「バッジとれ~るセンターとは、ニンテンドー3DSにて展開されるバッジ販売サービスっす。」
「5プレイ90円の格安料金!楽しんでいってほしいっす!」
「バッジとれ~るセンターはクレーンゲーム形式3DSのホーム画面に飾れるアイコンをゲットできるっす!」
「5プレイ90円の格安料金!楽しんでいってほしいっす!うまくいけば1プレイでいっぱいバッジがとれるっす!」
「ホーム画面にバッジをかっこよく飾ればちょーモテモテっす!」
「テンチョーの話によれば、なんと3DSの各種機能へのショートカットアイコンにもなるらしいっす!」
「お支払いプレイ…いっちゃうっすか?」
概要を見て欲しいっす!
「バッジがとれるゲームセンター」で、ホームメニュー(3DSの下画面の側)を飾れる「バッジ」というアイコンを、クレーンゲーム型の「バッジキャッチャー」で獲得できるニンテンドー3DSダウンロードソフト。2014年12月17日サービス開始。
ソフト全体がゲームセンターを模したようなデザインとなっている。「バイト」というウサギのキャラクターがソフト内の進行役を務める。
ソフト本体は無料でダウンロードでき、キャンペーンの付録や1日1回の練習キャッチャーの報酬で無料プレイができるほか、5プレイ90円の課金プレイもある。
また、キャンペーン中に180円分(5プレイ×2回分)の課金をしてくれたプレイヤーには、バッジとれ~るセンターでしか手に入らないホームメニューの壁紙をひとつ引き換える権利が発生する。
「良心的」ととるか「冗談きついぜ」ととるかはプレイヤー次第。
獲得したバッジでデコレーションしたホームメニューをMiiverse(サービス終了済)に投稿することができた。採用された場合は、バイトが超多方面の(一部かなりきわどい)知識を生かしたコメントをしてくれるというものであった。
2017年5月26日をもって、新しいバッジの入荷と、バイトの日替わりトーク更新が終了した。
これは、ソフトのデータサイズが3DSのメモリの限界に達してしまい、更新が継続できなくなったためで、これにより新規のバッジやバイトのトークこそなくなったが、バッジとれ~るセンターのサービス自体は当面の間続いていくと発表された。
そして、毎日の2回分の無料プレイが解禁されることとなった。
だが、2023年3月28日のeショップの終了を以って 2023年3月24日を最後に無料プレイと台の入れ替えが終了となった。
2024年4月9日をもってサービス終了予定。(『バッジとれ~るセンター』をプレイ中のお客様ならびにバッジをHOMEメニューに飾っているお客様へ)
エイプリルフール企画
任天堂のゲーム・サービスとしては珍しく、公式にエイプリルフール企画を発表していた。以下に紹介するのは2015〜17年に行われた企画。
2015年
バーバラ・バット(大合奏!バンドブラザーズ)がセンターを(トマトで)買収するという事案が発生。本人は「近いうちにエステに改装する」と言っていたが、次の日には何も起こらなかった。
本物のテンチョーが(トマトで)買い戻したか、彼女なりのジョークかは不明。
2016年
またしてもバーバラが店長として登場。しかも今度はバイトが【アシュリー】という始末。
2017年
なんと、『バッジとれ〜るダイレクト』(元ネタはニンテンドーダイレクト)と称してクレイジーギャラクシーなるゲームが紹介された。
これは、宇宙飛行士を目指して実習中の5人の少女たちが謎の事故で銀河の果てまで飛ばされてしまい、そこで出会った宇宙人達と戦ったり仲良くなったりして成長したいく、という内容のもの。プレイヤーは先生となり彼女らを導く役目にある。
エイプリルフールの一発ネタにしてはラフスケッチや設定が妙にしっかりしていることから、「実際に開発中のゲームなのではないか」、「ボツになった企画ではないか」とさまざまな憶測を呼び、バイトも「4月1日のネタにしてはマジっぽさが強いから深読みしちゃうっすよね!?ま、信じたらホントになるかもっすよ!」などと発言しているほどである。発売を待ち望むプレイヤーも多いが、2020年現在も新規情報はない。
ちなみに、クレイジーギャラクシーのバッジキャッチャーは4月9日まで設置されていた。ここからも、単なるエイプリルフールとは思えない点と指摘する声がある。
バッジについて解説するっす!
バッジ自体は、3DSのホーム画面(下画面)を「デコる」ために取得するだけであり、システムの特殊な効果やゲームへの影響などは一切ない。
基本的には任天堂のゲーム(現行で展開中のシリーズ)を中心に、期間限定でシリーズが入れ替えられることでプレイ・入手が可能。
また、途中で他社のキャラクターのバッジも登場し、2015年11月には先陣を切って『モンスターハンター』(カプコン)から最新作の『モンスターハンタークロス』のバッジが並ぶ事になった。2017年には同じくカプコンから配信されている『めがみめぐり』や、続編の『モンスターハンターダブルクロス』も登場した。
2016年7月には『妖怪ウォッチ3』(レベルファイブ)のバッジが登場。
ゲーム以外にも、サンリオのキャラクターのバッジが登場している。
2016年1月8日にはローソンからPonta・からあげクン・ローソンクルーあきこちゃんのバッジが登場。これはローソン限定販売の「ニンテンドープリペイドカード・バッジとれ~るセンター」のコラボ。
バッジが登場した作品については後述する。
アームの種類をとくとご覧、あれ!
- ノーマルタイプ
一般的なクレーンゲームのもの。バッジの窪みガッチリはまるとゲットする確率は高い。バッジを引きずり落としのテクニックは現実同様。操作中に壁に当たると慣性で右に動いてしまうため、ギリギリで止めるスキルが必要なことも。稀にバッジがアームに突き刺さるバグもあり、これだとゲットはほぼ確実。最近では障害物を排除するのにも使う。
- ハンマータイプ
右に向かってハンマーで叩いてバッジを飛ばす。威力はそこそこあるが、どちらかというと低めなため、ハンマーを叩く場所をよく考えないと上手くバッジをゲットできない。
- 爆弾タイプ
落下後に爆風でバッジを飛ばす。見た目の肌さと裏腹に威力は低いため、中々吹き飛ばないこともある。落下には慣性が働くのでよく考えて落とさないと無駄になる事がある他に、爆発前に奈落に落ちると本当に無駄に終わる。弾む床に当てて跳ね飛ばした先で爆発させる、なんて台も。
- 押し出しタイプ
下部一直線に棒を押し出してバッジを落とす。移動後すぐには止まらないので、そこを考慮する必要あり。ノーマルタイプ同様、障害物を排除するものも。
練習クレーンについてっす!
1日1回、ラインナップのひとつを練習できる(5回チャレンジ)。ただし、練習台のバッジは獲得できないが当たりクジ形式となっており青の当たりだと一回のおごりプレイ、赤の当たりだと3回のおごりプレイが可能。ハズレは10枚につき1回のおごりプレイが可能で、当たりが出ていたらおごりプレイはその分上乗せされる。
赤の当たりは練習するごとに出る確率が上がり(赤の当たりを引くとリセット)、青の当たりはハズレの合計枚数が10枚未満だと特に出やすくなる傾向にある。
練習で1つも取れないと、バッジの配置はそのままでもう1度だけ練習できるが、青の当たりクジがやや出にくくなる。
バイトについて教えちゃうっす!
センターでバイトをしているピンク色のウサギ。そのまま「バイト」と呼ばれている(英語版では「Arcade Bunny=アーケードゲームのウサギちゃん」)。
従業員は彼のほか「テンチョー(店長)」がいることが明らかになっている。ただし姿を表すことはない。
「中の人」に相当する人物は2人おり、バイトの台本を手掛けていた八木敦人と、声優を担当していた大西壮登。
八木は更新終了時に、バイトのトークという形で「店長」その人であることを明かしている。また、大西は後述の『大乱闘スマッシュブラザーズSPECIAL』参戦(アシストフィギュア)に伴いはじめて明かされた。
2人は任天堂のスタッフであり、八木は『ハコボーイ!』などに参加していたことが確認されているほか、大西はNintendo Switchのサウンドディレクションを担当していることが確認されている。
そのキャラクター性をひとことで言い表すなら「チャラい」あるいは「ちょっとウザい」。
仕事は意外と真面目にやっているのだが、態度がどことなくチャラチャラしており、まさしく「やる気のないバイト」という感じ。
性別は明かされていないが、口調やソフト紹介動画の声などから推測するにおそらくオス。
一人称は「ジブン」。語尾は「〜っス」。
好物はカレー。塩昆布とお汁粉は神。
システム上仕方ないこととはいえ、しずえさんクラスのハードな勤務状況にある。
まず、「バッジとれ~るセンターでプレイヤーが課金した額」が賃金として支払われるという設定であるため、プレイヤーが課金しなかった場合えんえんとタダ働きをするハメになる。
そして、バッジとれ〜るセンターは毎日3:59から4:00にメンテナンスがある(サービスの切り替わる時間)。つまり、バイトの休憩時間はその1分間のみ。このハード勤務のせいでバイトは立ったまま寝ることを覚えたという。彼が居眠りしていたら優しく見て見ぬ振りをしてあげたい。
相当なゲーマーらしく、(ムジュラの月みたいな顔のカーチャンから金を借りてまで)任天堂系列の作品のほか、スパイク・チュンソフトやフロム・ソフトウェアのゲームを遊び倒しているらしいが、バーバラ・バットの存在を知らないことから大合奏!バンドブラザーズでは遊んでいないらしい。また、彩崎ゆうの存在も知らないらしく、たくさんいるアイドルグループ【BIT48】のメンバーのひとりだと思っていた。
また、「ニッキーねえさん」というご近所さんがおり、たびたびバッジのキャラとして出演してもらっている。
2015年時点では『モンハンクロス』を絶賛プレイ中らしく、色々な武器を触った結果スラッシュアックスでのエリアルスタイルに落ち着いたらしい。また、『ポケモンSM』発売記念で話した際、バイトはムーンをプレイしているそうだ。どうやら親近感が湧くらしい。
表情やアクションが豊かで、更新とともに新モーションを着々と増やしていった。
あの大乱闘への出場を目指して筋トレをしているらしく、店長特製ドリンクや筋肉ネタをスイッチとしてレスラーも真っ青のナイスバディな姿「マッチョモード」に覚醒する。ただし数分と持たずに空気が抜ける様に元に戻る。たまに顔だけ戻っていないことがあり、「・・・自分、顔やばいっすか?」と聞いて改めて元に戻ったりする。
その後も店長特製ドリンクは度々登場し、その度に新たな姿を会得するのが恒例となっている。
ドリンクによって会得するモードは多岐にわたり、なんと女体化まで果たした。女体化後は頭身が変化し女性的なデザインになった上に、とある人物のような趣味や性格まで女子力が高いものになっていた。
ちなみに、大人の事情(CERO)でNGになった変身が2種類あるらしい。どうもネタがヤバすぎるとのこと。
ゲーム関連のネタに非常に詳しいほか、古今東西を問わずアニメやバラエティ番組、漫画にも詳しい。さらにはかなりきわどい、いわゆるネットスラングに近いようなネタまで口にすることがある。
例
- 「ゆっくりしていってね!」「巫女さんっすね!」--(ゆっくり風にデコられたメニューへのコメント)
- 「ザ・ワールド!そして時は動き出す・・・」(マッチョモードで-ポーズを決めながら)
- 「今です!」(三国志風にデコられたメニューへのコメント。セリフ中での使い方も完璧)
- 「デデーン バイト、アウトー」(年末の笑ってはいけない番組を見ていたらしい)
- 「なん…だと…」(9999枚になるとお店の秘密が明かされるのだがその時に出る選択肢の1つ)
他にも、スパイダーマン風にデコられたメニューを見て「日本じゃクモ男ってバッタのヒーローに倒されるっすけどね!」とか、モノマネを求められて「ウソッ…私のバイト代低すぎ!?」と言ってみたり、世界の不思議を発見する番組を示唆するコメントを言ってみたり、某厚切りな芸人やらとにかく明るい芸人をパロってみたり、カレーネタに対して「おかわりもいいぞ!」と言い放った後転倒と、あまりにも多方面のネタを網羅していて、全てまとめることは困難。
基本的にはゲームの中でプレイヤーのサポートに徹しているバイトだが、たまに「お得意様バッジプレゼントキャンペーン」としてバッジ化することがある。基本的にはキャンペーン一回につき4種類収録され、キャンペーン中に1プレイするごとに1種類ずつもらえる。
バッジの題材となった作品を紹介するっす!
任天堂の作品
マリオシリーズ
- スーパーマリオブラザーズ
- Newスーパーマリオブラザーズ
- マリオカート8
- マリオパーティ10
- スーパーマリオメーカー
- マリオ&ルイージRPGペーパーマリオMIX
- マリオvs.ドンキーコング
- マリオとなかまたち
- マリオテニス ウルトラスマッシュ
ゼルダの伝説シリーズ
このほか30周年記念バッジも公開された。
星のカービィシリーズ
どうぶつの森シリーズ
リズム天国シリーズ
ファミコンリミックス
一部前述のシリーズ関連作を含むが、「ファミコンリミックス」扱いでの登場。
そのほかのゲーム・サービスなど
- ピクミン
- ニッキーコレクション(いつの間に交換日記/イラスト交換日記)
- トモダチコレクション新生活
- 大合奏!バンドブラザーズ
- メイドインワリオ
- splatoon
- ハコボーイ!
- ファイアーエムブレム if
- 引ク出ス
- ヨッシー ウールワールド
- ポケットモンスター
- スターフォックスZERO
- ニャニャニャ!ネコマリオタイム
- タンクトゥルーパーズ
- だるめしスポーツ店
これに加え、「バッジとれ〜るセンター」というシリーズ名で、センター内の施設を題材にしたバッジが公開された。
任天堂の歴代のゲーム機
- ファミリーコンピュータ(ファミコン)
- スーパーファミコン
- バーチャルボーイ
- NINTENDO64
- ニンテンドーゲームキューブ
- Wii
- Wii U
- Nintendo Switch
- ゲーム&ウォッチ
- ゲームボーイ
- ゲームボーイアドバンス
- ニンテンドーDS
- ニンテンドー3DS
元作品とは別に、amiiboの写真のバッジという形で公開
- ゼルダの伝説シリーズ
- スプラトゥーン
- どうぶつの森シリーズ
- マリオシリーズ
- めがみめぐり
- モンスターハンタークロス(ダブルクロスも登場)、アイルー
- ロックマンシリーズ
妖怪ウォッチシリーズ
サンリオキャラクター
「ドットシリーズ」も公開された。
ローソン&ポンタ
その他
- 日本列島(都道府県ごとのバッジ)
- 食べ物・飲み物
- 枯山水
など
バイトの他作品への客演っす!
長らく他作品に出演することはなかったが、『スーパーマリオメーカー』にはバイトがキャラマリオの一体として出演した。
更新停止から1年あまり、バイトやバッジとれ〜るセンターの新しい情報は全くなかったが…
『大乱闘スマッシュブラザーズSPECIAL』の公式サイトにおいて、アイスクライマーの紹介ページの1カットにバイトの姿が確認され、後にアシストフィギュアとして登場することが公式発表された。
画面上にクレーンアームを出現させ、相手ファイターを掴んで移動させるというとてもウザったい妨害を行う。3回のおごりプレイとのこと。