概要
機械帝国ブラックマグマの先兵として送り込まれるロボット生命体の総称。
名称は「〇〇モンガー」で統一され、機械原素体と動植物の生命などを合成させて作り出す。
物語前半は「機械生命体」だったが、後半以降は単に「モンガー」と呼ばれるようになった。
極めて獰猛な性格であり、与えられた作戦を実行する程度の知能はあるが、作戦遂行よりも破壊活動を好む個体もいる。
巨大化
要塞・鉄の爪からの指令電波によって体内の巨大化システムが起動し、「巨大モンガー!」と叫びながら巨大化する。
基本的にサンバルカンの必殺技「(ニュー)バルカンボール」を受けて敗北した際に巨大化するが、作戦の遂行上でいきなり巨大化する個体もいる。
なお巨大化時には、歯車やモーターなどが駆動する映像を、機械生命体の体内メカ描写として挿入しており、「機械の怪物」というイメージを強く打ち出していた。
この映像は、別作品からの流用である。下記余談も参照。
一覧
名前 | モチーフ | CV/人間態 | 登場話 |
---|---|---|---|
ジムシモンガー | 地虫 | 大宮悌二 | 第1話 |
シーラモンガー | シーラカンス(ディニクチス) | 依田英助 | 第2話 |
ナウマンモンガー | ナウマンゾウ | 〃 | 第3話 |
トリモンガー | 鳥(翼竜) | 大宮悌二 | 第4話 |
マジンモンガー | 魔神 | 〃 | 第5話 |
キカイモンガー | 機械 | 〃 | 第6話 |
ヤキュウモンガー | 野球 | 依田英助 | 第7話 |
ムゲンモンガー | 円空仏 | 〃 | 第8話 |
サソリモンガー | サソリ | 〃 | 第9話 |
クモモンガー | 蜘蛛 | 依田英助/岡本美登 | 第10話 |
シダモンガー | シダ | 依田英助 | 第11話 |
ダイヤモンガー | ダイヤモンド | 〃 | 第12話 |
アイアンモンガー | マグマ、日本地図 | 〃 | 第13話 |
アルマジロモンガー | アルマジロ | 〃 | 第14話 |
タイムモンガー | 時計、ユニコーン | 〃 | 第15話 |
トビバコモンガー | 跳び箱 | 〃 | 第16話 |
ガスモンガー | 毒ガス(ガスマスク) | 〃 | 第17話 |
カメラモンガー | カメラ | 〃 | 第18話 |
ガマモンガー | ガマガエル | 〃 | 第19話 |
レスラーモンガー | レスラー | 〃 | 第20話 |
イソギンモンガー | イソギンチャク | 〃 | 第21話 |
カブトガニモンガー | カブトガニ | 〃 | 第22話 |
オオダコモンガー | タコ(潜水服) | 〃 | 第23話 |
タガメモンガー | タガメ(タイコウチ) | 〃 | 第24話 |
ウミヘビモンガー | ウミヘビ(ヤマタノオロチ) | 渡部猛 | 第25話 |
ハラペコモンガー | 鍋、料理 | 〃 | 第26話 |
エイリアンモンガー | 蚊 | 〃 | 第27話 |
クリスタルモンガー | 結晶 | 〃 | 第28話 |
バラモンガー | 薔薇 | 瀬能礼子/森永奈緒美 | 第29話 |
バッファローモンガー | バッファロー | 依田英助 | 第30話 |
カミナリモンガー | 雷神 | 〃 | 第31話 |
ペッタンモンガー | 顔 | 〃 | 第32話 |
カニモンガー | カニ | 西尾徳 | 第33話 |
ノロイモンガー | 切支丹服(天草四郎) | 依田英助 | 第34話 |
ゴキブリモンガー | ゴキブリ | 神山卓三 | 第35話 |
サターンモンガー | 悪魔 | 依田英助 | 第36・37話 |
トーテムポールモンガー | トーテムポール | 〃 | 第38話 |
ムカデモンガー | ムカデ(芋虫) | 〃 | 第39話 |
コウモリモンガー | コウモリ | 井上三千男 | 第40話 |
チャガマモンガー | 狸(分福茶釜) | 神山卓三 | 第41話 |
ドラゴンモンガー | ドラゴン | 依田英助 | 第42話 |
メカメカモンガー | コンピュータ(そろばん、電卓) | 西尾徳 | 第43話 |
ムササビモンガー | ムササビ(パイロット) | 依田英助 | 第44話 |
ボクサーモンガー | ボクサー | 西尾徳 | 第45話 |
シノワナモンガー | 罠(猟師) | 依田英助 | 第46話 |
ファイターモンガー | アメフト | 西尾徳 | 第47話 |
ミイラモンガー | ミイラ | 依田英助 | 第48話 |
イナズマモンガー | イナズマギンガー | 渡部猛 | 第49話 |
ハナビモンガー | 花火 | 依田英助 | 劇場版 |
スマホモンガー | スマートフォン | 小西克幸 | アキバレンジャー |
余談
デザインは野口竜氏を筆頭に久保宗雄氏、渡部昌彦氏、島野公氏が担当している。
機械的なメタリックな身体に組織名でもある黒色とマグマの赤色のパーツをあしらったものが多い。
初期4体は「古代生物の機械化」というコンセプトであり、名前は分りやすいものに変更されている(ジムシモンガーは明言されていないが、ウミサソリのような古代節足動物がモチーフのようである。なお、NG稿には恐竜モチーフのものもいくつかあった)。
ムササビモンガーは着ぐるみ造形担当の品田冬樹氏、野口氏の没後に製作されたスマホモンガーはさとうけいいち氏がデザインしている。
『ブラックパンサー』の登場人物にキルモンガーという本作の機械生命体を彷彿とさせる名称のキャラクターが存在するが特に本作との関連性はないはずである。
上記の「巨大化時の体内メカ描写」として挿入される、歯車などの機械装置駆動シーンは、東映の特撮作品『ロボット110番』の主役ロボット、ガンちゃんの体内メカ描写シーンの流用である。