概要
長野県中央アルプスで発見された超古代遺跡。
地中に埋没していたが、地殻変動の影響で地上へと姿を現した。
超古代の戦士「クウガ」として戦う古代リントの男、そしてグロンギのトップである「究極の闇をもたらす者」として恐れられたン・ダグバ・ゼバが封印されていた。
しかし、現代に夏目幸吉博士をはじめとした調査チームが発掘調査のために遺跡に侵入。そこの石棺を開けたことでダグバを復活させてしまい、調査チームは壊滅。200体以上のグロンギが復活してしまった。
遺跡から出土したミイラが腰に身に着けていたベルト「アークル」が発見されたことで『仮面ライダークウガ』の物語が動き出す。
『平成仮面ライダー20作記念 仮面ライダー平成ジェネレーションズ FOREVER』では、2000年1月29日(『仮面ライダークウガ』第1話の放送開始日の1日前)の遺跡に訪れたティードが古代の戦士の封印を解き、クウガの力を奪い取ってアナザークウガウォッチを生成。
ティードはウォッチを起動してアナザークウガに変身し、遺跡が崩落する中、彼を追ってきた明光院ゲイツも古代の戦士からクウガの力を受け取り、クウガライドウォッチを作り出した。
なお、『クウガ』の出来事が起こる前という設定であるためか、本作では崩落していない比較的綺麗な状態で映っている(上記の通り最終的にはアナザークウガによって破壊される)。
余談
『クウガ』のパイロット版(第1話と第2話)で最も高い予算をかけて制作されたのが、一条と五代が出会うシーンで使用された遺跡の入口のセットである。大きなセットを屋外で制作したため、輸送費も掛かっている上、劇中では映らない遺跡内部の通路まで作り込んだことが原因で予算が膨れ上がったという。なお、『クウガ』の制作費の大半を使い果たしたというのはデマである(パイロット版は本編とは別に専用で予算が組まれていたため、第3話以降の予算には影響しない)。
ちなみに、第2話で燃える教会のセットは、第1話での長野県警のセットと共用しているため、費用は古代遺跡のセットと比べて安価になっている(参考)。