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ヘルサターン総統「世界の指導者達に告ぐ。地球はやがて我が機械帝国ブラックマグマのものとなる!無駄な抵抗はやめろ!」(第1話)


概要編集

ベーダー一族が去った後に突如北極に現れた機械生命体の国家。邪悪な太陽神を崇め、機械こそが支配するべきと考える。

北極で眠りについていたヘドリアン女王を機械人間として再生させ、またアマゾンキラーを呼び寄せ戦力を増強させたが、終盤に現れたイナズマギンガーの影響で、機械帝国は内部分裂を起こしてしまう。


動力源はマグマによる地熱エネルギーで、富士火山帯に属し、地熱エネルギーが豊富な日本をターゲットに定めた。


主な特徴は女性幹部が非常に多いことであり、男性幹部枠は首領と途中参戦者2名のみである。

だが、男性怪人は比較的多い。

敵対するサンバルカンは男性のみのため実質は男女対決である。


ヘルサターン総統編集

声:飯塚昭三

ヘルサターン総統

機械帝国の指導者。全身黒尽くめの男で、また優秀な科学者でもある。サターン鉄の爪、サターン眼力光といった強力な技を使うが、その正体は機械生命体で、全能の神の忠実な部下に過ぎなかった。

第47話で、ヘドリアン女王に焚きつけられてレスラーモンガーの修理を故意に遅らせたことから、イナズマギンガーの怒りを買い、ギンガーと戦うも敗れ、その後は亡霊として登場した。


ヘドリアン女王編集

演:曽我町子

ヘドリアン女王

前作「電子戦隊デンジマン」の敵組織ベーダー一族の女王で、第4話の最後でメカ心臓を埋め込まれてよみがえった。ミラーボールのような頭と活動的な服装になっている。

「ダイヤを独り占めしたい」(第12話)、「色々なコスプレをする」(第15話)、「雷様に扮する」(第31話)、「おしゃれをしたい」(第33話)など、前作に比べてはっちゃけた面が目立つが、妖術の腕は衰えておらず、幾度となくサンバルカンを苦しめた。


終盤ではアマゾンキラーと共に機械帝国の乗っ取りを画策するが、ヘルサターン総統の亡霊にうなされ、腹心のアマゾンキラーさえも信じられなくなり、嵐山長官の娘である美佐を生贄にして延命を図るが、弱りきったメカ心臓が妖術に耐え切れず、サンバルカンと戦うことなく死亡した。


『デンジマン』『サンバルカン』共にヒーローの手で倒されることなく最期を迎えたのは、ひとえに曽我町子女史の魅力にあるといえよう。

後に演じた魔女バンドーラでもヒーローの手で倒されなかった(バンドーラは一味もろとも壺の中に封印された)。


幹部編集

アマゾンキラー編集

演:賀川雪絵 (現:賀川ゆき絵)

アマゾンキラー

「銀河無宿・アマゾンキラー!」

第23話より登場したベーダー一族の女行動隊長。女王たちとは別行動をとっていたが、ヘルサターン総統の命で呼び寄せられた。

ヘドリアン女王の忠実な部下であり、女王は「そなたがいれば、バンリキ魔王ごときに邪魔されることはなかっただろうに」と信頼を寄せる。

実際に初陣となる第23話では、太陽戦隊基地を壊滅させた。

武器は短剣。また、変装も得意で、3人になったゼロガールズを率いて人間社会に混乱を運び込む。


終盤では、ヘドリアン女王と共に機械帝国の乗っ取りを画策するが、全能の神の策略で、女王からの信頼をなくし、ゼロガールズからも見捨てられる。

最後は北極でサンバルカンと戦うも、ニューバルカンボールの前に倒れた。

前作「電子戦隊デンジマン」のヘドラー将軍同様、彼女はサンバルカンに敬礼を送られた。


ゼロガールズ編集

ゼロガールズ

ヘルサターン総統の秘書兼ボディーガードで、4人一組で行動する。


構成員編集

機械生命体編集

跳び箱

↑画像は、第16話に登場したトビバコモンガー


機械帝国の尖兵達。名前は「○○モンガー」で統一される。

バルカンボールのような強い衝撃を受けると、メカの生きる本能が増幅し、「巨大モンガー!!」の叫びと共に巨大化する。

第49話では、イナズマギンガーもモンガー化した。


本作の22年後に登場する『スマホモンガー』は非公認ゆえに巨大化しない。


マシンマン編集

ブラックマグマの戦闘員。赤い隈取が特徴。戦闘兵だけでなく、科学班やスパイ班も存在する。機械のくせに居眠りもする。

本作の3年後に登場する『星雲仮面マシンマン』とは無関係。


ダークQ編集

メカ人間ダークQ

ブラックマグマのスパイで、人間に化けて活動する。


ブラックマグマの戦力編集

要塞・鉄の爪編集

北極に潜む機械帝国の本拠地。その名の通り、手の形をしている。

近づこうとすると、撃墜されてしまうため、場所が特定出来なかったが、最終話で地球平和守備隊の哨戒艦を攻撃したことから、位置が発覚した。

全能の神が爆死すると共に、要塞は壊滅した。


ヘルファイター編集

ブラックマグマが誇る戦闘機だが、大抵はジャガーバルカンに噛み砕かれる。


機械生命体製造マシン編集

動物の細胞と機械を組み合わせて誕生させるマシン。材料は野球道具(第7話)、宇宙蚊(第27話)など様々。最終話では、キングマグマーの頭部となった。


キングマグマー編集

アマゾンキラーが倒れた後、全能の神が基地の全メカを結集して誕生させた巨大ロボットで、機械生命体製造マシンを頭部に用いている。ゼロガールズが搭乗し、メインパイロットはゼロツーが担当。

ハンマー鉄球、右腕のミサイル目からのビーム、口に当たる部分からの冷凍ガスが武器。

冷凍ガスを浴びて凍ったところに始まった日食でエネルギーが低下したサンバルカンロボを大いに苦しめるが、後一息のところで日食が終わってしまい、エネルギーを取り戻したサンバルカンロボに逆転され、太陽剣オーロラプラズマ返しを食らって敗れる。

操縦したゼロツー・ゼロスリー・ゼロフォーも、機体と運命を共にした。


その他編集

黒い太陽神編集

声:大宮悌二

第5話のみ登場した、ヘルサターンが信仰している像。全能の神との関連は不明。


イナズマギンガー編集

声:渡部猛

イナズマギンガー

第45話より登場する、『銀河無敵の電気男』。かつてはアマゾンキラーと共に宇宙海賊として、銀河を荒らし回っていた。

初陣の第45話ではバルカンボールを破壊し、第47話でヘルサターン総統を倒すなど、戦闘力は非常に高い。

彼の真の目的は、「機械帝国の乗っ取り」であったが、へドリアン女王の謀略に遭って失敗し、全能の神によって機械生命体製造マシンに放り込まれ、イナズマモンガーに改造されてサンバルカンと戦うが、力及ばず敗れ去った。


イナズマモンガー

声を担当した渡部猛にとってはシリーズ初のレギュラーキャラで、飯塚昭三とは、『宇宙刑事ギャバン』のドン・ホラー役の後任となり、柴田秀勝とは『星獣戦隊ギンガマン』で再共演する。


全能の神編集

声:柴田秀勝

ブラックマグマの真の支配者で、48話にて姿を現す。資料によっては『全能なる神』とも表記される。

見た目は人間の脳のような姿をしているが、最後まで正体は不明。

イナズマギンガーをモンガー化したり、キングマグマーを作るなど、超能力を使いこなすが、最期は嵐山長官のバルカンスティックで隙を突かれて敗れる。

『歴代ラスボスで最強は誰か』というスレッドでは、歴代最弱として名前が挙がることが多い。


声を担当した柴田秀勝は、スーパー戦隊シリーズにおいて5度首領・幹部を演じるが、本作が初のボスキャラとなった。


関連イラスト編集

七化けドロンパ狸。サンバルカン配信記念!


関連タグ編集

太陽戦隊サンバルカン スーパー戦隊シリーズ


トジテンド:逆にこちらは男性幹部・怪人しかいない。


ベーダー一族機械帝国ブラックマグマ暗黒科学帝国デスダーク

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