概要
かつて伊賀崎好天が牙鬼幻月を封印するために使用した48枚の手裏剣で、本編開始までの間はこれらの手裏剣によって牙鬼幻月は封印されていたのだが、忍びの1にて十六夜九衛門が伊賀崎家の道場から盗んだ小槌の力で封印を解いてしまった事で、封印の手裏剣自体にも牙鬼幻月の邪気が宿ってしまった(それに伴い色も黒色に変色してしまっている)。
作中で登場する怪人に相当する妖怪は、主にこの邪気を宿した封印の手裏剣が無機物に刺さって(妖怪テングのように他者によって刺されるケースもある)誕生する。
その妖怪が撃破されると、封印の手裏剣から牙鬼幻月の邪気が抜けて色も元の銀色に戻る。
そのため妖怪を倒しながら封印の手裏剣をもう一度集め直すのが、ニンニンジャーの当初の目的だった。
また、封印の手裏剣には『忍タリティが一定値まで高まる』という条件を満たすと忍シュリケンに変化することがあるため、封印の手裏剣を集めることはニンニンジャーの戦力強化にも直結する。
だが、その内の1枚は十六夜九衛門によって『ガシャドクロ妖シュリケン』に変化してしまった。
幻月とは切っても切り離せない重要なアイテム。全部で48枚存在し、好天により幻月封印のために用いられていた。幻月復活後は幻月の力を宿したアイテムになってしまい、物に取り憑いて妖怪を生み出している。この封印の手裏剣を回収することも、ニンニンジャーの重要な仕事の1つである。
48枚もあるということで、当初から「全て回収できるのか?」と心配する視聴者が多かった(元々は108枚という案があったが、多過ぎることと何より『仮面ライダードライブ』のロイミュードとかぶる事から48枚になったという)。
特番で早速1話潰れてしまったが、上級妖怪(2枚消費)の出現で一旦は持ち直す。しかし、封印の手裏剣と関係のない西洋三大妖怪や十六夜流忍者軍団の出現で、だんだんと話数と手裏剣の枚数が一致しなくなってきた。
結局は、上級妖怪・超上級妖怪(4枚消費)といった存在によって回収枚数を稼ぎ、幻月復活の時点で39枚を回収。その後は妖怪ワニュウドウの誕生と蛾眉の復活で1枚ずつ、上級妖怪オボログルママークⅡの生成で2枚、そして久右衛門の覚醒で5枚用いられ、現在では無事に48枚が揃う運びとなっている。
余談
ちなみに今回のメインプロデューサーを務める武部直美は『仮面ライダー鎧武』初期案の段階でAKB48などアイドルグループの流行などをネタに挙げていた。48という数字はそこからきているのかもしれない。
関連タグ
次元虫/バイオ次元虫、メタウイルス/メサイアカード:いずれもスーパー戦隊における『無機物に憑りつくことで怪人を誕生させる要素繋がり』
ハシリヤンイグニッションキー:後に登場する無機物に憑りつくことで怪人を誕生させる要素の後継者