概要
主に以下のいずれかの意味で用いられる。
- 過去に作成・創作されていた作品や商品等をなかったことにすること。
- 原作(原典)となる作品に登場するキャラクター・人物を、原作をメディアミックスした別の作品では存在しないものとして扱う事。
- 作品内のストーリーで特定のキャラクター・人物が、生き物としては勿論の事、人々の記憶からも抹消されてしまう事。
1の意味
主に恋愛ゲームやエロゲが原作のアニメ版に対して用いられやすく、原作レイプとも言える描写・設定が強いと原作ファンからこの扱いをされる傾向にある。
なお、恋愛ゲームやエロゲが原作のアニメ版以外にも、原作レイプやキャラ改悪などが多かった続編やリメイク、スピンオフにメディアミックス等の作品に対しても、原作ファンからこの扱いをされる場合もある。
また、何かしらの不祥事を秘匿していて、のちに発覚した際にも施される。
2の意味
原作となる漫画やアニメ等の作品にはちゃんと登場していたキャラクター・人物が、その作品がメディアミックスした際に最初から存在しなかったこと同然に扱われるとファンからこう呼ばれる。
該当するメディアミックス要素が原作へ逆輸入された結果、巻き添えで以降の原作シリーズに一切登場出来なくなった場合はより深刻である。
ただし、メディアミックスした作品そのものが『原作とは異なるオリジナルストーリーになったから(もしくは打ち切りやエタってしまったから)』と言う場合は存在どころか登場する頃の時系列そのものが抹消されたということになるため当てはまらない(TBSテレビ版ダイの大冒険の竜騎衆以降のキャラクター達がまさにそれ)。
該当ケース一覧
- パーマンが1980年代にリメイクされた時のパー坊(パーマン5号)
- 遊戯王GXの漫画版での前田隼人と大徳寺
- 咲-Saki-の実写版での須賀京太郎
- 恋姫†無双のアニメ版での北郷一刀
- 学級王ヤマザキのアニメ版での苦院エリカ
- ただし、お世辞にも褒められたものではない容姿と『エリカ』という我々の生きる現実世界(の日本)においてもありふれた名前であるという事情から『原作漫画の時点で実在するエリカという名前の人達が風評被害を受けてしまっているのでそれを加速させないため』というやむを得ない事情もある。
- くまクマ熊ベアーのWEB版以外での王都ギルドの受付嬢ラン
- ガールフレンド(仮)のアニメ版での男主人公
- 前述の恋姫†無双のアニメ版と同じく、彼が存在抹消されたことにより『男主人公とヒロインの交流』から『女性キャラ同士の交流』を楽しむ作品に路線変更してしまった。
- 星のカービィのアニメ版等でのアドレーヌ
- トリコのアニメ版でのトール隊長
- デュエル・マスターズのソシャゲ版の超神星ブラックホール・サナトス
- TCG版では背景ストーリーでラスボスとして登場したはずが、ソシャゲ版では未実装になったことにより、背景ストーリーでは存在が抹消されてしまい、その代わりに超神星ビッグバン・アナスタシスと戦う相手が超神星ネプチューン・シュトロームに変化されてしまった。
3の意味
作品内に登場するキャラクター・人物が何らかの理由で、この世からいなくなるのは勿論の事、同じ世界に生きるキャラクター・人物達の持つ記憶・情報からも完全に忘れ去られること。
例:海賊戦隊ゴーカイジャーの宇宙最大のお宝の代償
余談
上記以外にも今井リサの弟のように『公式作品で存在が示唆されていたにもかかわらず、大人の事情で存在抹消される』という特殊なケースも存在する。
関連タグ
1の方
欠番:シリーズから特定作品が、作品から特定エピソードが存在抹消される場合はこう呼ぶ。
記録抹殺刑(ダムナティオ・メモリアエ):後述の3番にも当て嵌まる
2の方
モブキャラ、チョイ役:メディアミックスで存在抹消されがちなキャラクターの原作(原典)となる作品での立ち位置(例:TVアニメ版戦闘潮流のブルりんや、前述のトール隊長etc.)。
ゲストキャラ:『原作の単発エピソードをメディアミックスで全て行うのは難しい』という事情で、前述のモブキャラやチョイ役と同じく存在抹消されがちな原作(原典)となる作品での立ち位置(遊戯王のアニメ版の騒象寺や鶴岡etc.)。
3の方
関連?作品
渡る世間は鬼ばかり:『約20年の期間に渡って放送されていた実写ドラマ』という事情もあってか、メディアミックスでもないのに、物語の途中から登場人物が存在抹消されるというレアケースのあった作品。