「うおー!あっついなーこれ!燃えてきたぁー!」
「このままイケイケドンドンだ!」
「熱いなこれ!」
プロフィール
概要
アカニンジャーの変身者で、ラストニンジャ《伊賀崎好天》の孫の1人。
4年間実家を離れ修行していたが、牙鬼軍団との戦いに備えて父に召集され、伊賀崎忍術道場に戻ってきた(しかしそれと時を同じくして道場は襲撃を受けており、彼の目の前で道場は爆発四散を遂げた。本作開始12秒後の出来事である)。
人物
初期メンバーの中では最年長ながら、あまり威厳で皆を導くという感じではなく、考えるよりまず行動派。「何とかなる」が信条の楽天家で極めて単純、騙されやすい(実際狡猾な妖怪の作戦で忍シュリケンを騙し取られるどころか、「よく分かんないけど……俺を騙したらしいな!」と騙された自覚すらなかった程)面もあり時に妹や従兄弟達に呆れられることもある。
むしろ、その勇猛果敢さで仲間を奮い立たせるといった方が適切。
また頭は良くない(年齢と修業期間から考えるに高校へ行っていない)ようで、言ってしまえば突き抜けたバカ。
霞には「おバカさん」、更に鉄之助にまで「お前、バカだろ」と言われる始末。本人もその自覚はあり「言っちゃあなんだけどあいつらより頭使うのは苦手だな‼︎」とめっちゃ笑顔で開き直っていた。しかしそれが「悩まない」という彼の強さの一因でもあり、頭脳派の他メンバーへの信頼にも繋がっている。
また、自分のできることとできないことはきっちり把握しており、その上で「自分のできないこと」を得意とする仲間にそれぞれ頼るため、小隊指揮の能力は高い。
忍者として必要な身体能力に特に優れており、鉄之助からは「動物的」と評されている。
また、自他共に認める本番に強いタイプであり、例え練習ではからっきしでも土壇場で忍術を成功させて先輩忍者達の評価を改めさせたほどである。
前述の通り、他の四人より長く修業を積んでいたため、妖怪などとの戦いの際は先陣を切って相手に挑んでいく。その堂々とした戦い方は蛾眉雷蔵に気に入られ、1クール目では幾度となくライバルとして激しい戦いを繰り広げた。
「忍びなれども忍ばない」を掲げるニンニンジャーの有り様を体現しており、その忍ぶことを知らない暴れっぷりは、鉄之助に獅子王と共に戦える人物だと認識させ、当の獅子王本人も認めるほどである。その素質を見込まれ鉄之助から超絶勝負チェンジャーを授けられている。
人見知りはほとんどせず、初対面の相手でも物怖じせず強引なまでにも仲良くなろうとする面もあり、春休み合体1時間スペシャルにおいては自分を当初は敵視していた泊進ノ介にさえタメ口で接している。
何かと面倒見が良すぎるため、貧乏くじを引いてしまうようなところもある。
ラストニンジャである祖父・好天への憧れは誰よりも強く、牙鬼復活に対していち早く闘うことを決意する。
最終決戦では変身できない状態に陥りながらも諦めず久右衛門と対峙。
仲間の助力もあり、メンバーとともに再び強い意志で変身を果たし久右衛門を究極態からの解除に持ち込んだ。
その際、久右衛門に「本当はお前もじいちゃんにあこがれていた」と彼の内心を突きつけ、久右衛門が自分で目を背けていた「伊賀崎家に見いだしていた家族への憧れ」を自覚させることになる。
決戦後は荒廃した街を元に戻すべく終わりの手裏剣を用いて終わりの手裏剣の無い世界を願い元に戻し手裏剣は消滅。数百年に渡る牙鬼軍団との因縁及びラストニンジャの継承に終止符を打った。
その後真っ先に道場を出奔し、新たな伝承者『ニューラストニンジャ』として四人の幼い愛弟子たちと修行を続けている。
ちなみに…
家庭では穏やかな父、常識人の妹と誰とも性格が似ていない。
こうした天晴の熱血かつ忍者好きな性格はVシネマ版に登場した実母・桜子(演:中山忍)の影響であろうと思われる。この御仁は忍者好きが高じて旋風と結婚したは良いが、当時の旋風が忍術が不得手だった為に家を飛び出し、「忍者プロデューサー」として活動していた。こうして誕生したのがモモとシロ、そしてミドによる世界を視野に入れたアイドルユニット「ニンニンガールズ」(メンバー名はニンニン+色)であり、伊賀崎流の座と忍具を掛けて男性メンバー(ニンニンボーイズ)と彼らはバトルをする羽目になってしまったのだ。なんちゅう破天荒さだ…。おまけに口癖は「燃えるでしょ〜!」なのだからこれで似ていないという方が難しい。
他作品では
ジュウオウジャーVSニンニンジャー
未来から忍術でやってきた、彼の息子伊賀崎快晴に遭遇する。
「未来からきた自身の息子」というのをまったく疑わずに迎え入れ、将来の自分について「禿げていないかどうか」ということを気にしており風切大和を呆れさせていた。
当初はルンルンに騙されてジュウオウジャーと戦ったが快晴の登場で大和と和解し、ギルマーダの手駒として再生された牙鬼幻月と親子三代で戦う。
しかし、いくら天晴がこういう性格だからといって唐突に「貴方の子供です」とやってきた少年を受け入れるものなのか?またスーパー戦隊が滅びた未来なのに何故快晴がいるのか?というツッコミどころは終盤に思わぬ形で解答がでる。
何と既に天晴は結婚しており、快晴が産まれる直前の時期であったのだ。
しかも結婚や妻の妊娠は旋風や風花、いとこ達にもこの時点まで全く言っておらず、一同は大混乱。妻(快晴の母親)が誰かは公式では明らかにはされていない。
天晴を演じた西川氏は、忍びの29-30に登場したゲストヒロインの高坂キキョウではないかと推測している(同映画のパンフレットより)。また『VS』監督を務めた竹本昇氏も、「公式ではない竹本的設定」と断りつつ「(キキョウは)天晴の嫁さん」であると語っている。キキョウ役・山本氏にも了承を得ているとのこと。
スーパー戦隊最強バトル!!
「変わり者チーム」のメンバーとして招集された。ニューラストニンジャになるという夢を叶えるべく出場。
本編よりやや落ち着き空気が読める性格になっていて、チームではムードメーカーになっている。
視聴者間では「ニンニンジャーが殆ど身内だったから本編ではあそこまで突き抜けていた」「息子がいるから落ち着いた」等と言われている。
余談
演者の西川俊介は素もかなり天晴に近いキャラクターらしく、雑誌「宇宙船」でのメインライターの下山健人インタビューによると、下山氏はスタッフに「あいつはあのままでいい」と言ったとのことである。
実際、Twitter等で検索すると西川氏の数々の天然伝説が確認できる。
視聴者間の通称は「タカ兄」。(由来は八雲からの呼ばれ方。)。
また天晴は本編における主人公ポジションでありながら、霞と同じくキャラソンがないという悲惨なことになっている。
関連タグ
サスケ、椎名鷹介:『忍者スーパー戦隊の戦隊レッド』としての先輩二人。TV本編でも共演及び共闘を果たしている。
泊進ノ介:ニチアサ同期の主人公。スペシャル番組で共演。また、劇場版でも未来における子供の存在が明かされた点まで共通している。