ハンドル剣
はんどるけん
仮面ライダードライブの専用武器である加速剣。
その名の通り、グリップガードに車のハンドルが取り付けられた形状の剣(※)であり、初使用に際してドライブこと泊進ノ介から
進ノ介「どう見てもハンドル剣だろ、これ」
ベルトさん「見たままだね・・・もう少しエクセレントな名前つけないか?」
進ノ介「いや、ハンドル剣!決定!」
と、戦闘中に命名されたという経緯を持つ。
相棒であるドライブドライバーもベルトさんとか呼ぶ辺り、やはり必殺技にド直球な名前を付けた先輩ライダー達に負けず劣らずのセンスである。
開発はベルトさんことクリム・スタインベルト、実戦投入に際しての強化改修は沢神りんながそれぞれ担当。使用の際にはドライブの意思に反応してトライドロンより射出され、どの形態でも問題なく使用は可能だが、パワーに特化したタイプワイルドと最も相性が良い他、タイプテクニックでは逆手持ちで使用されている。
(※ この単純明快ともいえる形状は、本作のコンセプトの一つとして「シンプル」が掲げられていることに起因しており、同時に「子供が触ってはいけないもの」の代表でもあるハンドルに、玩具で思う存分触れるようにとの意図も込められている)
刀身の「SO-1フレームシャフト」は、新開発の圧縮SO-1合金で構成され、これに水色の刃「ハイスラッシャー」が被さる形とされている。この刃の発する特殊な振動エネルギーにより、地球上のいかなる物体をも破壊する程の切れ味を発揮する。
また、前述のハンドル「ターンアクションハンドル」も当然単なる飾りではなく、これを回すことで「ターン!」の音声と共にエネルギーをチャージする役割を持ち(3回連続で回すと「Uターン!」と鳴る)、その上でクラクション「ターンエンダー」を押すことにより、チャージされたエネルギーをドライブの脚部へと解放、「ドリフトカイテーン」と呼ばれる回転斬りを発動する。
グリップ部にはこれ以外にも、鍔に「シフトランディングパネル」が設けられており、ここにシフトカーを装填することで専用の必殺技も繰り出せる。
トルネード・ロイミュード戦では、ゼンリンシューターとぶつけ合わせることで発生したエネルギー弾を相手に撃ち出す、という連携技も披露している。
『スーパーヒーロー大戦GP』では忍者一番刀よろしくトライドロンシュリケンをターンアクションハンドルに装填(というか乗せている)、回転させハンドルを左に切ることでトライドロンをオトモ忍トライドロンへと変形させた(当然玩具再現は不可能である)。
- タイタンソード:『仮面ライダークウガ』に登場する武器の一つ。こちらも愛用のバイクのハンドル(起動キーであり、引き抜くと警棒になる)を変形させて作り出す点で近似している一方、元となる物体は特に限定されていないという相違点も見られる。
- ファイズエッジ:『仮面ライダー555』に登場する武器の一つ。こちらもバイクのハンドルがほぼそのまま活用された剣である
- ドライブレード:『特命戦隊ゴーバスターズ』に登場する武器の一つ。こちらは車のハンドルをモチーフとしている点で共通するもののハンドルそのままの状態からさらに変形させる必要があるという違いも存在する
- トッキュウオー:『烈車戦隊トッキュウジャー』に登場する巨大ロボの一つ。使用する武器の一つにハンドル剣と同様にストレートなネーミングの「フミキリケン」が存在するが、作風の違いゆえかこらはさほどネタにはされない。
- ブンブンハンドル:10年後のスーパー戦隊に登場する、ハンドルモチーフの色合いがそっくりな武器(ただし剣ではなくハンドルモード、ガンモード、ロッドモード)。
主役ライダー武器