スパイダーショック
すぱいだーしょっく
「メモリガジェット」と呼ばれるデバイス群の1つ。
単独でデジタル式の腕時計として機能するガジェットモード、ガイアメモリと併用する事でクモ型のライブモードへと変形する。
メモリは基本的にギジメモリ<スパイダー>(スパイダーメモリ)を使用する。
またメタルシャフトやトリガーマグナムにセットし、武器の能力を拡張させる事も可能。
フィリップ自ら合成した『ハイマグ』と呼ばれる次世代の超硬マグネシウム合金がフレームに使われているらしい。
重量は120gと男性向けとしては一般的な重さで、クモのイメージに似合わずソーラー電池で駆動している。黒がベースでモニターが青、縁が黄色。
- 「風都探偵」では
「超人r」にてあらゆる電波や高周波の類いを感知できる機能もあることがフィリップから明かされた。
「iよ もう一度」でフィリップによりギジメモリ『ネオ・スパイダー』が開発され、裏風都の気配を感知する銀色となる新モードが追加される。時計状態でも空間転移粒子の反応を感知することが可能になった他、採取した粒子を噴射する能力を得た。
ガジェットモード
全長 | 全幅 | 厚さ |
---|---|---|
83mm | 80mm | 35mm(ケース部分) |
通常の腕時計形態。
特筆すべきは正面側に内蔵された機構「ウェブマズル」と、そこから射出する直径2mmのマイクロワイヤー。このワイヤーはフィリップが製造した超合金「ハイメタル」で出来ており乗用車程度の重量の物をぶら下げても千切れる事は無い。超小型ウインチも内蔵されているため、併用して高所に登ると言った運用も可能。他にも追跡用ビーコンを発射し、対象に張り付ける事もできる。
モニター部分は内蔵記憶領域とギジメモリ内の記憶領域の残量・状態をグラフ化するデジタルメーター「メモリインジケータ」と、ソーラー発電とタッチ式のパネルを兼ねた「デジタルライズムーブメント」の二つで構成されている。時刻表示&ストップウォッチなどの基本的な時計機能に加え、ビーコンから受信したデータの視認、ギジメモリ内のデータ確認。更には気圧・温度・湿度などの計測も可能。
ライブモード時のステータスも確認することができる。
外装黄色い縁部分の手前側は「マルチアジャストキー」という多目的操作ボタンが配置されており、時刻設定、データ確認、ロック解除などに使用する。
外装「シールドケース」やリストバンドの「エイトレッグスバンド」は前述の超合金『ハイマグ』で形成されており、理論上戦車に敷かれても壊れない。なおバンドには生体認識機能が搭載されているため、登録されていない人は装着できない仕様になっている。
ライブモード
全長 | 全幅 | 最高歩行速度 |
---|---|---|
126mm | 177mm | 35km/h |
ガイアメモリを装填して変形したスパイダー形態。パネルを180度反転させた状態。
4つの赤いセンサーアイ「インセクトセンサー」によって複数のターゲットを同時に捕捉。大きさや距離を正確に測定する。
リストバンドの「エイトレッグスバンド」の爪先にはフック状の爪「スパイクマニピュレータ」が配置されており、ライブモードではこれを打ち込む事で垂直の壁面で移動が可能。いかなる角度の面でも追跡行動を可能にする。
この状態では任意の相手に取り付く事ができ、この際に背面のウインドウ「ライブインジケーター」により対象の生体情報を調べることができる。
ウインドウに隣接した赤いパーツは「ガイアクォーツ」という装置で、ギジメモリから送られたデータを増幅、ライブモードで活動するためのエネルギーへと変換する。
ちなみに35kmは車が一般道を走るのと同程度と、結構なスピードである。
武器に備わった「ガジェットマウント」にスパイダーショックをドッキングさせると、ワイヤーを用いた特殊攻撃を繰り出せるようになる。
「エスカレートプログラム」というシステムが起動するため合体前の約2倍パワーを発揮できるが、負荷も大きく破損する危険性もあるいう。
- スパイダーマグナムモード
トリガーマグナムにスパイダーショックを接続した形態。
銃口から直径2mmのワイヤーで構成された黄色い「ネット弾」を射出し、敵を捕捉する。
ネットは非常に頑丈で、420kgのバイオレンス・ボールを拘束した上で振り回せる程。
- スパイダーシャフトモード
メタルシャフトにスパイダーショックを接続した形態。
シャフト先端の「エンドハンマー」から糸を放出して対象を拘束する。
ライアー・ドーパントの嘘の針を封じた。
- 初期の3ガジェットの中で唯一マキシマムドライブを発動していない。
- センサーアイの名称こそ「インセクトセンサー」だが、クモはインセクト(昆虫)ではない。
- 第25話では詳細不明の小グモ型メカを多数引き連れて活動していた。