概要
「メモリガジェット」と呼ばれるデバイス群の1つ。
単独でガラケーとして機能するガジェットモード、ガイアメモリと併用する事でクワガタムシ型のライブモードへと変形する。
メモリは基本的にギジメモリ<スタッグ>(スタッグメモリ)を使用する。
劇中では翔太郎、フィリップが所持。通常の携帯電話として使えるのはもちろん、特殊なコマンドを打ち込むとリボルギャリーを呼び出すことが可能。
またメタルシャフトやトリガーマグナムにセットする事で特殊なマキシマムドライブを発動することも出来る。
第1話どころか本編の十数年前には既に存在していた最初で唯一のメモリガジェットで鳴海荘吉はスカルに変身する以前にシュラウドから受け取った物を所有し、スカルギャリーの起動などに使用していた。
重量は350gと携帯電話としては大分重め(スマホは160gほど)。ちなみに電源にはマイクロセルバッテリーなる物が使われているらしい
黒をベースに赤いライン、脚やボタンの一部が銀色。
- 「風都探偵」では
おそらくフィリップによってアップデートされ、SNS機能が追加された。
またときめ用にフィリップがピンク色のスタッグフォンを製作。
メスのクワガタをイメージしておりアゴが短いが、ドーパントとの戦闘機能は問題なく備わっているので非力なときめにとっては貴重な戦力となっている。
第11集ではときめが誘拐された際には大活躍しており、フィリップがデータで転送される時の入り口としての役割を果たしている(誘拐された場所が入口の無い地下だった)。
モード
ガジェットモード
全長 | 全幅 | 連続通話時間 |
---|---|---|
223mm | 82mm | 62時間 |
※データはときめ用以外の物
通常のガラケー形態。
左の通信用「セルアンテナ」と右の妨害電波用「ジャムアンテナ」の異なる機能を持つアンテナに挟まれた高性能ディスプレイモニター「インフォメーションウィンドウ」に、他のガジェットが発信した信号や情報に表示。ナビゲーションとして用いるなど様々な方面で活躍する他、携帯用・PC用のWeb閲覧も可能。
中央にある赤いボタン「パワーセンサー」は指紋認証装置を持つ起動スイッチで、スタッグフォンの起動や保存されている情報の閲覧、重要設定の変更などは登録された指紋を認識した場合のみ行える。
数字の入力にはキーパッド「フェザータッチパネル」を、画面スクロールやリボルギャリーの遠隔操作などにはその中央部に2つ内蔵されている「トラッキングホイール」によってを行う。パネルやホイールは、真上から見ると"抽象化したハサミ"を思わせる特殊な形で配置されている。
ライブモード
全長 | 全幅 | 連続稼働時間 | 最高飛行速度 |
---|---|---|---|
214mm | 120mm | 36時間 | 45km/h |
※データはときめ用以外の物
ガイアメモリを装填して変形したクワガタムシ形態。
最大の特徴はクワガタの顎を模した2本の突起「パワーホーン」。モニターはそのままアンテナ部のみを展開した状態で、内側に備わったソニックブレードは高周波振動する事で直径6cmの鋼鉄パイプを切断し、ドーパントすら怯ませるほどの威力を発揮する。
ガジェットモード時にこのパワーホーンのみ展開させ、手持ちのカッターとして使用することも可能。
展開していないモニター部の裏にある赤いパーツは「ガイアクォーツ」という装置で、ギジメモリから送られたデータ増幅・変換し、ライブモードの動力源となる。
背面パーツやパネルの一部が展開した脚部「リフターレッグ」は自分の重量の20倍の物体を保持した上で飛行する事が可能な他、ヒンジ部は360度の視野と赤外線や紫外線も視覚情報として得るカメラアイ「オールレンジアイ」として機能する。
護身目的での運用も想定しているため外装「シールドウィング」は、9mm弾程度であれば傷も付かない程の強度を持ち、高性能デバイスながら多少の荒事にも適している。
マキシマムドライブ
- ヒートメモリのマキシマムドライブ
ヒートメモリを挿入して発動。
敵の周囲を飛び回りながら、高熱を帯びた顎で何度も切りつける。
- トリガースタッグバースト
トリガーマグナムに接続して発動。
弧を描く2本の光線を照射して、左右から敵を撃ち抜く。
劇中ではルナトリガーで使用。バイオレンス・ドーパントのメモリを破壊した。
- メタルスタッグブレイカー
メタルシャフトに接続して発動。
シャフトの先端にクワガタの顎のような光の刃を形成し、対象を挟んで攻撃する。
劇中ではサイクロンメタルが使用しスミロドン・ドーパントのメモリを破壊した。
ちなみにメモリガジェットの玩具CMではメタルシャフトとの連動として初期から紹介されていたが、劇中で使われたのは最終回直前だった。
- ジョーカーメモリのマキシマムドライブ
風都探偵にて翔太郎がジョーカーメモリを挿入して発動。
パズル・ドーパントが作り出した『どんどん小さくなる処刑部屋』に閉じ込められダブルドライバーも封じられた為に使用した。翔太郎の感情にシンクロしてジョーカーメモリの力が増幅された結果、本来のメモリガジェットで可能なマキシマム以上の力を発揮して暴走に近いレベルでスタッグを大暴れさせ、自身も負傷しつつも壁を破壊して脱出に成功した。
立体物
「メモリガジェットシリーズ01 スタッグフォン」が2009年9月5日一般販売。
余談
関連タグ
ガタックゼクター:クガワムシ型メカの先輩。敵を蹴散らした後使用者の手元に収まる様子は瓜二つ。