ピクシブ百科事典は2023年6月13日付でプライバシーポリシーを改定しました。改訂履歴

目次[非表示]

概要

原作:みづしま志穂 絵:原ゆたか
ポプラ社から出版されたシリーズ。同社の人気シリーズ『かいけつゾロリ』は本作の絵を担当した原ゆたか氏が執筆する続編である。
基本的にはゾロリが悪事を企み、ポイポイ達にちょっかいを出しては、ほうれんそうマンに逆襲され退治される、『アンパンマン』などと同じく典型的な勧善懲悪物の絵本である。
しかし絵本の世界な為か、ゾロリの企む悪事は時折どこか滑稽な物が有り、やられては泣き喚く悪役ながらどこか憎めないキャラクター像であるゾロリは、良い子であるポイポイより次第に子供たちに人気を獲得していったらしく、その後本シリーズ終了に伴い原氏がみづしま氏の許可を得てお気に入りだったゾロリを主役にした単独シリーズを獲得するに至った。

テレビアニメ版の『ゾロリ』ではこれらについては一切触れられておらず、最初から無かった設定にされている
その後のゾロリシリーズの大ヒットのおかげで、現在ではすっかり影が薄くなってしまっており、両作に出るのはゾロリ、妖怪学校の先生、ゾロリーヌ(ゾロリの母)くらいで、主人公のポイポイはそれ以降音沙汰がない。一応、ゾロリの第一作の「ドラゴンたいじ」に付属している「ゾロリしんぶん」にほうれんそうマンシリーズが宣伝されている程度(この時にポイポイのイラストもあるのだが、この時のセリフは「僕のことも忘れないでね」、これが現時点でのポイポイの最後の登場シーンとなっている)。また、原作に付属している「ゾロリしんぶん」の連載漫画「ゾロリちゃん」にヒロインのすみれをモチーフにしたと思われる「うさぎちゃん」が登場している。

一方、『ゾロリ』の原作(絵本)全エピソードの巻末に「このお話の主人公かいけつゾロリは原ゆたかがみづしま志穂の了解を得て新たに執筆したものです」という旨の表記が必ず記されている。本作に興味を持ったのであれば是非読んでみるのをオススメする。

なお、同じかいけつゾロリの関連作品であるイシシとノシシが主人公の『スッポコヘッポコへんてこ話』はもっと!でアニメ化されているのだが、本シリーズは無印にアニメ化された『きょうふのやかた』で本シリーズでの出来事をなかったかのような描き方をされたためか、アニメ化の兆しは未だにない。

登場キャラクター

ポイポイ
の男の子。ほうれんそうを食べると、ピンクのお顔・緑のマントのほうれんそうマンに変身し、数倍のパワーが出せる。
年齢は初登場時6歳、最終的に小学2年生。

ゾロリ
本作では悪役としての登場。ゾロリ城に1人で住んでいる。『ゾロリ』シリーズで見られる股旅姿は、「ゆうれいじょう」の最終ページのみの登場である。年齢は初登場の時点で99~100歳(!)、最終巻『ゆうれいじょう』で102歳の誕生日を迎える。
最終回でいたずらの王者になるべくゾロリ城を飛び出し、『かいけつゾロリ』第1作に繋がっていく。が、最近はゾロリ本人もその目的を忘れがちである。
なお、その後のゾロリ城についてだが、ぼくしさんロボットの「世界で一番好きな人の名前を言って指輪を交換すれば、あなたはこのお城のお姫様です」と発言とゾロリの「すみれちゃんと結婚できなきゃ城を追い出される」と言う発言からポイポイカップルに明け渡したと思われるが、真相は不明。

ポンチ
の男の子。泳げない。
シマオ
大柄なの男の子。
イヌジ
の男の子。食いしん坊
スミレちゃん
うさぎの女の子で本作のヒロイン。ロリコンゾロリに狙われる。
さゆり先生
ポイポイ達の担任で、ゾロリの憧れの的。

ようかい学校の先生
「ようかいじま」で初登場し、『ゾロリ』シリーズにも準レギュラーとして登場している。
ゾロリママ(ゾロリーヌ)
『ゾロリ』シリーズにも登場するゾロリのママ。ただし、設定は若干異なっている。

シリーズ一覧

番号タイトル初版
1へんし~ん ほうれんそうマン1984年11月
2ほうれんそうマン よいこの1年生1985年3月
3ほうれんそうマンのおばけやしき1985年7月
4ほうれんそうマンのじどうしゃレース1985年12月
5ほうれんそうマンのようかいじま1986年7月
6ほうれんそうマンのようかいがっこう1987年2月
7ほうれんそうマンのゆうれいじょう1987年6月


余談

  • 言及はされていないが、ポイポイの名前や「ほうれん草を食べると超人的なパワーを引き出す」能力はポパイの影響を受けていると思われる。しかしポパイは一度きりのモブキャラの筈が、何をやっても死なない不死身な個性が人気を博して主人公になった経緯があった。
    • ゾロリが子供たちに人気を得たことに加え、スピンオフである『かいけつゾロリ』が長寿作品としてヒットした以降でポイポイは影が薄くなり、ポパイから主人公の座を奪われたハム・グレイヴィのようになってしまったのは何の因果か。それどころか世代によってはゾロリの知名度(アニメから入った人などはほうれんそうマンを知らない世代が多い事)や人気故にゾロリに感情移入しやすいせいで人によってはほうれんそうマンを嫌っていた人もいたとか… オイオイ…。一応、ガールフレンドを奪われずに済んだのが幸いか。


関連タグ

絵本 かいけつゾロリ 
ヒーロー

主人公(笑)

…以下は本作と同じく外伝、スピンオフの影に隠れてしまった本編作品(カッコ内は外伝作品)。ゾロリと本作の関係のように、世代や趣味趣向によっては本編のほうを知らないというケースも少なくない。
魔導物語(ぷよぷよ)
桃太郎伝説(桃太郎電鉄)
おさわり探偵小沢里奈(なめこ栽培キット)

関連記事

親記事

原ゆたか はらゆたか

兄弟記事

pixivに投稿されたイラスト pixivでイラストを見る

このタグがついたpixivの作品閲覧データ 総閲覧数: 3145

コメント

問題を報告

0/3000

編集可能な部分に問題がある場合について 記事本文などに問題がある場合、ご自身での調整をお願いいたします。
問題のある行動が繰り返される場合、対象ユーザーのプロフィールページ内の「問題を報告」からご連絡ください。

報告を送信しました