妖怪ブルブル
ようかいぶるぶる
「だから忍べっつってんだよ!」
「スパイダーバイラルコア」に牙鬼幻月の邪気が宿る「封印の手裏剣」が刺さった事で変化した、古来の「震々」の伝承を受け継ぐ妖怪。
名前の通り震えるような「ブルブル」とした口調で話すが、性格はハイテンション。
時空を渡ってやって来た十六夜九衛門の指揮の下、人間の恐怖の感情をより多く集める為に出現して人々を襲い、多くの恐れを生み出していた。
能力
浴びた人間の恐怖を増大させる紫の粘液を放出する他、自身を液状にする事ができる。
また「ブルブル」と震わせて威力を高めた技も繰り出すのが特徴で、体を震わせてエンジンを起動すれば強力な体当たり攻撃を打てるし、武器である『震々刀(ブルブレード)』は刃をブルブル振動させる事で切れ味を増す。
ちなみにこの剣はフランベルジュ状になっており、波打った刀身はまさに「ブルブル」。
このほか、憑依したものがバイラルコアであるために『重加速』を起こす事も可能で、この能力でニンニンジャー達を圧倒し、事情を知らない進ノ介に彼らをロイミュードと誤認させて同士討ちを謀るなどの悪辣な手段を得意としている(描写を見る限り意図的ではなく勝手に特状課が空回りしていた可能性も?)。
最期
最期はニンニンジャーの「シュリケン忍法奥義一斉忍烈斬」を受け爆散したが、封印の手裏剣は九衛門に回収され、ロイミュード089(ディー博士)に託された。
しかし封印の手裏剣に込められた妖気は完全に消え去っていなかったのか、この封印の手裏剣をもとにした新怪人・ショッカーブルブルが誕生する事となる。
「バカめ…封印の手裏剣も今私と融合しているのだぞ? 私に勝てる者などいない!!」
データ
ディー博士の記憶と意思を受け継いだスパイダー型ロイミュード089が、十六夜九衛門より託された 封印の手裏剣を取り込み融合することにより変身した姿。
外見上はほぼ妖怪ブルブルのままだが、首領の意思を宿した彼の分身とも言える怪人であるためか、腰には「強化ショッカー怪人」が装着していた黄金のショッカーベルトを装着している。
またヒトカラゲを生み出し、使役する能力を得た。
ディー博士が開発を進めていた『歴史改変マシン』の試作機である『空間変異装置』の本体でもあり、妖怪ブルブルの能力だけではなく、ショッカー怪人、妖怪、ロイミュードの力を融合させることで人間の恐怖の感情を増幅させて動きを鈍らせる疑似重加速現象『テリブルプレッシャー』を引き起こす力まで持った強敵である。
ヒルカメレオン率いるショッカー軍団と共にニンニンジャーやドライブ、マッハと交戦し、上記の能力で追い詰めるが、最後は恐怖を乗り越えたニンニンジャーと仮面ライダードライブ、マッハの連携プレイに敗れ「ショッカー万歳!!」というあの偉大なるショッカー大幹部を彷彿とさせる断末魔と共に爆散した(その後、ナンバーと共に封印の手裏剣も出現し、封印の手裏剣は回収された)。
しかし、既に上記の戦闘データや『空間変異装置』の研究データを元に『歴史改変マシン』は完成されており、劇場版『スーパーヒーロー大戦GP』に舞台は移ることとなる。
モチーフや能力は人間に憑りつき、悪寒を走らせる幽霊のような姿の妖怪「震々」。作中でも「なんてそのまんまな名前だ」と突っ込みが入っている。
この妖怪と深く関わったロイミュード089のナンバーは、『オバQ』と語呂読み出来る。
声を演じた岸祐二氏は過去に『激走戦隊カーレンジャー』の陣内恭介/レッドレーサーを演じた事で知られており、それ以降も、俳優、声優としてスーパー戦隊シリーズに何度も出演経験がある(ちなみに車繋がりか、『仮面ライダードライブ』第20話ではロイミュード072にマッハのような名乗りを求められた進ノ介/ドライブがカーレンジャーの決めポーズと名乗りパロディを披露している)。
妖怪(ニンニンジャー) 牙鬼軍団 ロイミュード ロイミュード(スパイダー型) ショッカー ショッカー怪人 ディー博士
モグラロイド・・・・こちらも春休み合体スペシャル限定の怪人。
ロイミュードXXX
ロイミュード088 → 妖怪ブルブル(089) → クック・ロイミュード(090)