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センシティブな作品

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つえまたはじょう

道具または武器の一種。 まっすぐな長い棒をそのまま加工したもので、主に歩行の補助、打撃武器として用いられる。 また職業によっては特殊な意味合いを持つ事もある。

杖とは、棒を加工した道具もしくは武器の一種である。

概要

細長く真っ直ぐな手で持つのに適したを加工して製造された道具で、長いと自分の身長を超える程(2m程度)の物もある。主に歩行を補助するために用いられる。木製である場合が多いが、稀に象牙金属で作られる事や装飾物などを加え他の構成物も用いる物もある。

古来から老人、さらに転じて賢者羊飼いなどのイメージから、「指導者や知識人の象徴」として扱われてきた。また『知恵者』のイメージから魔法使いアイテムとしても定着し、ファンタジーでは魔術的な特殊な効果を持ったものが非常に多い。

他に元帥杖と呼ばれるものが西欧諸国において元帥に授けられた。

これはローマ時代に皇帝から軍司令官に与えられた、権威の標章としてのバトンの流れを汲むとされ、元帥の権威と地位の標章であった。

帝国陸海軍においては元帥刀が与えられた。

イラストなどでは魔術などとの関わりで伝説や物語に登場することが多い。

呼び方による違い

訓読みで『つえ』、音読みで『ジョウ』と読むが、呼び方によってその意味合いが異なる場合があり、『つえ』とした場合は道具としての「杖」を意味するのに対し、『ジョウ』とした場合には「棍棒」の一種を指す。

更に西洋では、『バトン』『ロッド』『スタッフ』『ワンド』『ステッキ』『ケイン』『メイス』などに分別される。以下では参考に英語の綴りを添える。

  • バトン(baton)

手に収まり、地面を突くには短いもの。技芸などに用いる。一部のトンファー警棒などはバトンに分類されることもある。

  • ロッド(rod)

伸縮や折り畳みが可能な杖ないしは竿。基本的に長い。

  • スタッフ(staff)

飾り気の無い質素な杖。主に実用向けで棒や棍などに近い。英語複数形"staves"から派生して「ステイヴ」(stave)と呼ばれることもある。"stuff"ではない

  • ワンド(wand)

片手持ちの短い杖。祭祀・式典の際には豪華な装飾が成されたものが使われる。西洋古典的な「魔法の杖」はこちら。タロット小アルカナにおいても近年では杖は「ワンド」とされることがある。

  • ステッキ(stick)

英語ではファッションとして用いられる短めの杖を指す。他の杖と違いグリップが頭端ヘッド部に有る。スティックのなまり。スキーなどで使うストック(stock)はドイツ語で杖や棒を指す同根語に由来する。

  • ケイン(cane)

原義は「などの節の有る植物の茎」の意味の単語で先の丸まった傘の柄の様な物等を指す。英語ではお年寄りが用いるような歩行補助のためのものが分類される。剣道竹刀は「シンガポール・ケイン」などと海外では呼ばれる事も有るが(主に武術やプロレス界隈)これは竹刀が「打撃用の杖」と思われていた為である。

  • メイス(mace)

別称として「鎚鉾」や「戦棍」の呼称を持つ打撃武器の一種。柄頭に打撃用の錘などが付いておりどちらかと言えば同様にヘッドを持つなどポールウェポンの類に近い。

これらのように、用途や大きさによって呼び方が細分化されている。

主な杖

※魔法少女系については「魔法のステッキ」の記事にまとめが存在。

伝承関連

ゲーム・アニメ・漫画関連

特撮関連

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