伊賀崎快晴
いがさきよしはる
演:石川樹
12年後の未来から、『伊賀崎流忍法 タイムワープの術』でやって来た伊賀崎天晴の息子。
“近い内にジュウオウジャーとニンニンジャーが同士討ちし、スーパー戦隊の歴史が終わってしまう”と言う未来を変える為にやって来た。
スーパー戦隊が終わってしまった未来の住人らしく、伊賀崎流の忍者ではあってもニンニンジャーにはなれない様で、父と同じくニンニンジャーとなる事を夢見る。得意忍術は『伊賀崎流忍法 雷(いかずち)の術』。
天晴の息子らしく、言いたい事はハッキリと口にする性格。父の事は『父ちゃん』と呼ぶ。
父・天晴と風切大和に出会い、上の未来を話して警告する事は出来たのだが、2人の仲間は黒幕の想定通りにお互いいがみ合い、父と大和を巻き込んで共倒れしてしまう…。
と思われたが、実際は天晴と大和以外のニンニンジャー・ジュウオウジャーはとっくに黒幕の企てを見抜いて、密かに和解した上で逆に黒幕を騙し返したのだった(※むしろ作戦を知らない2人が大真面目に行動したので、芝居が一層リアルになった)。
これにより、スーパー戦隊が終わってしまう歴史が書き換えられた為、快晴の持つ忍タリティへ封印の手裏剣(※快晴の曾祖父・伊賀崎好天の写真から飛び出した物)が反応して飛来、アカニンジャー変化忍シュリケンへと変化。更に手裏剣を追って来た祖父・伊賀崎旋風と出会い、彼からは忍者一番刀を譲り受ける。
直後、ギルマーダの手駒として再生された伊賀崎一族の宿敵・牙鬼幻月と戦うべく父や祖父と共にシュリケン変化。自身が夢焦がれていたニンニンジャー・アカニンジャー(快晴)となって幻月へと挑む。
父の火炎の術・祖父の竜巻の術に合わせて雷の術を放ち幻月を圧倒した後、合体技『親子三代忍烈斬』を放って宿敵を撃破。伊賀崎の忍として、未来のスーパー戦隊としての役割を見事果たした。
その後、超巨大化したギルマーダ相手に仲間達と戦う父を祖父と共に見守るが、父達2大戦隊が危機に追い込まれたその時、快晴の変化忍シュリケンを介してスーパー戦隊の“繋がり”の力が発動。その力を持って2大戦隊は逆転勝利を決めたのであった。
全てが終わった後、父やその仲間達と未来で会う事を約束してタイムワープの術で帰って行った。
『ジュウオウジャーVSニンニンジャー』監督の竹本昇氏は、Twitterにおいて「竹本独自の設定」と非公式であることを断りつつ、快晴の師匠は十六夜九衛門であると明かしている。「未来に帰る時に九衛門が迎えに来たのを一瞬見せようかと思ったけど、混乱を招くだろうと思い」やめたとのこと。
演じる石川氏は、5年前に仮面ライダーフォーゼ44話で如月弦太朗の少年時代役を演じ、更に同時期の放送だった特命戦隊ゴーバスターズ43・44話でゲスト出演をした経験がある。
伊賀崎天晴:父(父ちゃん)。快晴が未来から来た息子である事をあっさりと受け入れていたが、それもその筈、この映画の時点で新婚であり、快晴は「もうすぐ産まれる」状態であった。
伊賀崎旋風:祖父(じいちゃん)。ニンニンジャーとして息子や孫と共に戦うと言う、一親として感無量な経験をする事に。
伊賀崎好天:曾祖父。快晴の忍シュリケンは彼からの贈り物…かもしれない。
伊賀崎桜子:祖母。Vシネマで登場したので作中にて対面はなし。
加藤・クラウド・八雲、松尾凪:又叔父(おじさん)。…二人ともまだ若いので呼ばれた際は微妙な顔に。
伊賀崎風花、百地霞:叔母と又叔母(両方共おばさん)。…まだ若い上女性なので、呼ばれた際は上の二人以上に微妙な顔に。なお、これを2人の真後ろで笑った曾祖父の弟子(快晴にとっては兄弟子に当たる)は2人にドツかれた。