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ビートチェイサー2000

びーとちぇいさーにせん

ビートチェイサー2000とは、特撮テレビドラマ『仮面ライダークウガ』に登場するマシンの一つ。
目次 [非表示]

概要

未確認生命体第4号こと、クウガが使用するオートバイ型のスーパーマシン。作中では型名である「BTCS-2000」と呼称される場合もある。名称は後述のBT鋼、そして「甲虫=スタッグビートル」であるゴウラムとの融合合体用のマシン、という意味合いが込められている。

クウガにとっては物語後半からの愛機であると同時に、作中では初となるクウガ専用に開発されたマシンでもある。


それまで使用してきたトライチェイサー2000は、クウガとの連携によりその高い性能を遺憾無く発揮、未確認生命体との度重なる戦いに欠かせない存在となっていたが、一方では開発時の想定には全くなかった、ゴウラムとの融合合体による金属疲労の蓄積などにより、徐々にではあるがその活動限界が近付きつつもあった。

こうした状況を受け、警視庁もトライチェイサー2000に代わる新たなマシンの導入に踏み切ることを決断し、科警研において開発が進められていたのだが・・・折しも完成とほぼ同時期に起きた、ゴ・ガメゴ・レとの戦闘における甚大な被害発生により、世間から第4号――クウガを危険視する声が出始めることとなり、警察上層部もビートチェイサー2000の引き渡しを躊躇するという事態にまで発展してしまう。

しかし、ゴ・バダー・バによるゲゲルの被害拡大と、その過程でトライチェイサー2000が機能停止に陥ったことから、合同捜査本部は事態打開のために、ビートチェイサー2000の早急な導入の必要に迫られた。バダーを追い込むべくクウガ・合同捜査本部による共同作戦がなおも展開される中、一条らの尽力や、松倉本部長による上層部への説得が功を奏し、遂に五代――クウガへとビートチェイサー2000が引き渡されるに至ったのである。


これ以降、クウガの新たな愛機として未確認生命体との数々の戦いを支え、ン・ダグバ・ゼバとの決戦に際しても、彼が待ち受ける九郎ヶ岳まで五代を運ぶ役割を果たした。この戦いの後、相棒である五代と別れる格好となったビートチェイサー2000がどのような扱いとなったのかは、作中でも特に言及されていない。


特徴・機能

前述した「ゴウラムとの融合合体」を前提とし、それに対応する形で開発されており、その都合上量産型の「トライチェイサー2000A」のメインフレームや、各種装備を応用しつつ、要所要所がトライチェイサー2000と同形状となるよう考慮された設計とされている。

また、車体には新型の特殊形状記憶合金「BT鋼」が応用されており、これによりタイヤのブレーキシステムなどを始め、ゴウラムとの合体に際して生じる車体の極端な形状変化にも対応可能で、計算上では500回の合体にも耐えられるようになっているのが、ビートチェイサー2000の特徴の一つである。またこの車体の材質変更は、ゴ集団の怪人が至近距離で爆発した際にも、無傷で耐えられるという副次効果をももたらしている。

ゴウラムとの合体についてはこれ以外にも、合体する度に金属成分を失い、ゴウラムが化石状の破片に戻ってしまうことを回避すべく、車体後部のマフラー部に液体金属タンクが新たに装備されており、フロントカウルと併せてトライチェイサー2000との外見上の差異を生み出す要素の一つともなっている。


ビートチェイサー2000単独で見ても、トライチェイサー2000から大幅な性能の強化が図られている。

搭載された無公害イオンエンジンは、従来使用されていたアレグロをさらにチューンナップする形で設計・開発された新型の「プレスト」へとバージョンアップされ、これにより最高速度も420㎞/hにまで上昇。

前述のバダー戦においても、トライチェイサー2000では(限界が近いのも重なって)追い付くのもやっとであったバギブソン(バダーの専用マシン)と互角以上のバイクチェイスを展開、遂にはこれを引き離すという高性能ぶりを見せつけている。さらにはそれだけの加速状態からの急停止を可能とすべく、リアカウルに小型パラシュートも内蔵されており、これを射出・展開することで急減速を行えるようになっている。

トライチェイサー2000と共通した部分も多い設計であることから、高い登坂性能や悪路走破性能も健在であり、ゴ・ジャラジ・ダ戦でも素早い動きで山中を逃げ回る相手を巧みに追跡・捕捉してみせている。


クウガが運用しやすいようにとの配慮から、トライアクセラーを始動キーとするシステムや、テンキータイプのコントロールパネルといった機能の数々も、トライチェイサー2000より引き継がれている。車体のカラーリングを変化させる「マトリクス機能」もその一つであり、変身前の五代は銀と青を基調とした「ブルーライン」として、クウガへの変身後には黒と赤を基調とした「レッドライン」として、それぞれカラーリングを切り替える形で運用される。

また、新型白バイというトライチェイサー2000の側面を引き継ぐかのような要素として、フロントカウルの両側面には開閉式のパトランプも備わっており、緊急時にはこれを展開・点灯することで一般車両に対し、進路の確保を呼びかけることもできる。このパトランプは、ビートゴウラムへの合体時にもゴウラムの変形した装甲との干渉を防ぐため、展開しておく必要がある。


派生機

ロードチェイサー

S.I.C. HERO SAGA』の一篇である「MASKED RIDER AGITΩ EDITION -PROJECT G1-」に登場するマシン。

ビートチェイサー2000の後継機という位置付けであると同時に、仮面ライダーG3(およびG3-X)のマシンであるガードチェイサーの前身でもあり、(公式ではないものの)『クウガ』と『アギト』のミッシングリンクを意識した存在であるとも言える。

概観もビートチェイサー2000やトライチェイサー2000と同様にオフロードタイプであるという点を引き継ぎつつ、カウルの形状やカラーリングはガードチェイサーのそれに寄せたものとなっている。


ビートチェイサー3000

小説仮面ライダークウガ』に登場するマシン。名称からビートチェイサー2000の後継機であることは確かであるが、小説という媒体の性質上、その概観や機能については明らかでない部分も多い。

作中では一条がこれを使用し、戦闘中のクウガ・プロトタイプゴ・ライオ・ダの追跡に使用した。後に五代が帰還すると彼に託され、ゴウラムと合体した新生ビートゴウラムとなってライオの運搬に一役買った。


備考

ベース車両にはトライチェイサー2000と同様に、GASGAS社の「パンペーラ250」が引き続き採用されている。


ビートチェイサー2000も放送当時よりDXポピニカ、S.H.Figuarts、SO-DO CHRONICLEなどで度々商品化がなされている。このうちDXポピニカ版にはライディングポーズの五代フィギュアが付属している他、トライチェイサー2000に倣う形で、変身前に使用されていたブルーライン版もイベント限定商品として発売された。


関連タグ

仮面ライダークウガ ライダーマシン

トライチェイサー2000 ゴウラム ビートゴウラム

五代雄介 一条薫


昭和ライダー

ジェイクロッサー


平成ライダー

トライチェイサー2000/ビートチェイサー2000マシントルネイダー

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