N Magnet
S Magnet
概要
アストロスイッチNo.30 NマグネットスイッチとNo.31 Sマグネットスイッチに星間連絡用試作情報端末を組み合わせる事で完成したスイッチ一体型情報端末。初登場は第19話。
「フォン」の名の通り単独で携帯電話(ガラケー)として使用できる他、フォーゼドライバーとの連動で弦太朗をフォーゼ マグネットステイツに変身させる。
因みにマグフォン完成以前は弦太朗は普通の携帯電話を所持していたが、完成後はこちらで仮面ライダー部と連絡を取り合うようになった。
誕生経緯
N&Sマグネットスイッチは他のアストロスイッチの数倍というパワーを秘めており、その凄まじい磁力エネルギーは従来と同じ「スイッチ単独での制御」が困難な程であった。
スイッチのみ使用した際は両腕に手甲型モジュール「メタルバックフィスト」が物質化しただけに留まり、しかも強大な磁力は制御できなかったため両腕がくっついて離れなくなってしまい、更には周囲の金属も引き寄せ、最後はトラック2台に潰されそうになる事態となりとても実用に耐える代物ではなかった(その際はパワーダイザーがトラックを抑えている間に賢吾と流星がスイッチを切り事無きをえた)。
そこで賢吾はラビットハッチに残されていた「星間連絡用の情報端末」の試作品とマグネットスイッチを合体させ、その情報端末にマグネットスイッチの制御を任せるシステムを設計することを構想。流星が作成し、紆余曲折あった後賢吾が最終調整することで実用化に至った。
だが、ただでさえ制御が困難な上に使用者の精神状態に左右される性質があり、劇中では「流星が作成した」事が発端で賢吾と弦太朗の中に不和が発生。弦太朗の心の乱れを敏感に感じ取ったマグフォンは第19話ラストでどこかに飛んでいってしまい紛失。第20話はそれを探す所から始まるという色んな意味で難産なスイッチである
詳細
情報端末らしくアストロスイッチカバンやラビットハッチ、バガミールとデータの送受信を行う。当然電話として通話もでき、キーパッドを見るにメール機能もある様だが、カメラは内蔵されている様には見えない。
ディスプレイ右上およびキーパッド右下からスイッチが突き出た特異な見た目をしており、それなりに厚さもあるため携帯性にはやや難がある(元より単なるガラケーではなく星間連絡用情報端末である事を考えればさもあり…と言うかむしろ破格の小型サイズではあるが)。
内側は黒、外側は銀のフレームで覆われており、そこに赤でN、青でSが造詣されている。
Nマグネットスイッチ
N極の磁力を持つクリアレッドのアストロスイッチ。No.30。対応ソケットは●型。
3.5インチの有機ELディスプレイ「OELメインモニタ」と一体化しており、メテオストームスイッチのような大型サイズになった。マグフォン状態では上側を構成する。
フォーゼドライバー装填時はハンドルユニットとして専用モジュールの制御を行う操縦桿になる。
右側面にはリミットブレイク発動用のキーを内蔵。平時は暴発防止用のカバーに覆われている。
Sマグネットスイッチ
S極の磁力を持つクリアブルーのアストロスイッチ。No.31。対応ソケットは■型。
こちらは簡易キーボタン「タッチキーパッド」を装備しており、Nスイッチと同様大型のサイズになっている。マグフォン状態では下側を構成。
ドライバー装填時は同様にハンドルユニットの役割を果たす。
Nスイッチとの接合部であるヒンジにボタンがあり、そこを押す事で分割可能になる。
運用
ステイツチェンジ
NSマグフォンを「割って」NとSマグネットスイッチに分離。フォーゼドライバーの●型ソケットにNスイッチを、■型ソケットにSスイッチを「挿す!」。その後手前にある起動キー「アストロキートップ」をN→Sの順でオンにする事でフォーゼをマグネットステイツにステイツチェンジさせる。
この状態では銀フレーム側が内側、ディスプレイとキーボタンが外側になる。
モジュール操作
スイッチ部分がソケットに収まる事で今度はディスプレイとキーボタンがドライバーから突き出る形になるが、その部分が「マグコンレバー」という操縦桿としての役割を果たす。
Nスイッチが右肩のNマグネットキャノン、Sスイッチが左肩のSマグネットキャノンの操作・制御を行い、マグフォン状態では左側面に配置されている「マグブラストトリガー」を引く事で砲撃する。
リミットブレイク
Nスイッチ(ディスプレイ)右側面にあるカバーを上に展開する事で露出する「リミットグレネイター」を押した後、ドライバーのレバー操作する事で発動。
マグネットキャノンが分離・再合体して出来上がる浮遊砲台NSマグネットキャノンから電磁エネルギー砲弾を放つライダー超電磁ボンバー
パワーダイザーとの連携技・ライダー超電磁タックル
メテオにNマグネットを渡し、磁石の引力を活かした同時必殺技・ライダー超電磁ストライク
がある。
製品化
「マグネットスイッチ携帯 DX NSマグフォン」という変わった名前で2012年1月28日一般販売。
弦太郎・賢吾・ユウキの音声を10種類以上内蔵している。
挿した状態でN側を操作するとフォーゼの背負うブースター音、S側を操作すると砲撃音が鳴る。
それじゃないっ!
余談
このアイテムを使用する際の「割って、挿す!」の台詞は弦太朗を演じた福士蒼汰氏のアドリブらしい。
ガラケーモチーフの主役ライダーアイテムはこのNSマグフォンが最後である。
関連タグ
フォーゼ マグネットステイツ アストロスイッチ フォーゼドライバー
ジオウⅡライドウォッチ、コマンドツインバックル:ドライバー左右に装填して使用する強化変身アイテムの後輩。前者も分割して使用する。
ギファードレックスバイスタンプ:10年後に登場した磁極(と宇宙の一端)の力を持ち、変身する時に2つに分割するアイテム。マグフォンは「割って、挿す!」アイテムだが、こちらは「割って、押して、挿す!」アイテムである。
アストロスイッチ
No.29 スコップ←No.30 Nマグネット/No.31 Sマグネット→No.32 フリーズ
鳥類系コアメダル←NSマグフォン→フレイムドラゴンウィザードリング/ドラゴタイマー
主役ライダーフォン