「ゲラゲラゲラゲラ!妖怪最強のネコマタ様の誕生だ!」(忍びの7)
データ
身長 | 204cm(肥大蕃息時身長:49.0m) |
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体重 | 240kg(肥大蕃息時体重:576.0t) |
好きな物 | 7:30 |
好きな場所 | 伊賀崎忍術道場 |
攻撃力 | ★★★☆☆ |
不思議な技 | ★★★★☆ |
巻き戻し | ★★★★★ |
集める恐れ | なし(※『終わりの手裏剣』の奪取或いは「時」を自在に操り人々を混乱させる「恐れ」か?) |
CV | 関智一 |
スーツアクター | 村岡弘之 |
登場話 | 忍びの7「春のニンジャ祭り」、忍びの8「時をかけるネコマタ」 |
概要
道端に捨てられていた赤い「腕時計」に封印の手裏剣が刺さったことで変化した、古来の「猫又」の伝承を受け継ぐ(自称)最強の妖怪。
時計を依代にしたためか、対象の時間を巻き戻す、「時の扉」を開き時間を移動する等の能力を持つ。
「最強の妖怪」を自称するだけあって戦闘能力は非常に高く、ニンジャレッドとハリケンレッドの「流派超越・影の舞」を受けても倒れないほどのタフネスを誇る。必殺技は両手に溜めたエネルギー弾を飛ばす「超肉球ボンバー」と、その強化版である「超超肉球ボンバー」。
「ゲラゲラ」や「ウッス」、「ズビズバ」が口癖。
また、時計のタイマー機能と時間を操る能力を組み合わせることで何度でも蘇るという(ほとんど)不死身の肉体を持っている。しかもあくまで「誕生」ではなく「再生」であるためガマガマ銃に反応しない。
全身のデジタル時計には、ニンニンジャーの放送時間である「SUN 7:30(日曜7時30分)」が表示されている。これは時の扉を開く時に移動先の年代(劇中では2005年)が表示される。
忍びの26では彼の姿に酷似した「妖怪マタネコ」が登場する。その話によると他にも(数に限りがある封印の手裏剣から誕生するのにもかかわらず)同族の妖怪の存在が示唆される台詞があるが真偽は現時点では不明……だったが忍びの42でまさかの再登場。詳しい事は下記を参照。
劇中の活躍
忍びの7「春のニンジャ祭り」
誕生後は時間を巻き戻す能力で車を逆走させトラックにぶつけようとする等の悪事を働いていたが、その能力に着目した九衛門により、10年前へ戻り「終わりの手裏剣」を持ち帰る任を命じられる。
誕生を察知して出動した天晴を除くニンニンジャーと先輩忍者達を圧倒すると、「時の扉」を開き、乱入した天晴ごと10年前の世界に渡った。
過去の世界では「終わりの手裏剣」を見つける傍ら忍者と名のつく者を片っ端から倒して回り、ニンジャレッド・ハリケンレッドをかばったアカニンジャーを始末した後に現代へ戻るが、過去で始末したと思っていた天晴が、土壇場で分身の術を会得し現代に帰還したことで形勢が逆転。最後は「隱流・満月斬り」と「宇宙統一忍者流剣技・疾風斬」、「シュリケン忍法奥義・忍烈斬」を立て続けに受けて「全部、妖怪のせいでした…ポ〜〜ッ!!」と叫びつつ爆散。封印の手裏剣も回収された。
更にネコマタは「終わりの手裏剣」を似たような桐箱に収められていたニンジャレッドの手裏剣と取り違えており、「あのバカ猫! 使えない奴だ」と常に冷静な九衛門を珍しく憤慨させた。
忍びの8「時をかけるネコマタ」
腕時計に残った妖力と上述の能力で復活。封印の手裏剣が回収されているため大幅に弱体化したが、幾度にも渡って蘇り、「終わりの手裏剣」を探す傍ら「恐れ」の力の回収をも目論む。
倒された後に天晴に腕時計を回収されるも、伊賀崎忍術道場の中で復活。たまたま家に招かれていた風花の同級生達を人質にとって道場内を荒らし、風花と天晴、そして人質ごと「時の扉」で10年前の伊賀崎忍術道場に渡る。
結局「終わりの手裏剣」を見つけることは叶わなかったが、10年前の風花の嘘泣きにおびき出され、人質の救出を許してしまう。急いで現代に戻るが、風花の機転により胴体の時計を壊されると復活できなくなることを自分から喋ってしまい、ニンニンジャーのチームプレイで時計を壊され、アカニンジャーとシロニンジャーの「兄妹忍烈斬」を受け「妖怪は、二度どころか四度死ぬ〜!!ズビズバー…!」と叫びつつ敗北する。
「肥大蕃息の術」で巨大化するも、猫らしく(?)犬嫌いであり、ワンマルに翻弄され、最期はシュリケンジン・パオーンの「シュリケンジン・パオーンブーメラン」を喰らい「俺が倒れても妖怪は永久に不滅…ニャー!」と叫びながら爆散、今度こそ打ち倒された。
忍びの16「父ツムジはスーパー忍者!?」
回想シーンに登場。晦正影がニンニンジャーのアジトに潜入する作戦を企てる際、九衛門がこの妖怪について語っており、場所を伝えることなく倒されていたことが判明する。この経緯があってか同族のにおいを辿れる存在として、忍びの26にてマタネコを招集したと思われる。
妖怪マタネコ
詳細は妖怪マタネコの記事を参照。
妖怪メガネコマタ
忍びの42に登場した3人目のネコマタそっくり妖怪。ネコマタとは「いとこの後輩のはとこ(つまり他人)」とまたややこしい設定を持つ。差異は時計部分が黄色になっており、眼鏡をかけている事。
その正体は伊賀崎旋風が八雲の魔法で変身した姿であり、萬月に奪われたシュリケンジンを奪還するためにこの姿になった。
なお声は変えてないらしく(旋風役の矢柴氏がそのまま担当)、旋風本人がそれらしい声色にして喋っていた。
しかし、この姿でいられるのは30分のタイムリミットがあり、経過するとアラームが鳴る。
萬月、超上級妖怪シュテンドウジがシュリケンジンを離れた後、うっかり天晴と風花の名前を叫んでしまうと同時に変身が解けてしまう。ヒャッカラゲ達に襲われそうになるも、自身の破れかぶれの攻撃と獅子王の攻撃で事なきを得た。
妖怪ネコマタZ
『手裏剣戦隊ニンニンジャーファイナルライブツアー2016』に登場した4人目のネコマタそっくり妖怪。
パロディ
依代が赤い腕時計、容姿がオレンジ色の猫又、声優が関智一、さらに口癖やトラックへの攻撃、必殺技を受けた際の「ポーッ!」という断末魔の叫び等、某妖怪アニメのパロディが多分に盛り込まれたキャラクターである。
また、必殺技の「超肉球ボンバー」は、サムライマンの侍激怒ボンバーのパロディ。
ちなみに忍びの8では、「妖怪のせいだ」というセリフを風花が言っているほか、断末魔が等身大戦は007は二度死ぬのもじり、巨大戦は「我が巨人軍は永久に不滅です」のパロディである。
更に巨大戦時に攻撃手段として『目からビーム』と言う明らかに別方面の猫キャラを披露していた。おそらくこれは猫キャラがイメージキャラに当たるであるアニメショップと関氏が声を務める日本国内最大手のアニメグッズ専門店のイメージキャラがCDドラマで共演したという一見するとわからない細かなネタが盛り込められている。
マタネコのパロディ
マタネコも「うぃす」と言ったりクイズを出すのが得意だったりしている。
忍びの26ではランキング時のナレーションが1位から10位を全て出さないと帰れない某番組風の口調だったり(ナレーションの人つながりである)、クイズが某人気落語番組風だったり、アカニンジャー超絶が怪獣から地球を守る巨大ヒーローのポーズで巨大化(さらに言えば演じた巨大化したアカニンジャーは翌年の巨大ヒーローの映画巨大ヒーローがビル影に映る描写があり、関氏はそのヒーローのヴィランの1人の声を演じておりさらに総集編番組で前述の某妖怪アニメのパロディを披露するネタも交じっている)したり、マタネコが「ゲロゲーロ」と大御所漫才師のネタを喋っていたりと、さらにパロディが満載であった。
余談
声を担当した関智一氏は、妖怪マタネコの断末魔の台詞がアドリブであった事をCSで放送された番組「すずまお荘」で明かしている。
忍びの42では上述の通り関智一氏は出演していないのだが、なぜか同日放送の30分後の番組の方に出ていた。しかも類が妖怪である。
この年以降、スーパー戦隊シリーズにおいてなぜか3年続けて第7話に関智一氏が演じる怪人が登場しているが、東映公式によると偶然とのことである。
関連タグ
アナザーライダー:倒しても核となる時計が無事なら何度でも復活する点が類似したライダー怪人
時計仮面、タイムラー、タイムモンガー、タイムヅノー、ジクウマンモス、時計オルグ、ギガノイド第3番「時計」、タイマーのバクトフージER、クロックシャドー:先輩怪人。
同シリーズの似たようなキャラ
ガキツキ:ゲームキャラクターのパロディ色が強い戦隊怪人の先達。
ニチアサ以外
ジバニャン:妖怪ウォッチの外の人繋がり。中の人も同作品に出演している。
猫又(妖怪ウォッチ):3年後の映画で元ネタでも猫又が出てきてしまった。