ムジュラ
むじゅら
ここではアイテムとしてのムジュラを解説する。
『ゼルダの伝説 ムジュラの仮面』に登場する仮面で本作のキーアイテム。
太古のとある部族が呪いの儀式に用いていたという不気味な仮面。
元々はお面屋が所持していたが冒頭でスタルキッドに奪われ現在は彼が身に着けている。
お面屋はリンクにムジュラの仮面の奪還を依頼する。
お面屋曰く「3日以内に仮面を取り返さなければ大変な事になる」と言うが……?
『神々のトライフォース2』や『どうぶつの森』シリーズにもアイテムや装飾品で登場しており、『ブレスオブザワイルド』にもDLCで追加された。こちらは被ると一部の魔物と敵対しなくなるという効果を発揮する。
『ティアーズオブザキングダム』でも登場し、効果はブレスオブザワイルドの時と同じ。
※以下、『ムジュラの仮面』終盤の重大なネタバレにつき閲覧注意!
「確かに、力を使うには…荷が大きすぎたようだ…」
「使えない道具は…タダのゴミでしかない…」
「この者の役目は、もう終わった…」
実は意思を持った仮面であり月を落とそうとする張本人。本作の真のラスボス。
仮面をかぶったスタルキッドに自身の力を使わせ、タルミナに不気味な月を作り出す。更にはスタルキッドの友人であった巨人たちに仮面を被せて封印し、各地方に異変をもたらしていた。
リンクが呼び出した4人の巨人たちに月を止められた際、スタルキッドを「ゴミ」呼ばわりして本性を露わにし、月に入り込んで全てを飲み込もうとする。
ムジュラの仮面との直接対決では、「ムジュラの仮面」「ムジュラの化身」「ムジュラの魔人」の3形態と戦うことになる。
月の中
恐ろしい外見とは打って変わって、内部は青空と平原、一本の樹が佇む平和的な空間が広がっている。
木の周りを走り回るボス達の亡骸を被った子供たちに話しかけるとお面を要求され、決まった数を渡すと“かくれんぼ”が始まる。最後に、樹の根元に座ったムジュラの仮面をつけた子供に話しかけると“鬼ごっこ”と称し、ラスボス戦が始まる。
決戦
ただし逃げるのは鬼の方で、追い詰めるのはムジュラのほうである。少なくともムジュラはそのつもりだった。
だが実際の結果は逆になり、リンクによってムジュラは倒され、仮面はお面屋によって回収された。
- 第一形態 ムジュラの仮面
仮面から無数の触手が伸び、浮遊した状態でビーム攻撃を仕掛けて来る。ある程度ダメージを与えるとボスたちの仮面を支援ビットとして動かす。気を取られているとムジュラのビームで焼かれるので注意。なお、ビームはミラーシールドで反射してダメージを与えることが出来る。
お勧めはゾーラのお面で繰り出せるブーメラン。ムジュラに一発当てるとダウンするので、すぐに元の姿に戻って攻撃を加えよう。ボスのお面もこれで叩ける。
- 第二形態 ムジュラの化身
仮面から細長い手足が生え、頭部には一つ目の頭が生えた形態。警戒なフットワークでフィールドを駆け回って襲い掛かって来る。まさに“鬼ごっこ用”の形態。
飛び道具なりで攻撃すればダウンするのでそこを全力攻撃。
全形態の中で一番弱い。
- 最終形態 ムジュラの魔人
細かった手足が膨らんで筋肉質になり、頭部も鬼を思わせる禍々しい造形に変貌。両手から長い触手が生え、これを鞭のように振り回して来る。ごっこ遊びをやめた“戦闘用”の形態。
基本戦法は距離を取っての鞭攻撃。無理に近付いても大ジャンプですぐに逃げられてしまうので、ガードを固めつつ飛び道具を当てて怯ませよう。後はこれまでと同じく接近して全力攻撃。
リンクから距離を取って戦う様は、皮肉にもムジュラ自身が“逃げる側”になってしまった言える。
漫画版
姫川版では、スタルキッドは寂しさから暴走していたという設定となっている。
自分の望みを叶えてくれるムジュラの仮面を「オイラの一番の友達」と呼んでいたが、月の落下を阻止されるとムジュラの仮面は本性を現し、「バーカめ! クク…、一番の友達だって!? 笑わせるな、誰が、お前みたいな、ゴミと!!」と罵倒してから地面に叩きつけ、光線を放って殺そうとする。ムジュラの仮面は「鬼ごっこ」のつもりでリンクに鬼神の仮面を渡して戦うが、鬼神となったリンクの前には手も足も出ず終始圧倒されていた。最後はリンクの「遊びは終わりだ」の言葉と共に剣の一閃により倒された(最終形態になった次のコマで倒されている)。
その後ムジュラの仮面はどこからともなく現れたお面屋に回収される。その際に不審な態度を見せるお面屋に向けてリンクは剣を振るい、「消えろ!小悪党」と言い放つ。お面屋が去った後、ようやくリンクは怒りを解き鬼神の仮面を取り外したのだった。
なお、月の内部は「ムジュラの仮面の精神世界」であると語られている。ムジュラの仮面にとってすべてが遊びの世界であり、月もムジュラの欲望の表れという解釈がされている。
また巻末のオマケ漫画には、ムジュラの仮面が誕生するまでを描いたオリジナルストーリーが掲載されている。
余談
漫画版リンクの冒険(乱丸)では、夢の中の世界でリンクがスタルキッドに近い立場で悪事を働く展開がある。そちらでは“仮面王”を名乗って仮面を被りトライフォースの力でハイラルを征服し、捕らえたゼルダ姫をこの世で最も醜い存在に変身させようとしていた。
姫川明著作「時のオカリナ」下巻でもリンクとスタルキッドを主役にしたオリジナルストーリーが展開されており、仮面がきっかけとなって二人の仲を繋いでくれた。
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コメント
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勢いだけでガーっと書きました。お面屋について考えていて、「ひょっとしたらお面屋とムジュラの仮面は、すでに何度か会話を交わしていたのでは?」という妄想から生まれた話。妄想すればするほど、ムジュラの世界観は楽しいです。 ☆評価・ブクマありがとうございます!☆2,514文字pixiv小説作品- ゼルダの伝説 ムジュラの仮面
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