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夢をみる島

ゆめをみるしま

『ゼルダの伝説 夢をみる島』は1993年に任天堂から発売されたゲームボーイ用ゲームソフト。 1998年にゲームボーイカラー対応ソフトとして『ゼルダの伝説 夢をみる島DX』が発売された。
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概要

ゼルダの伝説シリーズ」4作目。同シリーズとしては初の携帯ゲーム機タイトル。
ストーリー上は『神々のトライフォース』の続編にあたる。(ゼルダの伝説大全より)

「ゼルダの伝説シリーズ」としては外伝的なストーリーであり、地下に潜ればPックンフラワーが登場したりダンジョンで星のKビィが現れるなど任天堂の他のゲームタイトルからのゲストキャラクターやパロディをふんだんに取り込んでいる。
「ゲームボーイのタイトルとして最高のものを作る」という目標を掲げ製作された本作は、ハードウェアでの表現力を補うべく「ゼルダの伝説シリーズ」としては珍しくストーリーに力が入れられている。コミカルで賑やかな世界観と切ないストーリーに根強いファンがいる。
一癖も二癖もある個性的な登場人物が数多く登場する、というその後の『ゼルダの伝説』シリーズの雰囲気に大きな影響を与えている。


やたら明るい人形劇のようなCMとは裏腹に、単純な勧善懲悪ではなく、主人公の行いが「善」なのか「悪」なのかプレイヤーに問いかけるような結末をむかえる。そのため幼少期に本作をプレイした人の中にはトラウマに近い衝撃を受けた人もいるらしい。

プロローグ


魔王ガノンからハイラルの平和を取り戻したリンク(※)は、新たな災いにそなえて修行の旅に出た。異国での修行を終え、ハイラルに向かう航海の途中、リンクの乗る船は嵐に見舞われる。雷に打たれ、彼は意識を失ってしまう。

「あっ!気がついたのね。よかった!」

OP風(修正版)


リンクは少女の声で目を覚ます。彼女の名前はマリン。マリンによると、ここは高くそびえる山の頂上に巨大なタマゴを抱く不思議な島、コホリント島。リンクはその海岸に流れ着いたのだ。
リンクは落としてしまった剣を探して、自分が漂着したという海岸に向かう。そこで出会った1羽のフクロウがリンクの姿を見て謎めいた言葉を告げた。

「『かぜのさかな』の目覚めを告げる使者が現れた。」

フクロウによれば、『かぜのさかな』を起こさぬ限り、リンクはこの島から出られないと言う。
果たして『かぜのさかな』とは何なのか。リンクは無事にコホリント島を脱出し故郷ハイラルに帰ることが出来るのか。島に隠された謎をめぐって壮大な冒険が始まる。

(※)…正確には取り扱い説明書のストーリーでは「あなた」表記。

アイテム

装備アイテムに関しては前作神々のトライフォースから引き継いだものがほとんど。

ロック鳥の羽根

ジャンプができる。唯一の新規アイテムにして数々の謎解きに使用する最重要アイテムと言って過言でない。
さらに今作ではジャンプ中の攻撃判定が見た目通り上方にずれるために上に壁を挟んだ敵をノーリスクで攻撃できる・斜め移動がちょっと速いといった便利な仕様(あるいはバグ)もある(ふしぎの木の実では修正されてしまった。残念)。
とりあえず何もなければ装備はこれと剣が安定である。

オカリナ

前作神トラとは異なり、複数の効果の異なる曲を選択して吹くシステム。次作時のオカリナにも引き継がれた。
装備時に選択肢が出るので邪魔である。

今作ではシリーズで初めて明示的にボタンを押して使うようになった。
一部の謎解きには使うものの、大抵他の必要なアイテムに押され装備されない。影の薄いアイテムである。

ブーメラン

ある場所で装備品と交換でブーメランが入手できる。スコップの活躍が終わった頃にスコップと引き換えにする人が多かった。

アイテムコンボ

本作ではボタンの少なさから他機種のような剣ボタン・かつぐボタンのような固定機能はなく、アイテムを自由な組み合わせで2つ装備できる。
いくつか特筆すべき組み合わせがある。

★竜巻斬り
ロック鳥の羽と剣のコンボで、ジャンプ中に溜めを放って回転斬りを繰り出す。名称の由来はソードカービィの技から。

★ダッシュ突き
剣とペガサスの靴のコンボで、走りながら突きをお見舞いする。これでしか倒せない敵もいる。

★ダッシュジャンプ
ペガサスの靴で走りながらロック鳥の羽根でジャンプ。3マスの穴を軽々と飛び越す。

★爆弾の矢
弓矢と爆弾をAボタンかBボタンにそれぞれ割り振って装備すると、ABボタン同時押しで矢の先に爆弾を装着した爆弾の矢が発射される。
発射のコツは、爆弾を置いてすぐに矢を放つこと。
矢と爆弾を両方消費するが、通常の矢を遥かにしのぐ攻撃力になる。
また、着弾後すぐに爆発するので、早く壁を壊したりすることもでき、爆弾単体で使うよりも敵に逃げるスキを与えにくい。
溶岩の先の壁を壊すことで通常想定されていないと思われるルートでのダンジョン攻略も可能。

名所案内

  • 島の図書館___島で唯一の図書館。必ず、一度は訪れることになるだろう・・・。
  • 夢の祠(ゆめのほこら)__…メーベの村に存在する謎の多い祠。島の住人たちの間で知られているが、誰も内部を確認していないらしい。
  • 看板の迷路___同じ任天堂のゲームで主人公が見た夢を舞台にした作品である『スーパーマリオUSA』のマムーが設営したアトラクション。
  • 『いま流行りのゲーム』__いわゆるクレーンゲーム。夢をみる島よりも遥か未来にリリースされた『バッジとれ~るセンター』のパロディとの噂。
  • どうぶつ村___動物たちの暮らしている村。夢をみる島よりも未来にリリースされた『どうぶつの森』のパロディとの噂。
  • きまぐれトレーシーのお店___元気になれるヒミツを売っているとされるお店。
  • いりえのいえ___マーサの入り江にある、無人の家。誰の家だったのだろうか。
  • 貝殻の館___手持ちの秘密の貝殻に応じてアイテムが手に入る。


夢をみる島と夢をみる島DXの違い

夢をみる島(以下、無印)と夢をみる島DX(以下、DX)には違いがある。

隠しダンジョンの追加

DX版では、隠しダンジョンが追加された。場所は、島の図書館にヒントがある。
ただし、ダンジョンに入るには、色を認識できるゲームボーイカラーもしくは、ゲームボーイアドバンス(ゲームキューブゲームボーイプレイヤー含む)でプレイしなければならない。

通常のゲームボーイもしくはスーパーゲームボーイでプレイすると、ダンジョンの入口で通せんぼされてしまう。

内部はゲームボーイカラーの特性を生かした、色のついた仕掛けのダンジョンになっている。

BGMはゼルダの伝説1のダンジョンのアレンジになっている。
このダンジョンをクリアすると、『色の力』が手に入る。(入手しなくてもクリアは可能だが、すこし戦いが楽になる)

写真屋

写真スキスキ! 写真屋さん!
いろいろなシーンで撮影してくれる写真屋さんが追加。もちろんあんなシーンもな・・・。

バグ関連

無印ではバグによってハートの器が無限に入手できてしまう他にバグったエリアに行けてしまう等の不具合があった。
その為、カラー化かつバグを修正してゲームボーイカラー以降の機種でのみ出現する追加要素があるDXがリリースされた。
無印にはバグがある為か、ソフト書き換えサービスのニンテンドーパワーではDXがラインナップに入り、以後のバーチャルコンソールでもDXのみが配信となっている。
その為現在無印版をプレイするには中古で入手かつゲームボーイアドバンスまでの機種を用意する必要がある。

26年の時を経て

2019年2月14日のニンテンドーダイレクトにおいてニンテンドーSWITCHで夢をみる島のフルリメイクが発表された。


関連イラスト

使者の葛藤
夢をみる島


例の中ボス



あれこれ

オリジナル版DX3DSVC
機種 ゲームボーイゲームボーイカラーニンテンドー3DS
ジャンル アクションアドベンチャー同左同左
発売日 1993年6月6日(日)1998年12月12日(土)2011年6月8日(水)
価格 3,800円+税3,500円+税600ポイント
販売元 任天堂同左同左
CERO B(12歳以上対象)


関連タグ

ゼルダの伝説 神々のトライフォース
かぜのさかな どろぼー
とたけけ - 今でこそどうぶつの森の白い犬のキャラクターであるが、夢をみる島では「猿」である。ちなみに今作で名前を「とたけけ」にすると・・・?





ネタバレ

ユメがさめたら アワになる
マモノもみんな アワになる
だからマモノは じゃまをする
めざめのししゃの じゃまをする




コホリント島は地図に載っていない。決して載ることはない。コホリントに住む人々、コホリントに巣食う魔物、そしてコホリントという島そのもの。それらは全て『かぜのさかな』が見ている夢から生まれた世界なのである。そして、『かぜのさかな』が目覚めるとき、それは島が泡となって消えてなくなるときなのである。

だから世界を守るため、魔物たちは必死になって目覚めの使者リンクの邪魔をするのである。


な、なぜだ!キサマがこなければ なにも、かわらぬものを・・・
これがさいごだ! こぞう! きえるのは、キサマだけでよい!

きえてしまう・・・こわれてしまう
われらのしまが われらのせかいが
・・わ・れ・ら・の・し・ま・・・
・・・・わ・・・れ・・・ら・・・
・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 

すべてなくなる




その設定からか、同じ任天堂のゲームで主人公が見た夢を舞台にした作品である『スーパーマリオUSA』のマムーが出てきたり、主人公の心の世界である『MOTHERシリーズ』のマジカントやかつて存在したコンテンツのポケモンが見た夢を扱ったポケモンドリームワールドと比較的似ていたりする(しかも前者は完全クリアの為に8つの物を集める点まで共通している)。

漫画版

作者はかぢばあたる。著者の初めての単行本である。内容はGB版を基にしているが、マリンとの恋愛要素や真実を知ったリンクがマリンを連れて島から脱出しようとして失敗するなど独自の展開が多い。マリンとの出会いで風のさかなの分身であるフクロウ(作中では「フクロウおやじ」と呼ばれている)との会話を通し、リンクは「マリンと過ごした刻は忘れない。一生オレの心の中に残る」と考え直し、目覚めの使者として立ち直る。
残念ながらゲーム版と結末は変わらずコホリント島もマリンも消えてしまうが、空を飛ぶ風のさかなを見上げたリンクは、コホリントの皆は自分の中で生き続けていると涙を流し、ハイラルへと帰って行くのだった。

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