葵「竜!受け取って!!」
照井「…!!」
『アクセル!アップグレード!』
『ブースター!!』
亜樹子「竜くんが飛んだ…!あたし聞いてない…!」
照井「ここで待っててくれ…!所長…!」
「さあ……振り切るぜ!!!」
概要
仮面ライダーアクセルがコマンダー・ドーパントとの戦いの中、葵が奪取したガイアメモリ強化アダプターを託され、それをアクセルメモリに装着し進化した強化フォーム。
アクセルトライアルに続く更なる形態でアダプターによってアクセルメモリの能力が3倍に強化されている。
トライアルは強化というよりもスピードへの機能特化であったのに対し、こちらは純粋なアップグレードでありほぼ全能力が向上しているため、実質的に正統派最強フォームにあたる。
ただし、あくまでも運用上の話かつ外伝・続編であるため、公式最強フォームはトライアルのままである。
メインカラーは黄色(メタリックイエローなので金色と形容されることも)で、マスクのシールドは黒鉄色のシャッターで覆われ、胸部アーマーも巨大なジェットエンジンのようなデザインに変化。
バイクフォームへ変身するためのタイヤが失われた代わりに、飛行用のブースターが全身に設けられ、爆発的な加速力により自在に高速飛行が可能となった。
『加速』の記憶が強化され、陸を走るバイクでは到達できない域へ到達したと言うことだろうか。
背面だけではなく、全身からジェット炎を吹き出せるのが印象的で、これにより空中での姿勢制御力が飛躍的に向上し、その高い機動性を活かした三次元的な空中戦闘を得意とする。
この時脚を負傷していた照井にとっては回避及び移動をアシストするうってつけの装備といえる。
風都探偵では第7・8・11・13集と比較的出番は多い方であり、マキシマムドライブの使用率等の面でもトライアルよりも優先的に活用されている。
スペック
身長 | 197cm |
---|---|
体重 | 80kg |
パンチ力 | 5t |
キック力 | 10t |
ジャンプ力 | 15000m(ブースター使用時) |
走力 | 100mを5秒 |
スペックだけで言えば、通常フォームからさほど劇的な変化はしていない。
トライアルはスピードに特化して他のスペックが全体的に下がっていたのに対し、こちらは走力がやや下がる代わりに全体的なスペックは同等かやや上がっており、総合的な強化で方向性が大きく異なる。
数値の上昇具合だけで見れば地味ではあるが、ジャンプ力……もとい飛行能力の獲得が劇的な違いであり、そもそも走力=足で走るスピードについては飛べるので下がっても問題にならない。
再調整Ver.
仮面ライダーWの正式続編漫画『風都探偵』では『闇はoの巣』編において満を持して復活。
Vシネマの事件後に強化アダプターはフィリップへ預けていたらしく、彼によってミュージアム用からアクセル用へと再調整された物を渡され再変身した。
アクセル専用へと最適化されたことで性能も初変身時から更に向上。パワーは元より、飛行スピードさえもトライアルを上回るものとなり、それまで歯がたたなかったオウル・ドーパントを圧倒。名実共に最強フォームとしての完成を果たした。
また、コマンダー戦の初変身時には(戦闘前の負傷の影響もあるとはいえ)負荷のかかっている様子も見られたが、調整によりそうした影響も無く完全にコントロールしている。
更に付属の装備にも効力が及ぶようになり、ギジメモリであるエンジンメモリもアップグレードされて金色に変化するようになった。
さらに『dの異端児』編では修行を重ね、エンジンメモリの特性である「エレクトリック」、「スチーム」、「ジェット」の技を3つ同時に発動させるという荒業を修得。
そのままマキシマムドライブを追加発動し、エンジンブレードの刃先に電撃・蒸気・噴炎をドリル状に纏わせて突撃する新必殺技を披露した。
照井ですら使いこなすのに「難が無くはなかった」と言わしめる程の威力を持ち、地上からディープ・ドーパントが作り出した地下空間まで一撃で到達している。
「gが死へ招く」編ではスクリーム・ドーパントに対抗して変身するが、スクリームが隠し玉としていたガイアドライバーrexの「メモリ複数使用能力・レイズ」でドライバーを攻撃され、強化アダプターを破壊されてしまう。
必殺技
- ブーストスラッシャー
エンジン!マキシマムドライブ!
高速飛行で相手に突撃し、輝くエネルギーを纏ったエンジンブレードで横薙ぎに切り抜ける。
再調整後の状態では『ブースター!マキシマムドライブ!』という音声が鳴るようになっている。
ゲーム作品
バトライド・ウォー2
ガンバライドで登場していたが、アクションゲームでは初登場。最強フォーム扱いでは無い。性能的には通常アクセルに空中ダッシュが可能になった状態のような物である。
memory of heroez
こちらでも登場。バトライド・ウォーと同様最強フォームではない。バトライド・ウォーの時よりも空中での移動に自由が利くようになっており、よりVシネマの様な操作が可能になった。
余談
たまに間違われるが、アクセルトライアルに変身する途中になる黄色いフォーム(イエローシグナル)はアクセルブースターとは全く関係ない。
既にブースターの前に強化フォームは出ているが(トライアルはフォームチェンジと指摘する声もある)、アクセルが強化されてブースターの名になる、すなわちAが強化されてその先のB(Accel Booster)に行き着くのはなんとも秀逸である。
照井がブースターに変身したのはいずれも(本人ではないアルティメイタムでの変身を除き)彼が大怪我を負っている時である。Vシネマでは上記の通り、風都探偵ではオウル・ドーパントによる負傷(それも治らないうちに2回)。
ディープ・ドーパントからときめを救う際に変身した時は大怪我は負っていないのでドーパント戦ではないが、万全な状態で初変身したことになる。
関連タグ
仮面ライダーアクセル アクセルメモリ ガイアメモリ強化アダプター
ジャックフォーム:火属性の赤い2号ライダーの最強形態、飛行能力を持つ。
仮面ライダーマッハチェイサー:脚本家が同じ作品のバイクがモチーフの2号ライダーのVシネマ限定フォーム。
仮面ライダーレーザーX:バイクがモチーフのサブライダーのVシネマ限定フォーム。
Vシネマ限定フォーム
ネクストファイズ/ネクストカイザ→アクセルブースター/レッドフレア → タジャドルコンボエタニティ/バースX