「私の狙いは……仮面ライダーW!今…その棺桶を結合(ユナイト)した!」
概要
『結合』の記憶を持つユナイトメモリで変身するドーパント。
外見は、力士のように幅広い体格をした巨人であり、常に光り輝いている。その名の通り全身が高エネルギーを帯びた繊維の「結合」で構成されているが、初見ではそのことに気づきにくく、あらゆる知識を持つフィリップでもさすがにその名称までは見抜けずにいた。
能力
卯ノ花荘の異なる部屋の空間を繋げたり、ただの銃弾を複数結合させることで一般兵器では傷がつかないWの生体装甲を貫通するほどの超高密度の弾丸にする等、ユナイトの名の通りあらゆるものを結合させる能力を持つ。
他にも肉体をファイバー状にすることで相手の攻撃を回避したり、通常よりも高速で移動することが可能。
また、ファイバー状の肉体の時はその中心を正確に捉えないければまともなダメージを与えることが出来なくなる。
これらの能力から防御力もかなりのもので、劇中では多段マキシマムの初撃を直撃されるも、追撃をファイバー状になって回避することでメモリブレイクされる事態を避けている。
結合以外の能力もかなりトリッキーだが、純粋なパワーもかなりのものであり、単純な力押しでもかなり強い。
活躍(ネタバレ注意!!)
その正体は卯ノ花荘の管理人にして、今回の事件の依頼人である「卯ノ花つむぎ」。
彼女も裏風都の手先であり、万灯がCEOとして勤めていた「カイ・オペレーションズ」の元社員でメモリも在籍時から使っており、裏風都の建物もいくつか彼女が組み込んだものだったという。
会社を離れ卯ノ花荘の管理人になってからも協力を続けており、ハイドープになりうる逸材の発掘や情報の提供を続けていた。
本話の依頼自体、ダブルを誘き寄せ始末するための罠。翔太郎とフィリップそれぞれの鎌かけによって、"何も知らない被害者"が言うには不自然な発言をした事で正体に気付かれてしまうが、既に手筈は整っていた。
卯ノ花荘の部屋はそれぞれが高性能シェルターと同質の作りとなっており、ダブルの力を持ってしても容易には破壊できない。ただでさえ頑丈なそれらを合成して特製の牢獄を作り出し、彼らを閉じ込めてしまった。加えて、非戦闘員の亜希子も巻き込むことでマキシマムドライブの発動を封じ、完全に手詰まりに追い込んだうえで部屋ごと海に投げ捨て、そのまま諸共に窒息死させようと企んだ。
しかし、連絡を受けた照井/仮面ライダーアクセルの戦線復帰によって救出を赦してしまい、そのまま戦闘に突入。上記の能力を駆使するもユナイトの能力を既に聞いていた照井には種を見破られており、ファイバー状の光よりも速い速度を出せるアクセルトライアルのマシンガンスパイクにメモリブレイクされた。
なお、翔太郎たちに正体を見破られたつむぎはあくまで冷徹な仕事人のように振る舞っていたが、変身の一部始終を見ていた住人の根津に悪事をやめるように説得された際は一瞬迷いを見せていた。彼女なりに自身の所業に思うところがあったようだ。
余談
変身者の卯ノ花つむぎという名前は、イニシャルがUであること、つむぎ=紡ぐであることなどユナイトメモリの使用者としてふさわしいネーミングであるといえる。
生体コネクタの位置はなんと胸の谷間であり、つむぎのナイスバディも相まって中々際どい箇所にある。
関連タグ
ジェノサイダー:仮面ライダーシリーズでユナイトと聴いて、真っ先に頭に浮かんだであろう怪人。というよりかはモンスター。こちらは3種のミラーモンスターが融合している。