ソイヤ!ソイヤ! ワッショイ!ニンジャ!
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シュリケンジン!
概要
5体のオトモ忍がシュリケン忍法「シュリケン合体」によって合体した姿。
スーパー戦隊でも2例目となる『状況に応じて戦闘用形態を使い分ける』タイプのロボである。
胸部のスペースに、各形態に対応したオトモ忍が座るような形で合体しており、全身をパワーローダーのように動かしている。また、この状態でもシノビマルなどの中心ユニットを単独分離させての行動が可能である。
合体する事でコックピットが出現し、中央部の神輿を模した操縦席(レバー式)を他の四人が担ぎ棒を担ぐ形で操縦する。操縦席と担ぎ棒にはそれぞれ忍者一番刀を差し込むスロットが存在し、特に操縦席のスロットはそのまま操縦桿として機能する(厳密に言うとスロットに差し込めるものなら何でもいいようで、好天と旋風は普通の刀、獅子王に至っては徳利で操縦していた)。
必殺技発動の際にはスロットから一番刀を抜き取り、操縦席から飛び降りて振るう。
ただしこのプロセスの関係上、必殺技を耐え切られた、復活されたなどで戦闘が続く場合、操縦席に乗りなおして一番刀を差し込み直す必要がある(実際第12話では雷蔵戦でこの事態が起きた)。
また、ニンニンジャーの忍タリティによって封印の手裏剣から本来の姿へと覚醒したオトモ忍とも合体が可能で、戦況に合わせて柔軟に戦法を使い分けることができる。
シノビマルが短時間なら分離して独立行動したことがあること、仮面ライダードライブと共闘した際にUFOマルが消失しコクピットの照明が落ちたことなどから操縦を担当するオトモ忍が一定時間以上分離すると機能停止を起こす可能性が示されている。
合体シークエンスはシノビマルがドラゴマルの背中に乗ったかと思えば、ダンプマルの荷台でお茶を飲む真似をし、ワンマルをリードで繋いで散歩を始めたりと合体には特に関係のないアクションを取っており、(カオスさで一二を争うゼンカイジャーを含めた)歴代戦隊と比べてもはちゃめちゃである(それでもネタ担当のビュンマルとは絡まない辺り、ある程度の節度は守っている)。
というかそもそも構成するオトモ忍の組み合わせからして『本当にこれが合体するのか…?』と思わせる物であり殆どの人からしたら『他の戦隊ロボの余剰パーツの寄せ集め』にしか見えない(特に実際に余剰パーツが出まくるゴーカイオーやキシリュウオーと立たせると更にそれっぽく見える)。
忍びの36では上級妖怪オボログルマにペシャンコに轢き潰されてしまったが、その後は何事も無かったかのように再登場している。
合体形態
シュリケンジン(通常形態)
全高 | 48.0m |
---|---|
全幅 | 30.5m |
胸厚 | 12.0m |
重量 | 1600t |
スピード | 550km/h |
出力 | 2400万馬力 |
忍びの1で初登場。シノビマルを中心に合体した、鎧武者のような姿。
合体のコアになるシノビマルの特性が反映されるため、忍法とアクロバティックなアクションを組み合わせた戦法を得意とする。武器はドラゴマルの尻尾が変形した忍法剣ドラゴソードと、翼が変形した忍法盾ドラゴシールド。
必殺技は、ドラゴソードによる乱れ斬り「シュリケンジン・アッパレ斬り」(シノビマル側にも小型のエネルギーソードが発生し、実質的に二刀流である)。
シュリケンジンドラゴ
忍びの2で初登場。ドラゴマルを中心に合体した、巨大なドラゴンのような姿。
シュリケンジンパオーン
全高 | 48.0m |
---|---|
全幅 | 30.0m |
胸厚 | 25.0m |
重量 | 1900t |
スピード | 450km/h |
出力 | 2850万馬力 |
忍びの4で初登場。パオンマルを中心に合体した、屈強な戦士のような姿。
コアとなるパオンマルの特性を反映した、ダイナミックでパワフルな戦法を得意とする。二振りの大斧パオンアックス、鼻から噴射する忍法ガス攻撃パオンジェットが武器。
必殺技は、パオンアックスを投擲して敵を粉砕する「シュリケンジン・パオーンブーメラン」。
シュリケンジンUFO
全高 | 48.0m |
---|---|
全幅 | 30.0m |
胸厚 | 22.4m |
重量 | 1900t |
スピード | 700km/h |
出力 | 2850万馬力 |
忍びの5で初登場。UFOマルを中心に合体した、宇宙服を着た宇宙飛行士のような姿。
コアとなるUFOマル同様、予測不能な未確認飛行戦法を得意とする。忍法で重力をコントロールすることができ、無重力下や宇宙空間での活動が可能。三連装の円盤型巨大銃UFOマルランチャーを武器とする。
必殺技は、UFOマルランチャーによる一斉射で敵を灰燼と化す「シュリケンジン・UFOビッグバン」。
シュリケンジンサーファー
全高 | 51.6m |
---|---|
全幅 | 30.0m |
胸厚 | 23.1m |
重量 | 2050t |
スピード | 300ノット |
出力 | 3050万馬力 |
忍びの17で初登場。サーファーマルを中心に合体した姿。スターニンジャーが操縦する。
コアとなるサーファーマル譲りの波乗りテクニックによりド派手なマリンスポーツ戦闘が可能で、自在に波を操る水上戦闘のスペシャリスト。そのテクニックとドラゴソードを武器に戦う。
必殺技は、ビッグウェーブに乗って敵を勢いよく切り裂く「シュリケンジン・サーファー波乗り斬り」。
シュリケンジントライドロン
『スーパーヒーロー大戦GP』に登場する形態。人型に変形したトライドロンと合体した姿(『仮面ライダー図鑑』の『トライドロンシュリケン』の解説によれば『オトモ忍トライドロン』というらしい)。
顔は仮面ライダードライブタイプスピードと同形状。
武器は基本形態同様ドラゴソードとドラゴシールド。ニンニンジャーとは異なり、ドライブはアカニンジャーの前に座して逆さに刺したハンドル剣を使って操縦する(合体に必要な忍シュリケンはミッドナイトシャドーがどこからともなく持ってきた)。
ドライブがフルスロットルを発動すると、5色のタイヤ型エネルギーを敵に射出して動きを封じ、手裏剣の連射でダメージを与える。
必殺技はドラゴソードに炎のようなエネルギー、胸にタイヤ型のエネルギーを発生させ、すれ違いざまにX字に切り裂く「シュリケンジン・トライドロロンフィニッシュ」でライダーロボに引導を渡した。
『仮面ライダー4号』でも冒頭の回想シーンで登場。
なお、『仮面ライダーHGスペシャル』にてトライドロンシュリケンは立体化されたが、忍者一番刀との連動ギミックはなく、ミニプラやDX品共にオトモ忍トライドロンも商品化されずに終わっており、前作の同じポジションのロボとの扱いの差が激しい。
シュリケンジンダイノ
劇場版『恐竜殿さまアッパレ忍法帖!』に登場した形態で、ダイノマルを中心に合体している。
胸の口から火炎放射する能力を有し、右腕にダイノマルドリル、左腕にダイノマルハンマーを持った攻撃的なフォルムが特徴的で、必殺技はドリルで敵を貫く「シュリケンジン・ダイノミックサマー」。弓張重三を結界ごと貫く凄まじい突貫力を有している。
強化合体
考察
「シノビマルが動かすパワーローダー」と言う前作の1号ロボに劣らない独特の合体形態を持ったシュリケンジン。
しかし、この合体形態を視点を変えて見るとシノビマル=天晴に引っ張られる形で動いていた、初期のニンニンジャーを象徴している様に見える(座席部分がお神輿を模しているのも文字通り天晴をニンニンジャーの『顔神輿』として担ぐためと取れる)。
ニンニンジャーとして戦い続ける内に天晴以外のメンバーも自分の個性を出していき、やがては逆に天晴を引っ張る事も出来るまでに成長していった。忍びの44において天晴以外の5人が天晴抜きでキングシュリケンジンを乗りこなして見せたのは、5人が『天晴に引っ張られていた自分』を乗り越えた証と言えるだろう。
小ネタ
前述の通り「小ロボが胸部に座るような形」で合体するその構造から、このようなコラボネタもいくつか投稿されている。
実際の玩具もフィギュア等を載せやすい構造になっており、実際に載せてみたという画像も多い。
両脚(ビュンマル)のサイドにも合体用ジョイントがあるが未使用に終わった。
出典
関連タグ
ジェットイカロス、タイムロボ、ダイボウケン:同じ合体構成で2種類以上の形態を持つ戦隊ロボ。設定としてはジェットイカロス共々タイムロボの原型機となったと言える。