概要
『機械帝国ブラックマグマ』が作り出したスパイ活動用のアンドロイド。
普段は正体を隠すために人工皮膚を被って人間そっくりの姿に擬態しているが、人面マスクの下は『13日の金曜日』の殺人鬼ジェイソン・ボーヒーズに似た不気味な顔となっている。
第1話では、嵐山長官の秘書・影山令子に扮し、太陽戦隊の存在を知らせた。
ダークQは工場で複数生産された後に厳しい選抜テストが行なわれ、数々のテストで生き残った者だけが任務に就く事ができる。
実際の映像はこちら(0:04頃から)。
スパイという性質上ボディには自爆機能が埋め込まれており、正体を露呈されると遠隔操作で爆発させられる。
目にフラッシュ爆弾、爪に暗殺用の猛毒を仕込んでいるが基本的に戦闘能力はなく、サンバルカンにあっさり倒されてしまう。
基本的にブラックマグマの命令には絶対服従であるが、後述の例外のように自我が芽生えて命令に背く個体も登場している。
サンバルカンの透視能力「バルカンアイ・シースルー」で簡単に姿を見破られてしまうが、第6話では見破られることを前提でおちょくって見せたりもした。後に特殊素材「ミエナイン」でバルカンアイにも対応した。
戦闘員マシンマンや怪人である機械生命体モンガーの存在意義が薄くなってしまう関係か、第21話冒頭を最後に登場しなくなる(後の『超電子バイオマン』や『超獣戦隊ライブマン』ではこれを考慮したからか、戦闘員がスパイ担当を兼ねた)。
上村ユミ
第11話「哀しみのメカ少女」で登場。演者は片岡みえ。
上村博士の亡き娘・上村ユミに似せて作られたダークQ。
左手が銃に変形する。
娘そっくりなロボットの寄付を条件にゼロガールズに毒シダの製造を命じられた上村博士はダークQのユミを偽者と知りながらも実の娘のように可愛がり、上村博士の家庭事情を知る嵐山美佐の説得にも耳を貸さずにユミを守ろうした。
一方、当初は命令通りに活動していたユミも上村博士と一緒に過ごしている内に感情が芽生えてしまい、途中でブラックマグマを裏切った上村博士の処刑を命じられた際には「パパは撃てない」と命令を拒否していた。
その後、命令無視に腹を立てたゼロガールズからは裏切り者扱いされて自爆装置のスイッチを押されて爆死した。なお、死ぬ前に自身の爆発に上村博士を巻き込まないように離れる思いやりも見せた。
人間らしい感情を持った矢先に始末された末路に対して美佐もサンバルカンも同情しており、わざわざ墓まで建てられた。
余談
爆発時のプロップは『宇宙刑事ギャバン』に、マスクは『宇宙刑事シャリバン』や『時空戦士スピルバン』、『超人機メタルダー』に使用された。
関連タグ
太陽戦隊サンバルカン 機械帝国ブラックマグマ アンドロイド
ヒューマギア…人間社会に溶け込む目的で作られたアンドロイド繋がり。こちらはダークQとは逆に当初からロボットである事をアピールして人間と共存している。もっとも、特定の条件下で人間に危害を加える個体も存在している。
ニュートラルのアインI:ユミ(ダークQ)に近い末路を辿ったスーパー戦隊シリーズのゲストキャラ。こちらは人型ロボット。
フェムボット:バイオミック・ジェミーに登場したスパイ活動用アンドロイド。顔が外れて機械が露出するなどモチーフも共通している。