※この記事にはかいけつゾロリ24巻のネタバレを含みます。
ゲーム屋の店先でテレビゲームを遊ぶゾロリ。そんなゾロリの前にテレビゲームの中からぬけだしてきた王女さまがあらわれ、ゾロリに様々なわがままを要求してくる。ゾロリは王さまになることを夢みて王女のわがままに付き合うが・・・
概要
この回では、テレビゲームの中の王国から抜け出してきたミャン王女をどうにか楽しませようとするゾロリが見られる。
そんなゾロリの行動はシリーズ全体でも珍しく、健気な彼の一面が垣間見えるお話になっている。
……そもそもゾロリはまともな恋愛経験がほぼないので、このお話が全てとも言えないが・・・
ちなみに、この巻の裏表紙はミャン王女の着せ替えがついており、コピーして切り取ることできせかえごっこが楽しめるようになっている。この着せ替えが好きだった当時の女児読者は多かったのでは無いだろうか。
結末【ネタバレ注意】
ミャン王女は現世に来てからワガママを繰り返していたが、ミャン王女のために(彼女にばれないよう夜間のアルバイトなどをこなして)地道に働きお金を稼いでいたゾロリ達の優しさに気づく。
そして、自分の世界と現実の世界の違いを知り、更には父親である王や自分の世界のモンスター達に自分が必要であると聞かされ、ゲームの世界に戻ることを選択する。
自分の行いを反省しゾロリとゲームの世界に向かうも、王様がゾロリは1度ゲームの中に入ってしまうと2度と元の世界に帰れなくなると聞かされ共にゲームの中へ行くことを断念。ミャン王女はゲームの世界へ帰って行った。
後述のアニメ版ではイシシ・ノシシと2度と会えなくなる事とママの顔を思い出し夢は自分自身で叶えるものと悟り、現実に未練が残る理由からゲームの世界に行かない事を決意する(お別れの後、イシシとノシシは自分達もゲームの世界に行けば良いと思い直すが、ゾロリに後悔の念はなかった)。
アニメ化
かいけつゾロリシリーズのアニメとしては「かいけつゾロリ」の第41話「王女さまききいっぱつ」と第42話「テレビゲームききいっぱつ」として2004年頃にアニメ化、放送。
「まじめにふまじめかいけつゾロリ」でも再登場し、2度と使えないはずだった現実世界に抜け出す方法を再度使用し、人気が下火になったゲームの筐体を流行らせようと奮闘する回となっている。
関連項目
ローマの休日…名誉ある元ネタ