概要
『機械帝国ブラックマグマ』が作り出したスパイ活動用のアンドロイド。
普段は正体を隠すために人工皮膚を被って人間そっくりの姿に擬態しているが、人面マスクの下は『13日の金曜日』の殺人鬼ジェイソン・ボーヒーズに似た不気味な顔となっている。
第1話では、嵐山長官の秘書・影山令子(演:彩瀬晶子)に扮し、太陽戦隊の存在を知らせた。
ダークQは工場で複数生産された後に厳しい選抜テストが行なわれ、数々のテストで生き残った者だけが任務に就くことができる。
実際の映像はこちら(0:04頃から)。
スパイという性質上ボディには自爆機能が埋め込まれており、正体を露呈されると遠隔操作で爆発させられる。
目にフラッシュ爆弾、爪に暗殺用の猛毒を仕込んでいるが基本的に戦闘能力はなく、サンバルカンにあっさり倒されてしまう。
基本的にブラックマグマの命令には絶対服従であるが、後述の例外のように自我が芽生えて命令に背く個体も登場している。
サンバルカンの透視能力「バルカンアイ・シースルー」で簡単に姿を見破られてしまうが、第6話では見破られることを前提でおちょくって見せたりもした。後に特殊素材「ミエナイン」でバルカンアイにも対応した。
戦闘員のマシンマンや怪人である機械生命体の存在意義が薄くなってしまう関係か、第21話冒頭を最後に登場しなくなる(後の『超電子バイオマン』や『超獣戦隊ライブマン』ではこれを考慮したからか、戦闘員がスパイ担当を兼ねた)。
上村ユミ
第11話「哀しみのメカ少女」で登場したゲストキャラクターであり、上村博士の亡き娘・上村ユミに似せて作られたダークQ。詳細はリンク先参照
お化け軍団
第17話「怪談!お化けの谷」に登場。
お化けや妖怪を模した姿のダークQで、リーダー格の山姥を筆頭にのっぺらぼう、ろくろ首、鬼、提灯お化け(提灯頭に黒い全身タイツ姿)が存在している。
ベーダー一族であるヘドリアン女王の大好物「ヘドロガス」を採掘する千石谷に人を寄せ付けないようお化けの噂を流し人々を脅かしていた。
ダークQらしからぬ高い戦闘力を誇り、山姥の杖を用いた棒術や杖に仕込んだ火炎放射器、鬼の持つ短剣の二刀流、ろくろ首の長い首を巻き付けての拘束、目から放つ破壊光線といった多彩な武器や技でサンバルカンと渡り合う。
鬼はバルイーグルとバルパンサーの蹴りを同時に受け外れた首が爆発。山姥はイーグルのイーグルダイビング、のっぺらぼうはシャークのシャークタイフーン、ろくろ首はパンサーのローリングパンサーを受けて同時に倒された(提灯お化けの最期は不明)。
余談
爆発時のプロップは『宇宙刑事ギャバン』に、マスクは『宇宙刑事シャリバン』や『時空戦士スピルバン』、『超人機メタルダー』に使用された。
関連タグ
太陽戦隊サンバルカン 機械帝国ブラックマグマ 上村ユミ アンドロイド
ヒューマギア:人間社会に溶け込む目的で作られたアンドロイド繋がり。こちらはダークQとは逆に当初からロボットである事をアピールして人間と共存している。もっとも、特定の条件下で人間に危害を加える個体も存在している。
フェムボット:『バイオミック・ジェミー』に登場したスパイ活動用アンドロイド。顔が外れて機械が露出するなどモチーフも共通している。