Meteor Storm!
Meteor On Ready?
「復活じゃない。進化だ!」
「俺の運命(さだめ)は嵐を呼ぶぜ!」
概要
朔田流星がタチバナから新しく受け取った「メテオストームスイッチ」を使って変身する仮面ライダーメテオの強化形態。
初登場は第28話。
攻撃的なメテオのスタイルをさらに推し進めた形態であり、パワーやスピードといった総合的な能力が強化。メテオ自前の格闘技『星心大輪拳』に、加え専用武器の「メテオストームシャフト」が使用可能になったことで戦闘能力が飛躍的に向上している
またメテオストームスイッチに備わったコマ状ユニット「ストームトッパー」には回転時に周囲のコズミックエナジーを吸収する機能があり、間接的に防御性能も大きく強化している。
変身シークエンス
メテオドライバーにメテオストームスイッチを装填して手前にある金と赤と「アストロキートップ」を押すことで「メテオストーム!」のコールが鳴り、コマ状ユニット「ストームトッパー」を右手で手動回転させるとロック調のSEと共にストームトッパーを中心とした青と金の旋風が発生。
メテオの姿が一瞬黒い影に変ったあと、メテオストームへと変化する。
M-BUSからのコズミックエネルギーを供給される演出は無いが認証は継続されており、第30話で実際に強制変身解除させられている。
基本的にメテオなった後変身するが第42話では流星から直接変身しており、この時は基本形態同様先にドライバーを操作しその後上記の手順を行っている。
この時は一瞬基本形態のメテオになった後にメテオストームに変身した。
スペック
身長 | 210cm |
---|---|
体重 | 93kg |
パンチ力 | 4.3t |
キック力 | 9.4t |
ジャンプ力 | ひと跳び21m |
走力 | 100mを5.4秒 |
青と黒を基調にした基本形態から、青と金色を基調としたボディとなっている。
クリスタル製フェイスガード『スターライトフェイス』は左側にのみ配備されていたアンテナレーダー「シュプールロッド」を左右に有しており、合計4基に増加したことで「クワッドロッド」に強化。M-BUSとのデータリンクや周囲の環境データ収集および通信精度が向上してる。ロッドと一体化している「スターライトホーン」は量子コンピュータを内蔵しており、すべての戦闘パターンを記憶して最適な反撃パターンを引き出すことが可能。この働きによるものか、劇中では立神吼のスコーピオン・ゾディアーツの右足首を集中攻撃することで一杯食わせている。
メテオドライバーの膨大なエネルギーをメテオギャラクシーに送るため右肩にのみ装着していた供給ダクト兼用のアーマーブロック「メテオインジェクションテール」も両肩に再配置されたことで「ストームデュアルテール」へとパワーアップ。外部からの衝撃を吸収するクリスタルフレームが上半身を覆ったことでパワーと防御力の双方が向上した。
この頭部と肩部の追加ブロックにより左右対称に近いシルエットになった。
超高感度視覚器官「ホーミングアイ」は最大視野角の拡大こそ無いものの、身体能力の向上に合わせて動きを把握するセンサーが強化され格闘戦での認識能力が増している。
クリスタル内部のアストリウム合金製の超剛性ヘッドギア「ストームヘビーギア」には自己修復機能が付与され、仮に損傷した場合でもコズミックエネルギーがマテリアライズ(物質化)して即座に修復する。
黒かった強化外装「エーテルオーバーコート」はメテオストームスイッチが送るコズミックエネルギーがマテリアライズしたことでより防御力に優れる青い「エーテルハイコート」に強化された。外装の変化は脚部を覆う「フォトンパルサーブーツ」のソール(靴底)にまで及び、これによりグリップ力が上昇しどんな姿勢でも攻撃を続けることができるようなった。
両手首、両足首に取り付けられたエネルギー増幅器「ラグランジリングビュレット」はメテオドライバーから送られるパワーの無駄なく反映させることでメテオの腕力・脚力を理論上の限界値まで増加させる。反応速度はメテオの時より20%程度向上した。
これによりフォーゼ コズミックステイツを上回るスペックを得ている。
使用アイテム
タチバナから送られてきた強化変身用のアストロスイッチ。
上部にコマ状ユニット「ストームトッパー」が取り付けられ、マグネットスイッチの様に大型化している。通常メテオスイッチと異なりこれを直接操作する。
- ストームワインダー
「ストームトッパー」を高速回転させる際に使用する金の紐状ツール。
リミットブレイク時にのみどこからともなく取り出す。
メテオストームスイッチのコズミックエネルギーがマテリアライズしたロッド型武器。
引き続きメテオギャラクシーも装備している。
必殺技(リミットブレイク)
- メテオストームパニッシャー
メテオストームスイッチをメテオストームシャフトのスイッチソケットに装填してコマ状ユニット「ストームトッパー」を射出して攻撃するこのフォームを代表する技。
メテオストームスイッチの特徴である「周囲のコズミックエナジーを吸収する機能」により対象を弱体化させつつ威力を増していくという攻防一体の特性を持つ。
初使用時には超新星状態のキャンサー・ゾディアーツの体内にあるエネルギーを吸収し、フォーゼのリミットブレイクを無効化するほど頑強な装甲を突き抜けて周囲に被害を与えることなく撃破した。ただし立神が変身したレオ・ゾディアーツおよびキャンサー・ゾディアーツなど格上の相手には弾き返されることもあったため、単体での威力はそれなり(それでもライダー超電磁ボンバーを相殺する程度のパワーはある)。
広範囲かつ遠距離にも対応しているため、多数のダスタードの一掃など要所要所で活躍している。
最終回では、スイッチを3回押してマックスパワー状態で放ち、弾き返されたストームトッパーをもう一度メテオストームシャフトに装填、倍にして返す応用技を披露。決め技のメテオストライクに繋ぐ活躍を見せた。
- ファイヤーメテオトルネード
フォーゼに借りたファイヤースイッチをメテオドライバーに装填して発動するリミットブレイク。
回転蹴りを放って周囲に炎の竜巻を発生させる。
- メテオストライク
メテオスイッチをメテオドライバーに装填して発動するリミットブレイク。メテオの時より威力も上昇しており、マグネットステイツをベースステイツに戻すほどのダメージを与えた。
レオとの最終決戦では決め技として使用。咆哮によるダメージで変身解除するも、お互い生身の状態で立神に命中させ、因縁の対決に終止符を打った。
ライドウォッチ
友情に目覚めた嵐のメテオ!メテオストーム!
Meteor Storm! メテオストーム!
「GPライドウォッチ14」の一つとして発売。
必殺技は「リミット」。
ネタ要素
- ストームトッパーがコマ状の武器であり、しかも攻撃時にくるくると回る。更にロッド状の武器ということもあってかベイブレードや扇風機等とネタにされている他、頭部の形状はピカチュウともネタにされる(なお、流星役の吉沢亮がメテオストームを見た時の第一印象もピカチュウだったとのこと)。
- 加えてメテオの技名は作中で言及されないものが多い(技名をノリノリで叫ぶ弦太朗とは対照的に流星は戦闘中基本的に怪鳥音しか発しないため)のだが、メテオストームパニッシャーのみ例外的に流星自ら技名を叫ぶため、かなり異質感のある技である。
- 頭部は隕石が地表に激突した際の巻き上がった砂塵をイメージしている。