「時よ~戻れ~、昔へ帰れ~っ!」
ゼロワン「ほらほら、だんだんお前は昔を思い出していく……そして今、お前は親の記憶を思い出した!どんどん昔へ戻って、そのまた親のそのまた親へと……!!」
概要
『太陽戦隊サンバルカン』第15話「女王の欲ばり踊り」に登場。
対象の記憶を時空を超えて祖先の代まで遡らせて蘇らせる能力。すなわち「人の記憶をタイムスリップさせる」という、ある意味斬新かつ物凄い能力を持つ機械生命体。
この特殊能力を用いて村井達夫の360年前の祖先である海賊・村井達五郎が隠したとされる財宝のありかを突き止めることを使命としている。
ちなみに年代は頭部にあるカウンターに表示される仕様となっている。
主な戦力は頭部から発射される破壊光線や相手を異次元空間に引きずり込み、火攻めや水攻め、土攻め等で攻撃する『タイムスリップ攻撃』。
また馬蹄型の杖や二丁拳銃、手投げ爆弾となっている一本角を武器としている。
活躍
財宝を狙うヘドリアン女王の指示で生み出され、誘拐した村井達夫を装置にかけて記憶をタイムスリップさせるが、その際のショックで彼が死亡しかけたため一時中断する。
その結果彼の人格は1842年……つまり江戸時代の侍・村井達之進のものに変化。圧倒的な剣技でマシンマン達を蹴散らした達之進はどこかへと去ってしまうが、変装したゼロガールズの手引きで再び連れ戻される。
そしてタイムモンガーの力でとうとう記憶を1630年にまで遡らせ、村井達五郎を現代に呼び出すことに成功。
達五郎の「もっと若くてピチピチした女はおらんのか?」という要望に応えた「ヘドリアン女王が舞を披露する」など最大限のもてなしをするが、彼の心は潜入していた嵐山美佐に奪われていたため失敗。
彼女を連れて出て行った達五郎を追いかけるタイムモンガーだったが、そこに宝を渡すまいとサンバルカンが現れたため戦闘を開始する。
『タイムスリップ攻撃』や二丁拳銃の銃撃で応戦するが、バルカンスティックの一撃を受けて異空間を突破されてしまい、『スカイジェッター』からの『バルカンボール』の連撃を受けてしまう。
巨大化後の戦闘では角での刺突を繰り出すが、サンバルカンロボの手刀で切断されてしまう。
続けて超能力を放つも『太陽スクリュー』には競り負け、大爆発に怯んだところを『太陽剣・オーロラプラズマ返し』で倒された。
なお、村井達五郎が財宝を隠したとされる海神岬には既に宝はなく、埋められていた宝箱には「宝は裏切った仲間に持ち去られてしまった」という内容が記された手紙が収められていた。
この手紙から宝が醜い争いを引き起こすことを悟った達夫は夢をきっぱりと諦め、真面目に働いていくことを決心したのだった。
余談
本話よりバルカンボールの演出が変化し、「バルイーグルのキック→バルパンサーが両足に挟みバック転を繰り返す→バルシャークのヘディング→再びイーグルのキック」という形式になった。
関連タグ
タイムラー:前年度のスーパー戦隊に登場した時属性の戦隊怪人。中の人はヘルサターン総統と同じ。
タイムヅノー、ジクウマンモス、時計オルグ、ギガノイド第3番「時計」、タイマーのバクトフージER、クロックシャドー、妖怪ネコマタ、妖怪マタネコ、ヒドケイワルド、未来鬼、トケイグルマー:時計モチーフの戦隊怪人の後輩達。