、そのまま気絶。
駆け付けた警察により逮捕された。
照井「お前を裁くのは…法だ」
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