りんな「お待たせ♪出来立てホヤホヤよ!」
進ノ介「おぉ!完成したか、"ハンドル銃"!…違う!?これは………ドア銃!!」
ベルトさん『あの、そろそろそのネーミングセンスから離れないか…?』
進ノ介「いーや、ドア銃で決定!」
ドア銃とはなにか
ハンドル剣に続いて沢神りんなが開発した仮面ライダードライブの専用武器。トライドロンの左フロントドアを思わせる形の拳銃。第8話より登場。
ハンドル剣の次の装備なので進ノ介は当初、ハンドルがついた銃「ハンドル銃」が開発されると予想していた。しかし実物のドアパーツ付きの銃を見た彼は即興で「ドア銃」と命名した(ベルトさんは呆れていたが、開発者のりんなは特に何も言っていない)。
全形態で使用可能だが中でも精密射撃が可能なタイプテクニックと最も相性が良い。
また、生身でも使用可能で泊エイジはこれを使って未来型プレーンロイミュードと戦っていた。
ドア銃はどうなっているのか
空気中のエネルギーを取り込み内部でエネルギー弾を生成。電磁加速装置を組み込んだ銃口「D-ショットマズル」から圧縮して超高速で射出する。通常射撃で魔進チェイサーを後退させる威力を持つ。銃口の左隣にはウィンカー型の照準補正装置「エイミングサイドミラー」を持ち、照準補正とエネルギー出力の調整を行って射撃精度を高める。ドライブに搭載されたサーチシステムと連携して複数の敵を同時にロックすることもできる。裏面はその名の通りサイドミラーになっており、背後の敵を視認可能。
象徴的なドアパーツは当然飾りではなく「SO-ドアパネルシールド」というシールド装置。特種コーティングが施されたSO-1合金製という金属が使われており、あらゆる物理攻撃のダメージを低減。更に上部には敵のエネルギー攻撃を変質させて反射する性質を持つフロントドアガラス「SO-ドアグラスシールド」が備え付けられており、銃武器ながら盾としても使う事が可能。
直接受け止めるだけでなくドア部分と同形状のエネルギースクリーンを展開して広い範囲を防御することができる。
戦闘の衝撃などで勝手にドア部分が開かないよう持ち手の「ハンドラーギア」には堅固なロック機構を搭載しているが、第29話では開錠能力を持つオープン・ロイミュードには効果が無くドアを開けた状態で固定されてしまい銃撃を封じられている。
どうして弾が出ないのか
「弾が出ない弾が!?」
「ドアを開けて閉める!それで弾丸が補充されるのっ!」
弾丸の生成は空気中のエネルギーを取り込んで行われるため、再装填するにはドア部分を開閉を行い空気をドア銃内部に供給する必要がある。ただしドア部分が完全に閉められていない状態では引き金を引いても『半ドア…』という弱々しいエラー・警告を促す音声が流れる。
これはエネルギーの流出を防ぐため閉め切っていない状態ではエネルギー弾の生成が中断され、銃撃機能が停止するため。単なるりんなのおふざけ要素ではない。完全に閉じた場合は『チャージ!』の音声が鳴る。
「半ドアって言ってますけど?」
「ダメよ!半ドアだと補充されないの!!」
「その拘りって必要あんの?」
「うん」
「必要あんのね?!」
『いいからしっかり閉めたまえ…』
どうすれば必殺技が使えるか
ドライブドライバーのキーを回した後ドア銃本体上部の「シフトランディングパネル」にシフトカーを装填し、トリガーを引いて発動。
タイヤドライブショット
タイプスピードではこの名称になる。
「ヒッサーツ!」「スピード!」「フルスロットル!」
シフトスピードを装填して発動。
光弾を5連射した後、空中に出現したエネルギーのタイアの蹴り飛ばして光弾を強化。
増幅した光弾で敵を撃ち抜く。スクーパー・ロイミュードを撃破した。
パーフェクトショット
タイプテクニックの場合はこの名称になる。
「ヒッサーツ!」「ブレイバー!」「フルスロットル!」
ファイヤーブレイバーを装填して発動。
まず梯子状のエネルギーで対象を確保し隔離、安全を確保してからエネルギー弾を放つ。
「ヒッサーツ!」「グラビティ!」「フルスロットル!」
ローリングラビティを装填して発動。
上空にダイヤ型のエネルギーを放ち、そこから無数の拡散弾を降らせて攻撃する。
ドア銃が発売されたのはいつか
「開閉装填 DXドア銃」の商品名で2014年12月6日発売一般販売。
シフトテクニック付属。
シグナルバイクを装填すると非常に取りにくい事で有名。
余談でなにを語るのか
- 「半ドア」は当初は玩具オリジナル音声だったが、ドライブのアクターの高岩氏とりんな役の吉井氏の提案により劇中設定に落とし込まれたらしい。
- 進ノ介はこのアイテムをC.A.R.システム(日本では通称ジョン・ウィック構え)と呼ばれる銃を斜めに構える技法を用いて使用しているが、おそらくこれはドライブのモチーフの車の英語の「CAR」と掛けた言葉遊びだと思われる。今でこそ有名だが『ドライブ』を放送していた2014年当時としてはまだ日本どころか世界でも名前がほとんど知られていない技法だった。
- 玩具では5発撃つと必ず再装填が必要になるが劇中ではそれ以上連続で撃っている場面もままある。特に『スーパーヒーロー大戦GP 仮面ライダー3号』のチーターカタツムリ戦では、もはやマシンガンとしか思えないような連射をしている。
- なお装填数が5発という劇中設定はないため、バースバスターの様に出力の調整具合で変わると思われる。
- 進ノ介が当初予想していた「ハンドル銃」だが、炎神戦隊ゴーオンジャーには銃になるハンドル型装備「ハンドルブラスター」が登場している。
- 10年後のスーパー戦隊・爆上戦隊ブンブンジャーにも銃やロッドになるハンドル型の装備「ブンブンハンドル」が登場している。
- 変形機構のない銃型武器が主役ライダーの手持ち装備に採用されるのはこれが初。
関連タグはどこに導くのか
ビーストドライバー:進ノ介のネーミングセンスに倣うなら「ドアベルト」。
主役ライダー武器
外部リンク