【警告】この記事はVシネクスト『仮面ライダー555 パラダイス・リゲインド』のネタバレを含みます。
俺は生きる──────
カイザとして
「…いや……待っていた。この時を何年も…ずっと!」
真理「まさか…草加くんじゃ…ない…!?」
「流星塾の者はいつか…オルフェノクになる。その時お前を倒すために俺は…スマートブレインに派遣されたのだ…!」
『Standing by』
「変身!」
『Complete』
CV:村上幸平
スーツアクター:松岡航平
変身者
・草加雅人(『仮面ライダー555殺人事件』)
概要
Vシネクスト『仮面ライダー555 20th パラダイス・リゲインド』に登場する新たな仮面ライダーカイザ。2023年9月13日に公式よりその存在が解禁された。
同作に登場する仮面ライダーネクストファイズ同様、本編でカイザの正装着者だった草加雅人……ではなく草加の姿を模したアンドロイドが変身する。
彼の形式番号はSB-913A/001。
なお2024年1月28日に配信されるスピンオフドラマ『仮面ライダー555殺人事件』において一足先に登場しており、こちらでは草加本人が変身している。
外見
ネクストファイズ同様、顔面がクリアのバイザーで覆われ、アンテナによって頭部と接続されている。また、顎のクラッシャー部分が従来のカイザのものを上下反転させたような形状となっている。
更にネクストファイズと同じく胸部装甲がカイザのマーク「χ」を象った円形になっており、両肩は従来のカイザ以上に大きく角ばった黒のショルダーアーマーで保護されている。
なお、ネクストファイズと違いドライバーはカイザフォンが新型になった事を除いて変わらない。それ故かアンダースーツは旧カイザとほぼ同一となっている。
スペック
身長 | 190cm |
---|---|
体重 | 104kg |
パンチ力 | 4t |
キック力 | 8t |
ジャンプ力 | ひと跳び40m |
走力 | 100mを0.0042秒(アクセルモード) |
CSMカイザフォンXXのユーザーIDアプリで詳細な数値が判明した。
555ライダー自体のスペックが低い部類であるため、旧カイザからパンチ力とキック力は1tしか上昇しておらず、ジャンプ力も10mしか上がっていない。だが総合的な性能は上昇しているとのことでファイズ・ブラスターフォームと同等のパワーを会得し、ネクストファイズをキック力では勝っているがパンチ力や機動力は少々下回っている。
旧型とは異なりカイザブレイガンやカイザポインターもマテリアライズが可能となり、エクシードチャージからの必殺技の発動も手間が少なくなった。
また、最大の特徴として新たな武装である双剣・カイザクロスラッシャーを獲得したこととアクセルフォームへの強化変形能力を獲得したことが挙げられる。
しかし、大元が20年前の兵器でもあるカイザドライバーを再利用した形なためかネクストファイズと同様にほぼ既存のカイザの延長線上に過ぎない強化に留まっており、最新機でもある仮面ライダーミューズが持つ予測AI機能なども一応搭載されてはいるが、劇中では使用していない。
ちなみに、旧型カイザ最大の特徴とも言える「カイザギアの不適合者は変身解除後、問答無用で灰化・死亡する」という仕様についての詳細は不明となっている。
『パラダイス・リゲインド』ではミューズと二人がかりで乾巧に襲い掛かるが、久々に使い慣れた旧式のファイズギアを取り戻して仮面ライダーファイズに変身した彼の猛攻によって劣勢に追い込まれ、最終的にワイルドキャットオルフェノクの攻撃とクリムゾンスマッシュを受けて敗北を喫した。
アクセルフォーム
『Complete』
『Start up』
『3…』『2…』『1…』
『Time out』
『Reformation…』
戦闘中にカイザフォンXX画面からタップすることで、10秒間だけ超加速をするアクセルフォームへのフォームチェンジを行う。同格機でもあるネクストファイズと同様、発動時には胸のコンバーターが回転し、複眼が真紅に発光する。
ちなみにスペック面では従来のファイズのアクセルフォームを僅かに上回る走力を発揮している。
『殺人事件』において登場するフォームであり、『パラダイス・リゲインド』本編では使用していない。
ちなみに、ミューズにもアクセルフォームへフォームチェンジするアプリが表示されているが、そちらでは未使用となっている。
使用アイテム
カイザが使用しているドライバーと同型。
カイザドライバーに装填されているスマートフォン型の新型デバイス。ネクストカイザの変身に用いるアイテム。
アプリ操作によってスタンガンモードとビームを発射するビームモードに可変する。
システムボイスこそ従来のカイザフォンと同じだが、プッシュ音や待機音声、そして変身音声が独自のものへと変わっている。
因みに旧型のカイザフォンは草加アンドロイドの覚醒に伴い、握り潰された。
『Kaixa Crosslasher Materialize』
カイザブレイガンに似た二振りの銃剣型トンファーブレード。奇しくもかつて草加の変身したカイザを撃破した仮面ライダーサイガの武器もトンファー型であった。
逆手持ちでの使用を前提にデザインされたカイザブレイガンと異なり、順手持ちや逆手持ち、ナックルガードのように刀身を前に構えて持つなど戦況に応じた複数の握り方が可能な汎用性があるデザインとなっている。
二刀流での斬撃のほか、二丁拳銃での使用も可能。
『CSMカイザフォンXX』の商品紹介PVではこの武装をマテリアライズし、エクシードチャージを披露していた。
- その他
更に変身後カイザフォンXXの画面に様々なアプリアイコンが表示されている事がわかる。
そこには旧カイザが使用できるカイザブレイガン、カイザショット、カイザポインター、サイドバッシャー、ジェットスライガーのアイコンが確認できる。
各種装備はカイザフォンXXの機能によって実体化及び呼び出しがされる。
ネクストカイザ固有の必殺技というわけではないが、変身前のアンドロイド草加が発射した弾丸をシュートするといった攻撃方法も見せている。
必殺技
エクシードチャージのアプリを押し込み発動。
ポインティングマーカーを放ち、動けなくなった所に両足蹴りを放つ。
旧型のカイザでのゴルドスマッシュにあたる必殺技。本編ではミューズの必殺攻撃で怯んでいたファイズにダメ押しで披露したが、咄嗟にファイズがカウンターで繰り出したグランインパクトによって相殺され、トドメを刺すには至らなかった。
アクセルフォーム時の名称は「スペクトルゴルデントスマッシュ」。
ちなみに本作のネクストカイザの劇中スーツは右足にカイザポインターをセットするエナジーホルスターが存在しないが、ミューズなどと同様にポインター抜きでもマーカーを敵に射出可能となっている(一応設定上はネクストカイザにもカイザポインターのマテリアライズ機能は存在するが、劇中ではポインターを呼び出さずにゴルデントスマッシュを使用している)。
余談だが、本作に登場した旧式のカイザはカイザポインターを装備しておらず、カイザギアボックスのポインターが収まる場所に似た形状のカイザフォンXXを忍ばせていた(劇中目線では巧妙にユーザーズガイドで隠されていた)。
- カイザクロスラッシュ
CSMカイザフォンXXのPR映像にて披露。エクシードチャージアプリを起動し、カイザクロスラッシャーを順手持ちに持ち替えて連続で斬撃を叩き込む。
- オールレンジ攻撃(名称不明)
『仮面ライダー555殺人事件 解決編』にて使用。
アクセルフォームにチェンジし、超高速で敵を包囲しながらカイザクロスラッシャーによる斬撃と銃撃(光の矢)を全方位から一斉に放つ。
攻撃時にはX字に輝いている。
この技が上記の「スペクトルゴルデントスマッシュ」だったのか「カイザクロスラッシュ」だったのかは不明。
- エクシードチャージ(カイザフォンXXビームモード)
CSMカイザフォンXXで確認できる必殺技。正式名称不明。
カイザフォンXXをビームモードにした状態でエクシードチャージを起動し、強力なビームを放つ(と推測される)技。
なお、オリジナルのカイザにはフォンブラスターで放つ必殺技は存在しない。
- エクシードチャージ(カイザフォンXXスタンガンモード)
CSMカイザフォンXXで確認できる必殺技。正式名称不明。
カイザフォンXXをスタンガンモードにした状態でエクシードチャージを起動し、近距離の敵に押し当ててエネルギーを流し込む(と推測される)技。
CSMカイザフォンXXで確認できる必殺技。カイザフォンXXでマテリアライズした各種ギアから繰り出される。
おそらくはオリジナルに準じたモーションであると思われるが、カイザフォンXXは複数のエクシードチャージを重ねがけできる機構を兼ね備えているため、これらの必殺技も同時もしくは連続発動できるのかもしれない。
バトルスピリッツ
ネクストファイズ共々、コラボブースター『仮面ライダー 神秘なる願い』にてCPカードとして登場(CB30-CP01)。系統にダークライダーの多くが有する「仇敵」があるのが芸コマ。
ネクストファイズが煌臨でフィールドに現れるのに対して、こちらはライフ減少時のバースト召喚。
おまけにコアが"9"個以下の相手スピリット/アルティメット/ネクサス"1"つを破壊した上で相手フィールドのコア"3"つをリザーブへ送るという嫌がらせも付いてくるのだが、バースト発動にはライフの数に特に指定はなく、非常に使いやすい。
レベル2以上のアタック時効果は相手のライフを減らしたときに手札の2枚破棄を迫り、できなければもう1つライフを持っていくという強力なもの。
軽減コストは赤と紫それぞれ2つずつで、コストは8と重めのためにバースト召喚での運用が前提となる。
立体化
アクションフィギュアとしては「SO-DO CHRONICLE」や「S.H.Figuarts(真骨彫製法)」にてプレミアムバンダイ限定商品として立体化。
「SO-DO CHRONICLE」版は「仮面ライダー555 20th パラダイス・リゲインドセット01」としてネクストファイズとのセットで登場。
ただし、相方と比べるとオプションパーツに乏しく、カイザクロススラッシャーが立体化されるも、アクセルフォーム用換装用パーツは未収録となっている。
一応、一般販売弾第1弾の拡張パーツセットを流用すれば、カイザブレイガン・カイザショットを持たせたり、ポインティングマーカーを使ってゴルデントスマッシュを表現したり、同じく過去にプレミアムバンダイで展開されたサイドバッシャーに乗せるといった玩具版の音声に準じた遊びは可能である。
一方で「S.H.Figuarts(真骨彫製法)」版はカイザクロススラッシャーに加え、アクセルフォーム換装パーツが付属しており、劇中通りに様々な部分を持たせて多様なアクションを取らせる事ができる。
アクションフィギュア以外ではガシャポンオンラインの「HG 仮面ライダー555 vol.2」にて首を回すポーズのものが立体化されている。
余談
カイザにとっては約20年越しの強化形態であり、これによって平成ライダーにおける2号ライダーで唯一強化形態が存在しないのは仮面ライダー威吹鬼のみとなった。
関連タグ
強化フォーム 最強フォーム Vシネマ限定フォーム ダークライダー
配信限定フォーム:アクセルフォームが事実上該当。
ブレイクフォーム:放送当時にファンが二次創作したカイザの強化形態。
Vシネマ限定フォーム
ネクストファイズ/ネクストカイザ → アクセルブースター/レッドフレア
配信作品限定フォーム