「跳び箱、出でよ!!」
「前宙返り、返し蹴り!!それっ開脚前蹴り、仰天だ!それーっどうだーっ!!」
CV:依田英助
概要
『太陽戦隊サンバルカン』第16話「悪魔が校庭を走る」に登場。
その名の通り跳び箱をモチーフにした「教育機械生命体」の異名を持つ機械生命体で、跳び箱に変身することができ、その姿で学校に潜伏して子供たちにサンバルカンへの敵対思想を植えつける洗脳教育プロジェクト「視聴覚教育作戦」の遂行を使命とする。
鉄アレイ状の杖を武器として携帯しており、『跳び箱返り』、『前転頭突き』、『前宙返りキック』といった体術を駆使した多彩な技の他、『跳び箱爆弾』という名の爆弾が主な戦力。
また、巨大化後も自らと同じサイズの跳び箱を用いての華麗なる模範演技を駆使してサンバルカンロボを翻弄していた。
活躍
ヘドリアン女王「まずサンバルカンが、マシンマンと戦っているフィルムがある。そこに、ダークQを市民に変装させて……この二つを合成させると、サンバルカンが市民をいじめているフィルムになるのじゃ」
ヘドリアン女王の提案する「視聴覚教育作戦」は、編集で製作したフェイク動画を学校教育の場で放映することで、子供たちからサンバルカンへの信頼を失わせる作戦であった。
早速これを実行するため、小学校教師・大村とすり替わったダークQが暗躍を開始。
手始めに行ったほんの数時間の授業で子供たちはサンバルカンへの疑念を抱き始め、トビバコモンガーと交戦中の三人にボールや石を投げつけ、罵声を浴びせるようになってしまう。
これにはダークQも「教育の力は恐ろしい……予想を超えて恐ろしい……!」と感嘆するばかりだったが、当然この企みは見抜かれており、新人教師の小林朝夫、根本由美を名乗り潜入した
豹朝夫と嵐山美佐の活躍によって、一連の教育がブラックマグマの作戦であることが子供たちに明かされてしまう。
さらにバルシャーク、バルイーグルも駆け付けたため、トビバコモンガーが再び出撃。
跳び箱を巧みに使った技を繰り出し優位に立つが、調子に乗っている隙に放たれた『トリプルアタック』で転がされ、『バルカンボール』で倒される。
巨大化後も跳び箱を呼び出しての攻撃を見せ、サンバルカンロボを翻弄するがバルシールドで防がれ、何度も頭部を叩かれた上に『太陽剣・オーロラプラズマ返し』を放たれ、跳び箱諸共爆散した。
こうして事件は解決し、子供たちのサンバルカンに対する疑念も払拭されたのだった。
ナレーション「サンバルカンは嬉しかった。再び子供たちの信頼を勝ち得たことが、嬉しかった」