演:中村嘉惟人
概要
キニンジャーの変身者でラストニンジャ伊賀崎好天の孫の1人。16歳の高校2年生。
伊賀崎天晴を「タカちゃん」、伊賀崎風花を「ふうちゃん」、加藤・クラウド・八雲を「やっくん」、百地霞を「霞ちゃん」、キンジ・タキガワを「キンさん」と呼ぶ。
天晴によると以前からいたずら小僧であったらしい(ただし忍びの1では登場初っ端から丸腰の相手に対して忍シュリケンによる不意打ちをするという、かなり危険なイタズラをかましている。みんなは笑って許しており、さらには直後に霞によるイタズラを受けてはいるのだが)。
人物
明るく人懐っこく、それ故何も考えていないようにも見えるが、将来に備えて資格を取るのが好きという「資格マニア」としての一面も持つ。どうやら忍者も資格の一つ程度に捉えているらしく、忍術の参考書も沢山読み込んでいる。但しそのために幾分マニュアル思考に陥りがちな部分も出てしまい、忍びの3では敵の不意打ち等に対応しきれなかったため、一旦参考書を片付けている。
将来の目標は公務員らしい。
忍びの8で風花と2人で同じ鳥見台西高校に転校した。
また、縁の下の力持ち的存在で忍びの13では天晴・キンジとの二人三脚の呼吸合わせの役を、忍びの24では旋風に対し、風花が遊園地で喜ぶためのアドバイスを的確に提供していた。
物語中盤以降は発想の柔軟ぶりにさらに磨きがかかり、忍びの23では上級手裏剣忍法をマスターし、忍びの31では十六夜流忍者ムジナを先回りする作戦で倒したりした(この時の作戦で使った忍法は、後に新しいオトモ忍を完成させるきっかけとなる)。ちなみに、どちらも霞の助言がきっかけである。
また、忍者として戦う中でラストニンジャになりたいという思いが強くなったようで忍びの37で進路希望調査票にラストニンジャを第一希望として書いた。同話では好天から差し出されたラストニンジャになる過程を体験するゲームを通じて「強さ」、「優しさ」、そして何より「覚悟」が必要であると知るが、終盤では彼らの予想を遥かに超える重い宿命を突き付けられることとなる…
余談
名前の由来は伊賀出身の俳諧師・松尾芭蕉だと思われる。
芭蕉の忍者説は賛否両論あるものの、少なくとも忍者には、様々な職業をそつなくこなせる技能が必要な事、そして芭蕉がかつて現在で言う「公共工事の現場監督」の経験があった事は事実である。
凪が資格マニアで、オトモ忍が工事関係のメカなのもそういった設定からかもしれない。
魔法戦隊マジレンジャーの小津翼(マジイエロー)以来実に10年ぶりとなる男性イエローであり、歴代で18人目にあたる。ちなみに翼はニンニンジャー本編にもゲスト出演している。