「セル バースト」
概要
仮面ライダーバース及びその変身者や候補生、支援者が使用する鴻上ファウンデーションの開発した携行型火器。外見はグレネードランチャーに似ており、ガンメタをベースに金のライン。中央にあるカプセルの意匠「バースチャンバー」(エネルギー生成炉)が特徴。
古代王仮面ライダーオーズ(グリード吸収態)もこの武器を使用している。
セルメダルを収納した筒状のケース「セルバレットポッド」を上部の挿入口「セルレンダー」に接続することで本体にセルメダルが供給され、その後「セルバレットポッド」をマガジンのように銃口下部に接続することで発射準備が完了する。
下部への接続はしなくても発砲は可能だが反動が大きいため、下部のポッドをハンドグリップとして掴み、もう片手でトリガーを引いて撃つ運用が推奨される。
予めセルメダルを収納したポッドを複数用意したり、カンドロイドに収納させることでスムーズなリロードが可能である。
発射に使ったセルメダルはエネルギーを抜かれてただのメダルになり、銃口下部の「セルバレットポッド」に貯蓄されるため、掃除機や洗濯機のくず入れのように取り外してメダルを廃棄、あるいはポッドの交換を行う必要がある。
伊達さんは片手で撃ったり、里中ちゃんはほぼ無反動で撃っていたりする。発射速度や威力、射撃間隔を自在に調節することが可能なので威力などの調整に応じて反動も変わるのかも知れない。
後藤さんは当初は生身で一発撃つだけでのけぞっており、特訓を重ねて漸く使いこなせるまでに至った。
撃つ前にセルメダルを挿入するので「高速でセルメダルそのものを打ち出す武器」だと思っている人も多いかもしれないが、上述の通り実際はセルメダルからエネルギーを取り出し、円盤型のエネルギー弾にして射出する光弾銃である。
必殺技
- セルバースト
セルメダルを満タンにしたポッドを銃口「フラッシャーマズル」に連結して発動。一撃でヤミーを葬り去るほど強力な光弾を放つ。
アンクの横やりで外れたり、ブレストキャノンに持っていかれたりと初陣を飾った不遇キック同様あまり日の目を見ない。
因みにこの時のシステム音声や待機音はバースドライバーのものと同様。
『MOVIE大戦アルティメイタム』ではディレクターズカット版を含めるとかなり活躍している。
今回使用したのは後藤バースを基にレジェンドライダーリングで召喚されたバース。
怪人軍団との対決では飛びかかってきたカメレオン・ゾディアーツをゼロ距離射撃で撃破、周囲にいた怪人軍団に対しては回転撃ちで対処、マネー・ドーパントやクワガタヤミーらに対してはセルバーストで纏めて撃破。これを流れるような速さで行なっているのだから恐れ入る。
装甲車との追走劇では地面に押さえつけたコーマ・ゾディアーツに零距離射撃をぶっ放しセルバーストを発動することなく撃破している。
もしかしてグリードやヤミー以外に使用した方が効き目が良いのだろうか?
玩具
「DXバースバスター」の商品名で2010年12月29日に発売された。
付属するのはエビ、ゾウ、サイ・セルメダルの3枚。最大で6枚のメダルがセット可能。
劇中通りのセルメダルを入れたポッドを上にセットしてバスターに補充する遊びが可能で、発射したメダルは下部のポッドに溜まるのでセルメダルが沢山無くても十分に遊べてメダル紛失&破損の危険も少ない親切設計。
上に接続して装填→撃つ→下に溜まる→上に接続して再装填→撃つ→下に溜まる……という無限ループになっている。ちなみに必殺技遊びはメダルなしでも可能。
同形状のためコアメダルを装填することも当然可能だが、縁の金塗装が確実に剥げるため推奨されていない。
余談
小説版では物に意思がある世界なので当然バースバスターにも意思があり、前述した後藤が吹き飛ぶ程の反動は伊達明を相棒とし後藤を認めないバースドライバーからお願いをされてわざわざ威力を最大にしたためであり、本来はもう少し撃ちやすい。
セルメダルを供給してから撃つ武器の為、よく「充填したメダルの数がそのまま弾数に直結する」と思われがちであり、ファンから「たった3枚で必殺技が放てるメダジャリバーに比べて燃費が悪い」としばしばネタにされるが、劇中では明らかに装弾したメダルの数より多く発射している描写が多いので「メダル1枚につき複数回発砲可能」と考えるのが自然である。
バースの各部のクリアパーツと同様に、近年の客演ではクリアパーツが黄ばんでいる。
関連タグ
2号ライダー武器