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007は二度死ぬ

ぜろぜろせぶんはにどしぬ

小説『007』シリーズ第11作、映画シリーズとしては第5作に当たる。

007は二度死ぬ(You Only Live Twice)とは、小説『007』シリーズ第11作。

また、それを原作としたスパイ・アクション映画シリーズの第5作のタイトル。


概要編集

かのジェームズ・ボンド(演者:ショーン・コネリー)が日本で活躍するという型破りな内容。

これまで素顔を現さなかった宿敵ブロフェルドが初めてボンドと対面した。(演者:ドナルド・プレザンス)

監督はルイス・ギルバート。その後『私を愛したスパイ』『ムーンレイカー』といったSF色の濃い作品を監督した。


ボンドガール

浜美枝(キッシー鈴木役)

若林映子(アキ役)


映画版は原作小説を完全無視した初の作品で、歪んだ日本文化が炸裂したトンデモ映画となっている。

丹波哲郎が演じた公安のトップ・タイガー田中忍者軍団を従え、使用武器は後に珍兵器として名を馳せるジャイロジェット・ピストル、忍者軍団の特訓シーンは昭和の大修理が完了したばかりの姫路城が使われ、城壁に傷を付けて非難されるなど、何かと話題に事欠かない。

鹿児島で行われた漁村のシーンの撮影では、海女役として参加していた地元の女子高生にビキニ姿を強要したことが問題視され、地元の新聞「007は二度と来るな」と報道された。


日本車であるトヨタ2000GTがボンドカーとして登場したことも有名。

コネリーの頭がつかえること、車内にカメラを持ち込めないという問題を解決するために急遽オープンカーに改造された。

現在はトヨタ博物館に収蔵され特別なイベントの時のみ一般公開される。


本作は歴代007シリーズの中でも最も関係者の事故が多く、撮影中の1966年3月5日には日本からイギリスに帰国するスタッフも乗った英国海外航空911便が静岡県御殿場市の上空で空中分解し、太郎坊付近に墜落する事故が起きた。

監督・製作・撮影・プロダクションデザインのスタッフも911便に搭乗する予定だったが、当日の出発2時間前に急遽忍術の記録映画を見ることが決まって搭乗をキャンセルし、事故を回避した。

またヘリ部隊の空中戦シーンではカメラマンの1人が片足を切断する大怪我を負うなどしている。



関連タグ編集

007 勘違い日本

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