われらは、あくむのなかより
うまれ いでしもの・・・・
ユメという とざされた せかいに
ちつじょを きずくがため、
「かぜのさかな」に、えいえんの
ねむりを あたえた・・・・
これで、めざめによって しまが
きえてしまうことはない。
われわれこそ、カミなのだ!
概要
ネタバレ注意
聖なるタマゴの最奥に潜む悪夢。自身をコホリントの神と称する存在。
セリフを見れば分かる通りシャドーは何か悪事を働くことを企んでいる訳ではない。
目的はシンプルに「現状維持」であり、これまでの変わらぬ日常がこれからも永遠に続くことだけを望んでいる。
神を自称する存在ではあるが、それで島民を支配しようとする訳でもなく、ただ島民を見守っていく事を願っており、それ故にかぜのさかなの目覚め、及びそれを齎す目覚めの使者には苛烈に排除を試みる。
島の魔物はシャドーの生み出した物で、彼等の目的も「目覚めの使者」の排除ただ一つである。
その正体は、神の見る夢より生まれし悪夢。
「まだ起きたくない」「都合のいい夢に浸っていたい」という誰もが持つ小さな欲求が強すぎる力を得てしまった存在である。
夢の裂け目から芽生え、コホリント島を蝕み風のさかなを永遠の眠りにつかせた。「我ら」の言葉が示す通り、その正体は聖書に語られるレギオンのような悪夢の集合体であることが推測される。
様々に姿や形を変え、その存在は変幻自在。夢という世界を破壊する者への最後の試練として『目覚めの使者』へと襲い掛かる。
- 第一形態
驚異的な柔らかさであらゆる攻撃を弾くが、魔法の粉が弱点。
- 第二形態
オリジナルと同じく攻撃が通用しないため、魔法弾を跳ね返すことでダメージを与えていこう。
ちなみに今作でも剣以外で跳ね返すことが可能で、無印とDXではスコップで、Switch版では空きビンで跳ね返せる。
- 第三形態
レベル1ダンジョンのボス・デグテールと同じ方法で倒そう。ただし体力が大幅に上がっているので油断しないように。
尻尾が弱点だが近づくのは危険なのでファイアロッドで対処すると安全。
- 第四形態
トライデントによる攻撃もそのままなので、慎重に回避しながら回転斬りを決めていこう。
ちなみにペガサスの靴によるダッシュ攻撃も有効。GB版では連続で攻撃すれば簡単に倒せる。
- 第五形態
- 最終形態
1つ目の化け物。2つの腕で襲い掛かる。
ときどき開く目玉が弱点であり腕を回避しながら飛び道具で攻めていく。
2つの腕はどんどん動きが早くなり触れたときのダメージも大きい。
ここまで来ればあと少し! あきらめずに頑張ろう!
だが実はこの形態はある致命的な弱点を持っており…?
(ただしDXでは確率50%になり、Switch版では普通のダメージになった)
この形態でBGMが切り替わるが中ボス戦の使い回し。だがSwitch版では新規のBGMに差し替えられている。
漫画版
「出口とは外へ出るためのもの……ここで死ぬおまえには必要あるまい」
「調子に乗るなよ小僧…次はこの俺様が相手だ!」
かぢばあたるのコミカライズ版では最終話に登場。形態を変えるたびに人格も代わる演出がされた(「我ら」の部分に掛かっていると思われる)。リンクを「小僧」呼びするなど格下扱いの言動を見せる。
最後の敵というだけあってリンクをこれまで以上に苦戦させた。体力が尽きたリンクは気力だけで戦い続け、ついに最終形態と対峙する。
「よく立った…見事だ小僧…いや目覚めの使者よ!」
「貴様のその戦いぶりに敬意を表して一つ提案する……もう戦いはやめにしないか?」
「我々も今後、島民に危害を加えることはしない」
「風のさかなを目覚めさせようなどとしなければ、この夢の島で永遠の平和を手にすることができるだろう」
和平を提案するもリンクは剣を構えることで答えを示す。
「……残念だよ。貴様ほどの男を殺さねばならんとは!」
シャドーは激しい猛攻を仕掛けるがリンクを捉えることはできず、最期は弱点である目玉を貫かれて倒された。
関連タグ
ゼルダの伝説 夢をみる島
ナイトメア ダークライ アックーム
ガノン:しごと大介&みなづき由宇著「リンクの冒険」では暗雲の中に目と口だけが描かれており、シャドーと似ていなくもない。
ベラン:一部のグラフィックや効果音が流用されている。
グフー:変身形態がよく似ている。また「登場作品によってはキャラが変貌している」という点はかぢば版のシャドーと似ていなくもない。
ウィズロ:ゼルダ無双のご褒美マップ「少女にせまる悪魔」にて魔獣島を侵略するなどシャドーに近い役回り。
エボン=ジュ:巨大なクジラを思わせる怪物の内部にて夢の世界を維持し続けている真の黒幕。