概要
1939年〈昭和14年〉12月13日生まれ。
名前の映子は 「えいこ」と誤読されることがあるが本名は「あきこ」。
高校卒業後に東宝へ入る。本多猪四郎監督『花嫁三重奏』がデビュー作となる。
東和映画(現在の東宝東和)経由で、ヨーロッパ映画への出演が続いた。1960年にロモロ・マルチェリーニ監督のイタリア映画『レ・オリエンターリ』(サダコ役)を皮切りに、1961年にはマルチェリーニ監督の推薦で日伊合作映画『Akiko』に題名と同じアキコ役で出演。同年、西ドイツ映画『遙かなる熱風』(Bis zum Ende aller Tage)で日中混血のダンサー、アンナ・スー役を演じる。
その後は、東宝でアクション、サラリーマン物、『キングコング対ゴジラ』などの特撮映画と幅広いジャンルで活躍する。『三大怪獣地球最大の決戦』は『ローマの休日』の要素を組み込んだ異色怪獣映画だが、欧州小国のサルノ王女役を演じた。
1967年には、007シリーズ5作目の『007は二度死ぬ』に浜美枝と共にボンドガールに抜擢される。これが若林にとって最初で最後のハリウッド作品となった。
70年に入る頃に女優業を引退した。