概要
忍びの19で初登場した「カラクリ技師」の若者。伊賀崎天晴からは「テッちゃん」と呼ばれる。
世襲制であるらしく、当代は二十二代目。オトモ忍の組立て作業を行ったのは父である先代らしい。
山奥の「獅子寺」という寺に獅子王と暮らしている。
劇中での活躍
- 忍びの19
これまでのニンニンジャーとの戦いから得られた情報を元に、晦正影が作り出した上級妖怪ヌエによって忍者一番刀と忍シュリケンが使い物にならなくなった際、それらを直せる可能性のある人物として、キンちゃんが名前を挙げた。
前述の「獅子寺」でニンニンジャーと出会い、謎のおっさんが奪って捨てた天晴と凪の忍者一番刀と忍シュリケンを、再びヌエが襲ってくるまでのわずかな時間で完璧に直して見せた。
巨大化したヌエにキングシュリケンジンが合体を解かれ窮地に陥った際、獅子王に戦うように促し、間接的にニンニンジャーの危機を救っている。
- 忍びの20
獅子王を手なずけようと再び獅子寺を訪れたニンニンジャーたちに、先代鉄之助とラストニンジャが共にライオンハオーを作ったことを伝えた。
しかし「あいつを手なずけようなど無駄なことだ」と断言。その理由を聞こうとした天晴から不意打ちで忍者一番刀を奪い手裏剣で攻撃し、同時に現れたヌエとの戦いに向かった五人と分断する。
天晴に「ライオンハオーを手なずけてどうする?」「お前は仲間のために何ができる?」と問いかけ、一番刀を取り返そうと挑んでくる彼を巧みにかわしながらヌエと戦う五人の元まで誘導する。そこで天晴に仲間を見つめる機会を与え、「自分が自由に暴れられたのは仲間のお陰、自分がいればみんなが暴れられてもっと強くなれる」と気付いた天晴に、仲間のために何が出来るのか再び問う。
天晴は「みんなのいいところ引き出せる」と答え、「獅子王が暴れることで自分達が強くなり、自分達が良さを引き出せれば獅子王もさらに強くなれる」という答えを天晴が出したことで、彼に忍者一番刀を返還した。
彼等の忍者一番刀や忍シュリケンを直したのは、彼等が「獅子王と共に暴れることができる者達」だと考えていたためであり、その素質を見出した天晴にライオンハオーの力を使いこなすことができる超絶勝負チェンジャーを授けた。
- 忍びの22
回想のみ。ライオンハオーとの超合体忍シュリケンを製作し、御中元として伊賀崎家に送っている。
- 忍びの32
10話の時を経て再登場。反応しなくなった超絶勝負チェンジャーを修理する為に伊賀崎家にやってくる。その後、霞の発案で新しいオトモ忍を作ることになったニンニンジャーに、オトモ忍について教えつつ支援するが、最後の魂を込める工程で失敗。その原因を考えている途中、現れた敵を対処する為離脱した天晴の言葉を、
「あいつ・・・馬鹿だよな」
「でも、間違った事は言ってないよ」
「天晴は、ラストニンジャにはラストニンジャの、自分達には自分達のやり方がある。そう言いたかったんじゃないのか」
と意味を通訳して霞、八雲、風花に伝えた(霞曰く「天晴の通訳として雇わせて欲しい」)。最終的に、最後の工程を「自分達を憑依合体させる」というやり方で達成した天晴達を「激熱だ」と讃え、超絶勝負チェンジャーの修理を急ぐ事を約束した。だが天晴の発した「勝ったらヘルメットの油断が大敵!」という迷言を前に「わからない」と匙を投げ、逃げるように帰って行った。