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概要編集

イタリア首都ローマ」を舞台にした

とある国の王女新聞記者との恋物語


 主演はグレゴリー・ペックオードリー・ヘップバーン

 当初は確実に客を呼び込むため、王女役にはエリザベス・テイラーなど大物女優が予定されていた。しかし、当時すでに大スターだったペックが記者役を引き受けたため、無名でも良いから王女のイメージにぴったりくる女優を探そう、となり、結果としてヘップバーンが抜擢されるに至ったという。


 すぐにヘップバーンの才能を見抜いたペックは、クレジットにおいて彼女の名前を自分と同等の扱いにするよう要請し、撮影においても様々な演技指導を行い、その魅力を引き出すよう努めた。嘘つきの手を食いちぎるという『真実の口』に記者が手を突っ込んでみせる有名なシーンもその一つで、台本に無いペックの演技にすっかり騙されたヘップバーンの可愛らしい素の反応を見ることができる。


 なお、宝塚歌劇団がこの作品をミュージカル化している。主演は早霧せいな


 2022年5月13日には早見沙織浪川大輔関智一関俊彦を起用した新吹替版も地上波で放映された。


タカラヅカ・シネマティック 『ローマの休日』 ROMAN HOLIDAY ® & © Paramount Pictures Corp. All rights reserved. 脚本・演出/田渕 大輔



あらすじ編集

 ヨーロッパ各地を親善の為に旅行する某国の王女アンは、ローマ訪問中にこっそり滞在ホテルから抜け出し、ひょんなことで出会ったアメリカの新聞記者ジョー・ブラッドレーと共にお忍びでローマの街を散策することに。

 アンの正体に気がついたジョーは、最初、大スクープのためにアンに近づくが、ローマの街を二人で回っている内に互いに惹かれあうように……。

 でもそれは身分違いの恋


 二人は互いの胸の内を明かす事無く、元の生活に戻っていったのだった。

 ローマでの一日の思い出を胸に。


本作をテーマにしたネタおよび作品編集


余談編集

  • 作中に「スペイン広場でジェラートを食べる」有名なシーンがあるが、残念ながらその後現地の条例により同広場での飲食が禁止され、映画の真似をすることは出来なくなっている(食べこぼしで石材が痛むため)。
  • この映画のギャラを手にしたヘップバーンがまず購入したものが、大好きな新進デザイナー、ジバンシィのドレスだった。その後、二人は『麗しのサブリナ』の衣装を巡って出会い、無二の親友となっていく。


関連タグ編集

映画 洋画 アメリカ映画 パラマウント映画


イタリア ローマ

オードリー・ヘップバーン

RomanHoliday アン王女 スペイン広場 ジェラート 真実の口 ベスパ トレヴィの泉


テレビゲームききいっぱつ

GUNSLINGER GIRLヒロインであるヘンリエッタのお気に入りの映画で、『ローマの休日』を絡めたエピソードが存在する

機動戦士ガンダムUC:主人公バナージ・リンクスの住むインダストリアル7コロニーの映画館でリバイバル上映されており、ヒロインのオードリー・バーンミネバ・ザビ)はその看板を見てオードリーという偽名を使った。

有頂天1991年シングルオードリー・ヘプバーン泥棒』をリリース。

SPY×FAMILY:主演(新吹替版)の中の人がレギュラーとして出演している。アン王女は逃亡していた時、アーニャという仮名を使っていたが、奇しくも演者が同じであるスパイの母親の娘の名前もアーニャである。狙ったかどうかは不明だが、今回のキャスティングはある意味運命だといえよう。

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