概要
下級ロイミュードの1種。名前の通りコブラがモチーフで頭部にはフード、口元が毒牙を模した牙、足には鱗がある。
スパイダー型やバット型とは違い糸や飛行能力のような固有の能力は持たないが、純粋な攻撃力に優れており、進化後のロイミュードもシンプルな攻撃能力に優れた個体へ進化する事が多い。コブラバイラルコアを過剰に取り込む事で、長い胴体と尾を生やしたコブラバイラルコアを模した巨大化形態に変化でき、巨体で敵を締め上げ口から火炎弾を発射して攻撃する。個体数はロイミュード三種類の中で最も少ないのも特徴。
他の2種と比較するとコピー元の影響を受ける個体は少なめで、とりわけ冷酷な性格の個体が多い。
ちなみにシングルナンバーの個体が、作中時点で全員まともに幹部をやっていた唯一のタイプでもある。
シングルナンバー
演:堀内正美
第1話冒頭に登場。全ロイミュード中最上位に位置する個体である。ただし、ロイミュードの王の座は自らが王の器と見込んだハートに譲っており、自身は専ら裏方として暗躍している。
「Type zero」でのグローバルフリーズの決起集会では、002(後のハート・ロイミュード)の演説を一人だけ椅子に座り足を組みながら聞いているなど、この時点で他の幹部とも明らかに立場が違う様子を見せていた。その後002、003と共にグローバルフリーズが起きた際に先陣をきって暴れていた。
第10話にて002、003と共に、ロイミュードの生みの親である蛮野博士とスタインベルト博士の両名を殺害していた事が判明する。グローバルフリーズ以降の行方は不明だったが、第25話にて再登場してドライブに倒された007を救出した。
人間態は参議院議員にして国家防衛局長官の真影壮一であり、仁良課長、ブレンらと裏で繋がっている。表向きは政治家として裏ではロイミュードの幹部として双方に絶大な影響を及ぼしており、同じ幹部達からも恐れられ一目置かれている。またベルトさんにとってはハートに並ぶ最大のトラウマの対象であり、同時に本願寺課長と共に長年追いかけ続けてきた最大の仇敵でもある。進ノ介の父親である泊英介が殉職した事件にも何らかの形で関わりがあるらしく、進ノ介とも因縁があると思われるが…
ちなみに既にフリーズ・ロイミュードに進化しているのだが、当初は進化態を隠して進化前の姿で暗躍しており、「001(ゼロゼロイチ)」を名乗っていた。
詳細は真影壮一の該当記事を参照。
第1話冒頭に登場。001同様街で暴れていたがファンキースパイクに撃破され、数字の姿になり012(スパイダー型)、066(バット型)と共に逃亡した。その後メディックによって回復させられた事が、第41話の回想で明らかとなっている。
回復後は海外で活動していたようだが、終盤にハートに召集され部下のロイミュード達と共に日本に帰国する。人間態は白いスーツを着てサングラスをかけたギャングを思わせる男性で、人間態のままでも仮面ライダーを体術で圧倒できる程の高い格闘能力を持つ。既にハートに勝るとも劣らないと自称する程の進化態を手に入れているようだが、ハートにすら進化態の名は明かしておらず「006(ゼロゼロロク)」を名乗っている。
性格は好戦的な自信家で他人に対しては常に高圧的な態度をとるが、一方で部下達を使って威力偵察や情報収集を行うなど用心深い。さらにハートに対して下剋上を目論んでいる節があり、メディックの件で忠告と称してハートの立場に揺さぶりをかけるような言動をしている他、帰国後も基本的にハート達とは距離を置いて活動している。また、同時期にやはり海外から帰国した幹部の008=トルネードとは、そのスタンスの違いもあってかかなり険悪な模様。
第41話で、蛮野を破壊して超進化を遂げる為に進化態の姿になろうとするも、蛮野にコアだけを抜き出されて破壊され死亡。抜け殻になったボディ(胸部のナンバーが空白になっている)は蛮野がゴルドドライブに変身する為の素体として利用されてしまった。
- 009
「Type zero」で初登場。グローバルフリーズの決起集会に参加していた。
グローバルフリーズ勃発後、プロトドライブの活躍により自身も負傷するが、瀕死の重傷を負った羽鳥美鈴に共鳴(厳密には彼女が共鳴したものは別にいた)して彼女をコピー。
その結果として相手を治癒する能力に目覚め、ネットワークからの復活後にメディック・ロイミュードに進化し、同胞の多くを回復させた。しかし、プロトドライブとの再戦時に撃破された結果、コアが排出されずに仮死状態となり第11話まで機能停止に陥っていた。
しかし、ボルト・ロイミュードの装置によって再起動し、以降はハートの側近として活動。その治療能力からロイミュード内でも特に重要な幹部とされており、ベルトさんからも「メディックを倒せば敵の戦力は半減する」とその討伐を重視されている。
さらに後にチェイスに変わって自身が強化改造した配下のロイミュード達を率いて、「死神軍団」を結成しその指揮官も兼任する立場になる。
詳細はメディックの該当記事を参照。
進化態
- 029
演:横山真史、麻亜里
第1,2話に登場。益田信夫という男性に化け(と言ってもあくまで下記の通り様々な人間のパーツを元に人間態を作っている為、益田と同じなのは顔だけである)次々に殺人未遂事件を引き起こす。首の周りの色は赤。胸のプレートから巨大な光球を発射する攻撃手段の他、捕えた相手の皮膚を赤く染めて行動不能にさせる能力を持つ。
進ノ介がドライブに変身して初めて戦闘したロイミュードの1人で、第1話でタイプスピードと戦闘になり、必殺技を受け倒されるも数字の姿でハートの元まで逃げ帰った。
その後新しいバイラルコアで体を手に入れる。この時は澤井伊代という女性の姿にも変化した(声は男性のまま)。
実は殺人未遂事件だと思われていたのは彼が自分の体を強化するために良いパーツを持つ人間をさらっていった誘拐事件で、倒れていた人間は病気を持っていたため選ばれなかった人間だった。
その後第2話にてアイアン・ロイミュードに進化する。
ゲームバトライド・ウォー創生にもTV版第1話の再現として登場(ただし、進化態のアイアン・ロイミュードは未登場)し、その後は戦闘員キャラクターとして大量に出現する。
- 023
- 065
第19話に登場。首の周りの色は青。追田警部補の恩師である橘真伍の感情を読み取りジャッジ・ロイミュードへ進化した。
- 067
声:河田吉正
第29話より登場。首の周りの色は黄色。銀行強盗の根岸逸郎と共謀して、融合進化態のオープン・ロイミュードに融合進化している。劇中では常にネオバイラルコアの中にボディと意識を内包させていた為、撃破前に分離させられた時しか下級ロイミュードとしての姿を見せなかった。
- 090
各個体
- 074
「気持ち悪くない!地声!」
強盗(演:クロちゃん(安田大サーカス))
第5,6話に登場。クラッシュ・ロイミュードの配下…と言うより舎弟的存在であり、060(スパイダー型)とともに輸送車襲撃事件を起こしていた。首の周りの色は黄色。やけに甲高い声が特徴で、進ノ介からも「なんだお前のその声?! 気持ち悪いな!」と突っ込まれていた。
第6話ではバイラルコアを3個食べて大蛇の形態となったが、トライドロンタイプワイルドに身体を潰され、ランブルスマッシャーで頭部を貫かれ敗れた。第41話の回想ではコアの姿でのみだがメディックに回復させられる姿が確認できる。
- 037
第9話に登場。ボルト・ロイミュードの配下であり、103(バット型)と共に彼の悪事に加担していた。首の周りの色は銀色。人間態の姿でも両目と胸部を光らせて重加速を発生させる事が出来る。
最後はタイプワイルドの攻撃で撃破された。
オリジナルの人間は殺害されずに生存していたようだが、第21話でメディックの企てた連続殺人事件に巻き込まれ殺害された。しかしその正体はメディックが作った模造品(他の被害者4人も同様)であり、第22話で全員が蘇生し特状課を襲撃するが、最期は本願寺課長が咄嗟に投げつけたシフトワイルドで身体を貫かれ炎上、灰化して崩れ去った。他の1人は逃走する途中を剛が投げたシグナルマッハで倒され、残りの3人も霧子を人質として連れ去る目的を果たした事でチェイスにより全員始末された。
- 014
- 085
第16話より登場。046(スパイダー型)と共にボイス・ロイミュードの配下として活動する。ボイス・ロイミュードの戦いに加勢するが、タイプデッドヒートに圧倒され、046と共に撃破された。
- 094
- 034
本編登場前には「Type zero」にも登場。グローバルフリーズ勃発後、002と007と共に行動していたところをプロトドライブと遭遇する。
- 057
「春休み合体SP」に登場。089の配下的存在。016(バット型)と共にドライブと交戦し、ブルブル撃破後に十六夜九衛門の「肥大蕃息の術」でそのままの姿のまま016と共に巨大化させられる。ドライブを掴んで人質に取りシュリケンジンを追い詰めるが、分離したシノビマルの「手裏剣忍法・擽り攻め」という忍法でも何でもない攻撃でドライブを放り投げてしまい、最後は合体したシュリケンジンUFOに016諸共撃破された。
- 082
- 038
- 049
第35-36話に登場。038同様ブレンの配下として047(スパイダー型)、048(バット型)と共に記者会見に参加する機動隊員隊長に化けていた。最後はライダー達と交戦し、マッハによって047、048もろとも撃破された。
- 031、086
- 062
第37話に登場。006の配下的存在で036(スパイダー型)と共に日本に帰国する。人間態の姿でも腕だけをロイミュードのものにして銃撃を行うことが出来る。通常の下級ロイミュードだが036と連携してチェイサーを翻弄するほどの高い戦闘力を持つ。
第39話にて新たに098(バット型)も加えてマッハ、チェイサーと再戦するが、チェイサーに他の2体とまとめて撃破された。
- 041
その後回復し、045(スパイダー型)と共にライダーたちと戦うが、マッハとチェイサーの連携により撃破された。
- 052、063
声:高橋研二
本編未登場。詳細は不明だが第43話のロイミュード撲滅表にて既に倒されているのが確認できる。
そしてその詳細が超バトルDVD『type Lupin ~ルパン、最後の挑戦状~』にて明かされる。
- 055
その後、最終話に回想と言う形で登場。012(スパイダー型)と共に犯罪組織「ネオシェード」と共謀していた。そしてアジトを突き止めたライダー達と交戦するがマッハとチェイサーの連携により撃破された。
- 013
ブレンの居場所を突き止め、蛮野に報告するも、報告が遅いという理由で彼から折檻を受けた。
メディックの命令でブレンを確保しようと、022(スパイダー型)、080(バット型)と共に彼を襲撃するがドライブ達と戦い他の2人とまとめて撃破された。
- 021
- 073
『ドライブサーガ 仮面ライダーチェイサー』にも登場。こちらでは本編では見せなかった白い服を着た男性に化けている。エンジェルに賛同するロイミュードの1人であったが、他の賛同者と共にエンジェルによってコアを取り込まれてしまうもチェイサーの活躍でコアを解放された。
- 075
その後、ライダー達と交戦するが、ライダーの連携攻撃を受け、最後にトリプルライダーキックを喰らい他の2名と共に爆散した。
『ドライブサーガ 仮面ライダーチェイサー』にも登場。こちらでは本編では見せなかった白い服を着た男性に化けている。エンジェルに賛同するロイミュードの1人であったが、他の賛同者と共にエンジェルによってコアを取り込まれてしまうもチェイサーの活躍でコアを解放された。
- 070
特防センタービルにてゴルドドライブ、019(スパイダー型)、059(バット型)と共にライダーたちと交戦するが、チェイサーによって他の死神2体と共に撃破された。
- 105
第46話でドライブ、ハート・ロイミュード、メディック・ロイミュードと交戦するが、最後はハートによって撃破された。コアはメディックが治療しようとするが、蛮野によってプログラムが書き換えられていた為に叶わず爆発した。
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